Diary on wind(跡地)

おもにPC関係(2008-2013)、跡地兼日記避難所(2014-)

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端末(terminal)を起動する [ubuntu 12.04]

2012-05-31 07:35:53 | Ubuntu攻略

端末(ターミナルやコンソールとも言う)の起動について。
今さら単発の記事で取り上げるような事ではないと思うのだけれど、検索ワードで端末の起動方法についての問い合わせが多かったので。

○方法 [ubuntu 11.10以降]

1. デスクトップ画面左上のDashホームをクリック。

2. テキストボックスに「terminal」または[Ctrl]+[スペース]キーで日本語入力に切り替えて「端末」と入力する。

3. アプリケーションの一覧に「端末」というアイコンが出てくるのでこれをクリックする。

4. 端末が起動する。

コメント (6)

日本語環境でアルファベットの表示がおかしい [ubuntu 12.04]

2012-05-25 22:45:26 | Ubuntu攻略

ubuntu 12.04で日本語フォントが正しく表示されない問題を修正。

これはubuntu 11.10から起こっていた問題なのだが、日本語環境で日本語フォントを使用していると、一部のWebページやテキストエディタなどのソフトでアルファベットの表示が乱れるというもの。
下の画面の例では日本語(マルチバイト文字)は正しく表示されているが、半角アルファベットが上下に少しずつずれて表示されている。

ubuntu 11.10の時は設定ファイルをあれこれ書き換えたりしていたが、そんなことをしなくても簡単に問題を回避できる方法がUbuntu Japanese Teamコミュニティによって提示されていたようだ。

○方法

端末(ターミナル)を開いて次の1行のコマンドを実行するだけ。

$ sudo fontconfig-voodoo -s ja_JP

実行したら、起動中のアプリケーションを再起動するか、またはubuntuそのものを再起動させる。

○参考文献

[EOF]


GF GTX560 Ti搭載PCにubuntuを導入 [ubuntu 12.04 LTS]

2012-05-11 06:48:51 | Ubuntu攻略

NVIDIA GeForce GTX560 Tiを搭載したPCにubuntu 12.04 LTSをインストールするのにやや苦労したので、導入手順を書き残しておくことにします。

ここではIntel Core i3Asus P8Z68-M PROELSA GLADIAC GTX 560 Ti miniで組んだPCを使用しています。

○ubuntu 12.04インストールまでの経緯

新調したPCにubuntu 12.04 Beta 2をインストールしようとubuntuのLive環境を起動しようとするも、起動シークエンスでテキスト画面のまま表示が停止。
BIOSの設定で初期化GPUをCPU内蔵グラフィック(Intel HD Graphics)に変更したところ、普通に問題なくデスクトップ画面が表示されたので、NVIDIAグラフィックボードの標準ドライバー(nouveau)が問題を起こしているものと判断。
しかし解決方法がわからず、あきらめて旧バージョンを入れてみることに。
すると今度は起動シークエンスでディスクコントローラー(ATAインターフェース)絡みと思われるエラーが出る始末で、一旦はubuntu導入を断念。
そしてついこの間ubuntu 12.04安定版がリリースされたので、これを導入してみることに。

○導入手順

基本的には標準のNVIDIA GPU用デバイスドライバー(nouveau)を無効にした上で普通にインストール作業を行います。
インストール作業が終わったらサードパーティ(NVIDIA)製のLinux用デバイスドライバー(nvidia-current)をインストールします。nvidia-currentをインストールするとnouveauは無効化されます。

1. ubuntu 12.04 Desktop EditionのLive CDイメージをダウンロードする。

国内のミラーサーバー(筑波大学富山大学山形大学北陸先端科学技術大学院大学KDDI研究所)からであればより速くダウンロードできます。

2. ダウンロードしたファイルをCD-R/RW(700MB)またはUSBメモリに起動可能イメージとして書き込む。

USBメモリへの書き込み方法は以前に紹介した方法と同じです。

3. USBメモリからubuntuを起動する。

USBブートして「Installer boot menu」が表示されたら、「Run Ubuntu from this USB」を選択して「TAB」キーを押します。
起動オプションを入力する画面になるので、後ろの方に「nouveau.blacklist=1」を追加。「Enter」キーを押します。(nouveau.modeset=0でもいけるみたいです。)
(※日本語キーボードで「=」を入力するには「^」キーを押します。)
ubuntu Installer boot menu

4. 普通にubuntuをインストールする。

インストール画面の途中で、インターネットからアップデートファイルを入手・適用するオプションがあるので、これにチェックを入れておきます。
それ以外についてはいつも通り。

5. NVIDIAのドライバをインストール。

ubuntuが正常にインストールされ無事に起動したら、「追加のドライバー」アプリケーションを開いて、NVIDIA製のグラフィックスドライバーがインストールされていることを確認します。
ubuntuが起動しない場合はGRUB2ローダーの画面でubuntuを選択した状態で「E」キーを押して、起動オプションに「nouveau.blacklist=1」を指定します。起動したら「追加のドライバー」でNVIDIAのドライバー(nvidia-current)をインストールします。nvidia-currentをインストールするとnouveauは無効化されるので、次回からは起動オプションを変更する必要はありません。
追加のドライバー

 ※マルチディスプレイ環境の構築

ubuntu標準のシステム設定にある「画面」プロパティではマルチディスプレイを設定できないことがあります。
ディスプレイ設定

NVIDIAグラフィックスドライバーと一緒に「NVIDIA X Server Settings」という設定ツールがインストールされているはずです。
ここからは問題なく設定できるようです。

NVIDIA X Server Settings


wubiでLubuntuを導入する [Lubuntu 12.04]

2012-05-09 08:40:15 | Ubuntu攻略

NECのネットブック「PC-BL350/FWシリーズ」にwubi経由でLubuntu 12.04をインストールする。

○wubi(Windows-based UBuntu Installer)とは

現在ubuntuの利用方法には主に次の4通りがあります。

  • ハードディスクに新しく領域を作ってインストール - 普通にWindowsをインストールするのと同じ要領で新しい領域にubuntuをインストールする。既に他の領域にWindowsがある場合はさらにGRUB2ローダーによるマルチブート環境を作る。
  • Live CDやUSBメモリだけで運用する - ハードディスクにインストールせず、CD-R/RWやUSBメモリからUbuntuを起動・利用する。
  • 仮想環境にインストール - VirtualBoxなどの仮想マシンソフト上でVM(仮想機械)を作り、そこにインストールする。既存のOSを利用しつつUbuntuを利用できるのが利点。
  • wubiを使ってWindowsにインストール - Windowsと同じ領域(NTFSパーティション)に仮想的なディスクドライブ・ファイルを作成してそこにUbuntuをインストールする。ただし仮想環境へのインストールとは異なり、Windowsとのデュアルブートが組まれて実際のハードウェア上で動作する。つまりハードディスクにインストールした場合とほぼ同じように扱われる。ハードディスクに新しく領域を作る必要が無くアンインストールも簡単にできるのが利点だが、Windowsの領域やファイルシステムが壊れるとubuntuも起動できなくなるのが欠点。

今回はパソコンのリカバリ領域が壊れるリスクを回避するため、wubiを使ってWindowsと同じ領域にLubuntuをインストールすることにしました。
ちなみにLubuntuはubuntuの公式な派生ディストリビューションで、軽量でメモリ消費量が少ないのが特徴です。ただubuntuとは異なりLTS(長期サポート)はないため、Lubuntu 12.04のサポート期間は18ヶ月です。

○導入手順

1. wubiを入手する

ubuntu公式ホームーページからDesktop Editionのダウンロードページを開き、「Other ways to get Ubuntu」にある「Windows installer」をクリック。(DL直リンク)
Desktop download Ubuntu

 2. ダウンロードしたwubi.exeを開く。

インストールドライブ、インストールサイズ(5-30GB)、デスクトップ環境(Ubuntu、Kubuntu、Xubuntu、Mythbuntu、Edubuntu、Lubuntu)、言語、ユーザー名、パスワードを決める。
wubi

3. 「インストール」ボタンをクリックすると自動でインストールに必要なLive CDイメージのダウンロードとインストール準備が行われる。
既にwubi.exeと同じフォルダーにlubuntu-12.04-desktop-i386.isoが存在する場合はダウンロード処理は省略される。
またLive CDイメージはlubuntu.netここから直接ダウンロードできる。Lubuntuにはミラーサーバーはないので、直接ダウンロードが遅い場合はtorrentを使うとよい。
lubuntu simplify your computer

4. 準備が完了すると再起動を求められるので再起動する。

5. POST BIOS起動後、通常ならWindowsが起動する段階でLubuntuのインストール作業が自動で始まる。

6. Lubuntuのインストールが完了して再起動するとWindowsブートマネージャーが起動し、Lubuntuとデュアルブートが組まれていることがわかる。
標準ではWindowsを起動するように選択されているので、カーソルキーでLubuntuを選択してEnterキーを押すとLubuntuが起動する。
Windowsブートマネージャー

BL350/FWでは特別にデバイスドライバをインストールすることなく、デスクトップ画面や外部モニタも正常に表示できた。
無線LANアダプタはIntel WiFi Link 1000 BGNであり、Linuxカーネルに標準で組み込まれているドライバ「iwlwifi」で問題なくWPA2暗号化でインターネットに接続できた。
接続情報

標準で搭載されているインターネットブラウザはgoogle Chromeの派生元であるChromium。Flash Playerはインストールされておらず、Synapticパッケージマネージャで「flashplugin-installer」をインストールする必要がある。
Lubuntu Chromium

※Lubuntuのアンインストール方法

wubi経由でインストールしたubuntuは、Windows上のプログラムのアンインストールからアンインストールを行うことができる。
ハードディスクに領域を作ってインストールした場合と異なり、領域削除やMBR(マスターブートレコード)の修復は必要ない。Windowsブートマネージャーのメニュー項目の登録解除も自動で行われる。
wubi Lubuntu アンインストール


ペンタブのペン先での右クリックを有効にNo.2 [Ubuntu 11.10]

2011-10-15 21:08:43 | Ubuntu攻略
UbuntuでWacom製ペンタブレットのペン先での右クリックを有効にする方法。

WindowsのコントロールパネルのWacomペンタブレットの設定で「サイドスイッチエキスパートモード」という設定がある。
ここで「ペン先とともにクリック」に設定すると、サイドスイッチを押したままさらにペン先でタップしないと右クリックができない仕様になる。
これと同じような設定をUbuntuで行う。

Ubuntu 11.04以前についてはこちらを参照 ペンタブのペン先での右クリックを有効にする [Ubuntu 11.04]

Ubuntu 11.10ではGNOME 3が採用されたことによって仕様が変わったのか、以前の方法が通用しなくなったので新たな方法を模索することに。でも苦労するかと思いきや割と簡単な方法で済ませることができた。

○設定手順

1. メニューバー右端のアイコンをクリックして"システム設定..."をクリック。
"gnome-control-center wacom"(システム設定 - ワコム グラフィックスタブレット)を開く。
サイドスイッチの設定で「マウスの右ボタンクリック」に設定してあることを確認して閉じる。
GNOME Control Center - ubuntu

2. パッケージ"dconf-tools"を導入する。
Terminal - ubuntu

3. "dconf-editor"(dconf Editor)を開く。

4. 左のリストから"org.gnome.settings-daemon.peripherals.wacom"を選ぶ。

5. 右のリストの"tablet-pc-button"にチェックを付ける。
Configuration Editor - ubuntu

6. 閉じて再起動する。
Shutdown - ubuntu

○参考文献


USBメモリを使ってUbuntuをインストール No.2

2011-08-27 00:39:53 | Ubuntu攻略

以前Ubuntuのディスクイメージを丸ごとUSBメモリに書き込んでそこからHDDにUbuntuをインストールする方法を紹介しましたが、あちらはどうも非標準の方法のようなので、今回は一般的な方法を紹介します。

○書き込み準備

1. isoファイルを入手

ここ(http://www.ubuntu.com/)からUbuntuのインストールディスクイメージを入手します。
現在最新の安定バージョンは11.04 (Natty Narwhal)。
最新のリリース状況はこちら(https://wiki.ubuntu.com/Releases)で確認。

なお、Ubuntuのインストールディスクイメージ(LiveCD)は3x2の計6種類あります。具体的には、

  • Alternate (32ビット版、64ビット版) - CUI版起動/インストールディスク、アップグレードインストール
  • Desktop (32ビット版、64ビット版) - GUI版起動/インストールディスク
  • Server (32ビット版、64ビット版) - サーバー向けインストールディスク

です。
通常、新規インストール時はDesktop版を利用します。Alternate版はテキストベースのインストーラーで、Desktop版が動作しない場合やアップグレードインストールに利用します。
Desktop版とAlternate版ではディスク内容が少し違います。

Desktop版LiveCD
ubuntu-11.04-desktop-amd64.iso

Alternate版LiveCD
ubuntu-11.04-alternate-amd64.iso

ここではDesktop版をダウンロードすることにします。
Desktop版はubuntuホームページのダウンロードページから入手できます。Alternate版とServer版はこちらから入手できます。

2. USBメモリを接続する。
USBメモリはFAT32フォーマットであれば必ずしも空である必要はないですが、念のためにも重要なファイルは別の場所に移しておくことをお勧めします。もしNTFSフォーマットであればFAT32でフォーマットし直す必要があります。

○ディスクイメージをUSBメモリに書き込む
3. http://www.pendrivelinux.com/universal-usb-installer-easy-as-1-2-3/ からUniversal USB Installerを入手。
ダウンロードした実行ファイルを開きます。
最初の画面は「I agree」をクリックして次に進みます。

4. 「Step 1」で「Ubuntu 11.04」を選択。
「Step 2」でダウンロードしたディスクイメージのファイルを選択。
「Step 3」でUSBメモリのドライブ文字を選択します。
USBメモリへの書き込みを行う前にフォーマットする場合は「Format X: Drive(Erase Content)」にチェックを入れます。
「Step 4」でUSBメモリに確保する保存領域の容量を設定します。ここで設定した容量分だけ、USBメモリ上のUbuntuでユーザーデータを保存できます。
Universal USB Installer 1.8.6.2 Setup

5. 「Create」をクリックすると書き込みが始まります。

この先の手順は前回の記事の「BIOSの設定」を参照してください。

 

○Desktop版ディスクイメージ内にあるusb-creater.exeを利用

Desktop版LiveCDにあるusb-creater.exeを使ってもまた、USB起動ディスクを作成できます。これはUbuntuにインストール済みのアプリケーション「スタートアップディスクの作成」と同じです。
ただ、LiveCDからusb-creater.exeを取り出すのがちょっと面倒。
Make Startup Disk(usb-creater.exe)


ペンタブのペン先での右クリックを有効にする [Ubuntu 11.04]

2011-08-16 00:44:23 | Ubuntu攻略

UbuntuでWacom製ペンタブレットのペン先での右クリックを有効にする方法。

WindowsのコントロールパネルのWacomペンタブレットの設定で「サイドスイッチエキスパートモード」という設定がある。
ここで「ペン先とともにクリック」に設定すると、サイドスイッチを押したままさらにペン先でタップしないと右クリックができない仕様になる。
これと同じような設定をUbuntuで行う。

今回の設定対象はUbuntu 11.04。
それ以前のバージョンでもUbuntu 9.04以降なら設定不要でWacomのペン入力デバイスが使えるようだけど、同じようにして設定できるかどうかは不明。

Ubuntu 11.10以降はこちらを参照 ペンタブのペン先での右クリックを有効にNo.2 [Ubuntu 11.10]

○設定手順

1. 端末(コンソール)を起動する。

2. 「xsetwacom --list dev」を実行する。
ペンタブレットデバイスが接続・認識されていればいくつかのデバイス名・ID・種別のリストが出力される。

3. 「xsetwacom --set "[デバイス名]" "TabletPCButton" "on"」を実行する。
[デバイス名]には手順2で出力されたリストのうち種別が「STYLUS」になっているデバイスのデバイス名を入れる。

4. 設定は即時適用される。ちゃんと右クリック時の挙動が変わったかどうかを確認する。
設定の確認は「xsetwacom --get "[デバイス名]" "TabletPCButton"」でできる。

○実行・出力例

$ xsetwacom --list dev
Wacom BambooFun 4x5 eraser      	id: 15	type: ERASER    
Wacom BambooFun 4x5 cursor      	id: 16	type: CURSOR    
Wacom BambooFun 4x5 pad         	id: 17	type: PAD       
Wacom BambooFun 4x5 stylus      	id: 18	type: STYLUS    
$ xsetwacom --get "Wacom BambooFun 4x5 stylus" "TabletPCButton"
off
$ xsetwacom --set "Wacom BambooFun 4x5 stylus" "TabletPCButton" "on"
$ xsetwacom --get "Wacom BambooFun 4x5 stylus" "TabletPCButton"
on
$

○第2の方法 : 起動時に自動で設定を適用するようにする

上のコマンドを実行しても設定は保持されないので、次回のubuntu起動時に元の設定に戻ってしまう。
そこで起動時に自動で設定コマンドが実行されるようにしておく。

ホームディレクトリ下に".xsessionrc"というファイルを作ってそこに上で実行した設定コマンドを記述する。
当然".xsessionrc"は隠しファイルなのでファイルマネージャー上であれこれするのは、まあいろいろと面倒。
端末(コンソール)を起動して"gedit ~/.xsessionrc"(GEditで編集する場合)を実行したほうが手っ取り早い。
right tablec pc setting(xsessionrc))

○第3の方法 : 今度こそ自動で設定を適用するように

実は上の方法だと、ubuntu起動時に設定対象のペンタブレットデバイスが接続されていない場合は設定が適用されない。
つまり起動した後にペンタブレットデバイスを接続した場合はコマンドを実行しなおす必要がある。
ところがその欠点を克服できるもっといい方法があったのだー。
まあいろんな設定方法やその長所短所を知っておいたほうが後々役に立つかもってことで、こんな流れになってしまったのよ。

それで本題に入ると、方法はとても簡単。
端末(コンソール)を起動して"gksudo gedit /usr/share/X11/xorg.conf.d/50-wacom.conf"(GEditで編集する場合)を実行。
一番最初のセクションの最後の行に「Option "TPCButton" "on"」を追加して保存する。

ubuntu 10.04以前の場合は設定ファイルの場所が"/usr/lib/X11/xorg.conf.d/10-wacom.conf"になっているので注意。

○参考文献


無線LAN APへの接続方法 [Ubuntu]

2011-05-01 15:21:37 | Ubuntu攻略

無線LANアクセスポイントへの接続方法を紹介。
アクセスポイント側の設定は機種によって様々なのでそちらのマニュアルを読むこと。
ここでは無線LAN子機にIntel Centrino Advanced-N 6200を使用している。

○Ubuntu での利用
Intel製の子機 + Linuxカーネルが 2.6.24 以降であれば既にカーネルにドライバが組み込まれているので即時利用可能。
これまで通りにnetwork-managerなどを利用して設定を行えばよい。
一応ドライバ情報はこちら →http://www.intellinuxwireless.org/
Intel製でない無線LAN子機の場合はドライバの入手、インストールが必要。
例えば現在のDELLノートPCによく使われているBroadcom製の子機であれば、aptitude等でパッケージ「broadcom-sta-common」をインストールする。

Ubuntu 10.04のnetwork-manager上ではPlaintext(平文), WEP, WPA, WPA2(PSK, EAP(LEAP, EAP-TLS, EAP-TTLS, PEAP))を標準でサポートしている(使用する子機やドライバのサポート次第では変わってくるかも)

○network-managerのGNOMEアプレットを利用して接続
1. アイコンを右クリックしてネットワーク、無線LANが有効になっているか確認。

2. アイコンを左クリックして接続したいアクセスポイントを選ぶ。

SSID非通知のアクセスポイントに接続するには「ステルスモードの無線ネットワークへの接続」を選ぶ。

WPA-PEAPで接続する際には信頼できる証明機関(CA証明書)を選択する必要がある。
証明書ファイルは/etc/ssl/certにまとめてあるのでここからファイルを選択する。
もし見当たらなければaptitude等でパッケージ「ca-certificates」をインストールするとよい。

証明機関がピンポイントでわからなければ証明書を1つにまとめたファイル /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt を選択する。
これは前記事のIntelの接続ツールで言う「信頼CAのいずれか」を選択していることと同じ。。
ca-certificates.crtの説明(update-ca-certificatesのマニュアルより引用)

/etc/ssl/certs/ca-certificates.crt
     A single-file version of CA certificates.  This hold all CA cer-
     tificates that you activated in /etc/ca-certificates.conf.

ちなみに「dpkg-reconfigure ca-certificates」よりコンフィグファイルの再設定ができる。

接続テスト

jPerfを用いた通信速度測定
相手方がギガビットイーサーネットに対応していないので100Mbpsは超えなかったが、802.11gの理論上の最大通信速度 54Mbpsを上回っているので802.11nで動作していることは確認できた。
ちなみに54Mbps以上で通信している間はGNOMEアプレットの接続情報の速度が「不明」と表示される。
→ Ubuntu 11.04で修正されています。

※Intel製無線LANモジュールでの11n接続が安定しないという報告があったようで、Ubuntu 10.10ではiwlagn(ドライバ)側で11n接続が無効になっています。Intelが問題を修正したら元に戻すとのことです。(詳細)(2010/10/12追加)
→ 11.04よりiwlagnでの802.11n接続が有効になりました。(2011/04/29追加)



○更新履歴
11/05/01 無線LAN APへの接続方法 [Win7,Ubuntu] から分離。11.04情報を追加。


USBメモリを使ってUbuntuをインストール No.1

2010-10-12 17:02:18 | Ubuntu攻略

ここに書いた手順はあまり一般的でない方法です。
公式で推奨する手順に従った説明ページを作成したのでこちらを参照してください。

USBメモリを使ってUbuntuをインストール No.2

CD-RやCD-RWの代わりにUSBメモリにディスクイメージを書き込んでそこからHDDにUbuntuをインストールする方法を紹介します。
ここではUbuntu 10.04 LTS Desktop EditionをPOCKET BITに書き込んでいます。
USBメモリは1GB以上のものであれば問題ありません。

※Ubuntu Studioはこの方法ではインストールできませんでした。

○書き込み準備
1. isoファイルを入手
ここ(http://www.ubuntu.com/)からUbuntuのインストールディスクイメージを入手します。
現在最新の安定バージョンは10.10 (MaverickMeerkat)です。
最新のリリース状況はこちら(https://wiki.ubuntu.com/Releases)で確認してください。

2. USBメモリを接続する。
USBメモリはFAT32フォーマットであれば必ずしも空である必要はないですが、念のためにも重要なファイルは別の場所に移しておくことをお勧めします。
もしNTFSフォーマットであればFAT32でフォーマットし直す必要があります。

○ディスクイメージをUSBメモリに書き込む
3. http://unetbootin.sourceforge.net/ からUNetbootinを入手。
ダウンロードした実行ファイルを開きます。

4. 「Diskimage」にチェックを入れ先ほどのディスクイメージファイルを選択。
「Drive」でUSBメモリのドライブ文字を選びます。
必ず Drive がUSBメモリのドライブ文字に設定してあることを確認してください。


5. 「OK」をクリックすると書き込みが始まります。
ときどきプログレスバー(進捗状況)が止まってフリーズしたかのように見えますが、これは進捗状況の表示が書き込んだデータ量ではなくファイル数を基準としているためです。
サイズの大きいファイルを書き込んでいる間は止まっているように見えることがあります。

書き込み完了



○BIOSの設定
最近のパソコン(のBIOS)はUSB-HDDやUSBメモリからOSを起動することができるようになっていますが、
初期設定ではこの機能が無効になっていたり、デバイスの起動順位の設定により起動しないようになっていたりします。
そこでこの設定を変える必要があります。

6. USBメモリは差したままパソコンを再起動してBIOSの設定画面に入ります。
ここからの設定手順は機種によって様々ですがいくつか例を挙げます。

例1:
この機種ではデバイスの起動順位の設定を変えるだけで済みました。
First-boot Device を USB-HDD に設定。BIOSの設定を保存して再起動するとUSBメモリからUbuntuが起動します。


例2:
この機種では2段階の設定が必要でした。
まず「External Drive Boot(外部ドライブからの起動)」を「Enabled(有効)」にします。

この時点ではまだBIOSがUSBメモリを認識していないので、一度BIOSの設定を保存して再起動し再びBIOS設定画面に入ります。
起動デバイス順位で設定項目を見ると「Sony Storage Media」という項目が追加されていたのでこれを選択して設定保存、再起動後無事起動しました。


例3:
そもそもBIOSの設定が必要なかった例。
電源を入れてからESCキー(これは機種によって違う)を押し続けると起動デバイス選択画面が表示されます。
ここで「USB KEY: Sony Storage Media」を選択してエンターキーを押すとUSBメモリから起動できます。


○インストール作業へ
7. 無事にUSBブートに成功するとOS選択画面が出るので「default」を選択してエンターキーを押します(UNetbootinの場合のみ)

8. Ubuntuが起動します。

あとは普通にインストールを行うだけです。
ここから先は(https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Install/InstallUbuntu)に丁寧な解説があるのでここを参考にしながら作業を進めていきましょう。

注:USBメモリから起動していますが、Ubuntu側はCDから起動したつもりでいるため通常はUSBメモリにファイルを書き込むことはできません。


デフォルトでWindowsを起動するように設定する [Ubuntu 10.04(GRUB2)]

2010-09-19 11:23:17 | Ubuntu攻略

日本語のサイトをちょこっと検索してみたがUbuntu 8.xx時代の話ばかりで当てにならなかったので、海外サイトを調べまとめてみた。


○前置き
Ubuntu 10.04(正確には9.10以降)では新規インストール時にGRUB2というブートローダーがインストールされるが、これはUbuntu 8.xxで使われていたGRUBとは大きく仕様が変わっているらしい。
なのでUbuntu 8.xxの解説にあるmenu.lstの編集は通用しない。
(ただしUbuntu 9.04以前から9.10以降にアップグレードしている場合はGRUB 2を手動でインストールしない限りはGRUBのまま。
自動でGRUBからGRUB2にアップグレードされることはない。)

とりあえずGRUB2の解説リンク集
・GNUのGRUB2マニュアル→ http://www.gnu.org/software/grub/manual/
・Ubuntuサイトの解説(文書は公式ではなくコミュニティによるもの)→ https://help.ubuntu.com/community/Grub2
・Ubuntuフォーラムの解説→ http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=1195275

Ubuntuフォーラムの解説が一番読みやすいと思ったが、こちらは情報が古くなっている可能性もあるので、GNUのマニュアルなどと並行して読むことをお勧めする。


○本題
結論から言うと、/etc/default/grub ファイルの「GRUB_DEFAULT=0」を書き換えて「update-grub」を実行するだけ。

GRUB_DEFAULT= にはデフォルトで起動したいOSを数字、文字列、「saved」を指定できる。
・数字 - ブート選択画面で一番上に表示される項目を0、次を1、2、…とした数字で指定。
・文字列 - ブート選択画面に表示される文字列で指定する。(例:GRUB_DEFAULT="Ubuntu, with Linux 2.6.32-24-generic")
・saved - 前回選択&起動したOSをデフォルトで選択する。



○例:GRUB_DEFAULTを文字列で指定してWindows 7を標準で選択、自動ブートするように設定する
1. 端末で「cat /boot/grub/grub.cfg」を実行する(/boot/grub/grub.cfgを閲覧)
grub.cfgにブートメニューの記述があるので、この中からデフォルトに設定したいOSのメニュー項目を探してメモorコピーする。
Windows 7の場合は
menuentry "Windows 7 (loader) (on /dev/sda2)" {
というような行があるはずなので、この"Windows 7 (loader) (on /dev/sda2)"をメモorコピーする。

2. root権限で/etc/default/grubを編集する。
先ほどコピーした文字列をGRUB_DEFAULT=の後に貼りつけてダブルクォーテーションでくくる。
必要であれば GRUB_TIMEOUT も変更しておくとよい。
GRUB_TIMEOUT=-1 を指定するとタイムアウトを無効にできる(ユーザーが選択するまでブートしない。)


3. 端末で「sudo update-grub」を実行する。


・新たにWindowsや他のOSをインストール、削除した時は、これらの手順の前に「os-prober」と「update-grub」を実行してgrub.cfgを更新しておくこと。
実行・出力例:

$ sudo os-prober
[sudo] password for user: 
/dev/sda2:Windows 7 (loader):Windows:chain
/dev/sda7:Ubuntu 10.04.1 LTS (10.04):Ubuntu:linux
$ sudo update-grub
Generating grub.cfg ...
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.32-24-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.32-24-generic
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.32-21-generic
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.32-21-generic
Found memtest86+ image: /boot/memtest86+.bin
Found Windows 7 (loader) on /dev/sda2
Found Ubuntu 10.04.1 LTS (10.04) on /dev/sda7
done





・本稿とは関係ない話だが、ブートメニューの項目名(OSのタイトル?)を変えるのは予想以上に苦労するみたい。
ブートメニューは update-grub を実行した時に /etc/grub.d/ 内にあるスクリプトによって作成されるのだが、
項目名もこのスクリプトが決めている。
つまり、ブートメニューの項目名を変えるにはこのスクリプトを自分で作成、または編集しなければならない。
興味がある方はこちら(http://www.dedoimedo.com/computers/grub-2.html)を読むべし。

コメント (4)

スワップの保存先パーティションを設定[Ubuntu]

2010-09-16 21:45:20 | Ubuntu攻略
既にスワップに使うパーティションは作成済みという前提で。

・まずはパーティションの情報を取得
端末を開いて「sudo blkid」を実行する。
/dev/sda6: UUID="2bbddf04-9e8f-489c-adb2-e1ebb5ecde1e" TYPE="ext4" 
/dev/sda7: LABEL="swap" UUID="7b2cc001-0565-493a-8788-2293444003cb" TYPE="swap"

大体こんな感じでメッセージが返ってくる。
ここでスワップに指定したいパーティションのUUIDを控えておくかコピーしておく。

・自動マウントの設定
root権限でファイル /etc/fstab を開く。

この画像の水色の行のように1行を加える。
ファイルシステム名には/dev/*を指定することもできるが、UUIDを指定しておいた方が無難。
/dev/*で指定した場合は他のパーティションを追加・削除した時にこのfstabを書き換える必要がある。
UUIDで指定すればその必要がなくなる(ただしスワップに使うパーティションを作り直した場合はその新しいUUIDに指定し直す必要がある。)

ついでにその前の行に、UUIDがどのファイルシステム名を指すのかわかるようにコメント文を挿入しておくとよい。
そして保存し再起動。

・スワップとして認識・利用されているか確認

下線部の数字が0の場合はスワップを認識していないのでパーティションや設定を再確認する。

UbuntuでTimidityを使う [Ubuntu 10.04]

2010-08-01 12:24:30 | Ubuntu攻略

いろいろ苦労したので自分用に、UbuntuでのTimidityの使い方をまとめてみることにする。
ここではUbuntu Studio 10.04(x86-64版,カーネルは2.6.32-24-preempt)を利用している。

○前置き

あえて説明しておくと、Timidityは音源内蔵型?ソフトウェアシーケンサーである。
TimidityがSoundFont(音色データ、後述)を用いてMIDIファイル(楽譜データ)を演奏する。また、演奏だけでなくwav形式等でファイルに出力することもできる。
(今やMIDIファイルのやりとりはあまり見かけなくなってきたが。)

SoundFontは音色データフォーマットで、音色の種類や量、配置(マップ)はSoundFontによって様々、エフェクトのかかり具合などを決めることもできる。
もともとの使い方は、あらかじめSoundFontをメモリ上に配置して(ユーザーが下の画像のように設定画面で読み込むSoundFontを指定)、Sound Blaster AWE64等のサウンドボードがそれを読み込んでMIDIを演奏する、というものだった。演奏をハードウェアに任せることでPCの負担を抑えつつ、音色データの入れ替えを可能にして、低スペックのPCでもソフトウェアシーケンサーのようなことができる、ということを売り文句の一つにしたかったのだろうが、この機能が十分に活用されることは少なかった。


○timidityを導入

Ubuntuでは既にTimidityが入ってるはず(パッケージはtimidityとtimidity-daemonの2つ)
GUIで利用するにはさらにtimidity-interfaces-extraを導入する必要がある。

○とりあえず何か演奏させよう
本来はコンフィグファイルの設定を先に行うのだが、ここでは設定を変えずにtimidityで演奏させてみる。

まずMIDIファイルを用意して、デスクトップなど適当な場所に置く。
端末を起動して、timidity ~/Desktop/example.mid のように入力・実行する。
一部音が出ないこともあるが、GMマップであればおそらく音が出ると思う。
これは、timidityと共に既に音色データが入っていて、コンフィグファイルでそれを使うように設定されているからである。
もし音が出なかければ、選んだMIDIが指定する音色に対応した音色が元からある音色データに含まれていないのか、timidityとは全く関係ない部分(音量設定、サウンドドライバ等)の問題だろう。


○SoundFontとコンフィグファイルについて

演奏はできたものの、音は本来意図していたものとはかなり違うであろう。
それは当たり前な話で、製作者の意図した音を鳴らすにはそれにあった音源を使う必要がある。
今もなおネットに出回るMIDIファイルは、SCシリーズやMUシリーズ等のハードウェア音源を使うことを前提としたものが多い。この音源に完璧に対応したSoundFontは存在せず、自分でそれに合った複数のSoundFontを探して入れなければならない。
SoundFontはhttp://soundfonts.homemusician.net/から探すといいだろう。

SoundFontファイルの拡張子は.sf2がほとんど。時々.sfArkという拡張子のファイルを見かけるが、これはSoundFont用に最適化された圧縮形式で圧縮されていて、timidityで扱うにはあらかじめ専用の解凍ソフトを用いて解凍しておく必要がある。

コンフィグファイルには、timidity自体の設定や読み込むSoundFont、SoundFontの各音色についての音量やパンの設定を記述する。
詳細な設定をコンフィグファイルに記述して、音源を意図したものに合うように微調整を行う。
そういった味付けは後回しでよいが、最低限timidityで演奏するためには読み込むSoundFontのファイルパスを記述する必要がある。

○コンフィグ(cfg)ファイルの準備
コンフィグファイルは/etc/timidity/timidity.cfgにあるが、この場所はroot権限がないとファイルを操作できない。cfgファイルの書き換えの度にrootになるのは面倒なので、いつも使うcfgファイルは別の場所に置いておくことにする。
ここではcfgファイルを~/Music(ホームディレクトリ下のMusicフォルダ)に置き、SoundFontを~/Music/sfに置くことにする。

root権限で/etc/timidity/timidity.cfgを次のように書き換えて保存する。

source /etc/timidity/freepats.cfg

#source /etc/timidity/freepats.cfg
source ~/Music/timidity.cfg

ここで1行目は先頭に#を付けてコメント文にしている(つまりこの行は無効になる)
2行目はcfgファイル(~/Music/timidity.cfg)を読み込んでここに挿入しろ、と指定している。
(マニュアルによればcfgファイルの挿入は50段まで有効。つまり、sourceで指定したcfgファイルの中でさらにsourceでcfgファイルを指定してさらにその中で…が49回までOKてこと)

今後は/etc/timidity/timidity.cfgは一切弄る必要はなく、~/Music/timidity.cfgを扱う。
先ほど指定した場所に空のファイルを作成して指定した通りのファイル名に変える(~/Music/timidity.cfgを作る)。
これを開いて次のように編集する。

dir [SoundFontが置いてあるフォルダ]
soundfont [読み込むSoundFontのファイルパス]

dir文でフォルダパスを指定すれば、以後そこにあるSoundFontを指定する時にsoundfont文やsource文でフォルダパスを省略できる。
SoundFontにcfgファイルが付属する場合、soundfont文の代わりにsource [cfgファイル]を入れる。
SoundFontやcfgファイルを複数指定した場合は、後に読み込まれた設定が前の設定を上書きする。つまり後に書いた設定が優先。

cfgファイル設定例:

dir ~/Music/sf
soundfont sfexample.sf2
source anothorexample.cfg

編集を終えて保存したらもう一度timidityコマンドで演奏してみる。音色が変わっていれば大成功。
MIDIファイルを再生するだけであればこれだけ知っていれば十分。問題はどのSoundFontを入れたらいいのかということなのだが、これについてはここでは語らないことにする(人によって好みは様々。これから作るor聴く楽曲にあったsfを入れればよい。)

○timidityのマニュアルを読む
「man timidity」および「man timidity.cfg」コマンドでtimidityやcfgファイルの説明を読むことができる。


○GUIでtimidityを使ってMIDIを再生

・timidity-interfaces-extraを導入
元から入っているtimidityにはGUIを利用するためのプログラムが含まれていないのでサポートしていない。
GUIを扱うにはtimidityのソースコードを入手しconfigureにオプションを付けてビルドする必要があるが、
わざわざそんなことをしなくてもtimidity-interfaces-extraというパッケージがあり、これを導入するだけでGUIを扱えるようになる。


・timidityを起動
メインメニュー(上にあるバー)を アプリケーション→サウンドとビデオ とたどると TiMidity++ MIDIシーケンサ が追加されているのでこれを開く。
端末では「timidity -ia」で実行しても同じ。また、「timidity -ig」を実行するとGTK+を使用したウィンドウが現れる。
-iaオプションのXAWインターフェースは多くのdistroで動く。-igオプションのGTK+インターフェースはGNOMEのスキンが適用される。
機能面では、XAW版では再生のリピートやシャッフルができ、GTK+版ではテンポの変更やキーシフトができる。
timidity XAWインターフェースtimidity GTK+インターフェース


○高度な利用法 - TimidityをMIDI音源として利用する

・MIDIデータを外部アプリケーションから入力する
LinuxにはオーディオをサポートするカーネルコンポーネントとしてOSSとALSAがあり、Ubuntuでは両方を扱える。ただし現在MIDIデバイスやMIDIデータをサポートするのはALSAだけである。
TimidityはALSAに対応しており、ALSAに対応するシーケンスソフトウェアなどを用いてTimidityにMIDIデータを演奏させることができる。
Timidityとは関係ないが、USBオーディオインターフェースやUSB-MIDIインターフェースでもALSAに対応してさえいれば、アプリケーションからデバイスにオーディオやMIDIを出力することができる。
ALSAに対応しているデバイスの一覧はここ(http://www.alsa-project.org/main/index.php/Matrix:Main)を参照


・方法1:デーモンを使う
timidty-daemonというパッケージにtimidityのデーモンが含まれていて、通常はtimidityをインストールするとこれも一緒にインストールされる。
Ubuntu Studioでは最初から既にデーモンが起動しているはずだが、一度「ps aux|grep timidity」を実行してデーモンが動作しているかどうか確認する。
動作していなければ「sudo /etc/init.d/timidity start」でデーモンを起動させる。

これでRosegardenなどのALSA対応シーケンスソフトウェアからtimidityに出力できる。
timidityシーケンサーのポートは標準では4ポートなので、ソフトウェア側からはtimidityのポートが4つ見える。
ポートの数は --sequencer-ports=n のように指定することができる。
cfgファイルを書き換えた時は「sudo /etc/init.d/timidity restart」を実行してデーモンを再起動。

音のテンポが一定にならない場合は方法1をあきらめて方法2や方法3をやってみる。

・方法2:デーモンを使わず一時的に常駐させる
「timidity -iA -Os」を実行する。これはALSAインターフェースから入力しALSAオーディオデバイスに出力する、というコマンド。

これを実行するとソフトウェア側からは同じく4つのポートが見えるようになるはず。
デーモンを使った場合とは違い、timidityの詳細なオプションが使用でき、またファイルに出力することもできる。
例えば安定性を重視して音を鳴らしたいのであれば「timidity -iA -Os -B4,9」のように、-Bn,mオプションを使用する。
例えばアプリケーションからMIDIを入力してwavファイルに出力するなら、
「timidity -iA -Ow -o ~/Desktop/output.wav --sequencer-ports=1」などと実行し、アプリケーションでMIDIを再生する。
MIDI再生を終えたら端末でCtrl+Cキーを押すとファイルへの記録を終える。
最初にMIDI再生が始まるまではファイルへの記録は始まらず、また、MIDI再生を終えた後もファイルに無音部分が記録されることはない。
ただしCtrl+Cキーを押す前にもう一度MIDI再生を始めてしまうと、一度停止した時からもう一度再生を始めた時までの無音部分も含めてファイルに記録されるので注意。

・方法3:JACK Audio Connection Kit(JACK)を使う(一時的な常駐)
JACKとは簡単に言えば、ソフトウェアやデバイスの入出力を自由に、低レイテンシー(標準設定では21ms)に接続してしまおう、というサーバーアプリケーション。
JACK上でシーケンスソフトやオーディオ編集ソフトを動かすことで入出力をJACKで一括管理できる。
また、1つの入出力ポートを複数の入出力ポートと接続できる。これはWindowsでは到底できないことだろう。

JACKにはCUIベースで動作するjackdとGUIベース(フレームワークはQtを使用)で動作するqjackctlがある(qjackctl自体は単にjackdを実行しているだけ。)
まずはqjackctl上でRosegardenとtimidityを動かして、RosegardenからtimidityにMIDIデータを送って演奏させてみる。

1. 端末を開いて「sudo /etc/init.d/timidity stop」を実行。timidityのデーモンを終了しておく。
2. メインメニュー→サウンドとビデオ→JACK Control を開く
3. Setupボタンをクリックしてhttps://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuStudioTips/Install/UbuntuStudioSetupを参考に設定を行う。
※カーネルの種類について : 端末上で「uname -r」を実行すると表示されるバージョン番号の後ろにある英文字がカーネルの種類を表している。
Ubuntu Desktopではgeneric、Ubuntu Studio x86-64版ではpreemptが標準。
4. 設定を終えたらStartボタンをクリックする。
5. 端末上で「timidity -iA -B2,7」を実行する。
6. Rosegardenを開いて再生するMIDIファイルを開く。
ついでにRosegardenの設定も行う。
「スタジオ」→「MIDIデバイスの管理」を開く。MIDI出力で「xxx:0 TiMidity port 0」を選択。設定画面を閉じる。

ここで「スタジオ」→「ドキュメントを既定値のスタジオに保存」を実行しておくと、新たにRosegardenを開いた時に設定し直す必要がなくなる。
また、「編集」→「設定」を開いて「JACKトランスポートを使用」にチェックを入れるとJACKから再生をコントロールできるようになるが、負荷も大きくなるのであまりお勧めしない。
7. MIDIファイルを再生する。「JACKトランスポートを使用」にチェックを入れてない場合はJACKの緑のカウンタが00:00:00のままだが、これは正常。チェックを入れてある場合はカウンタも変わるはず。


次にjackd上でRosegardenとtimidityを動かしてみる。
qjackdctl自体がjackdを実行しているのだから(qjackdctlのStatusでわかる)、やることはほとんど変わらない。

1. 端末を開いて「sudo /etc/init.d/timidity stop」を実行。上には書かなかったが、timidityがビジー状態になっていることがあるので「killall timidity」も実行しておくとよい。
2. 「jackd -P89 -d alsa -r44100 -p256 -n3」を実行する
(コマンドは上のUbuntu Wikiの画面の通りに設定する場合。リアルタイム動作をさせない場合は-rオプションを-d alsaオプションより前に付ける。)
あとの手順は5-7と同じ。端末を2つ開くので、それらが邪魔になるならワークスペースを有効活用しよう。
(Ubuntu StudioではGNOMEバーにワークスペース切替器が追加されてないので、GNOMEバーを右クリック→パネルへ追加 より、ワークスペース切替器を追加しておくとよい。)

sfArkファイルを解凍する [Ubuntu 10.04]

2010-07-31 17:18:34 | Ubuntu攻略

今から書くこととは関係ないが先に言っておくと、sfArkファイル形式に圧縮することができるのはWindows版だけである。
つまり、どうしてもUbuntu等Linux系OSでsfArk形式圧縮するのであればWineや仮想マシンを使うしか方法がない(Linux用の圧縮ソフトがない)

Windows版ならGUIでsfArkファイルを圧縮・解凍できるが、わざわざWineや仮想マシンを入れるのは面倒、HDD空きを食うのが嫌、CUI で構わん、sfArk形式に圧縮することはない、というわけでLinux版(sfArkXTc)を使って解凍してみる。
しかし、これが意外にも苦労した。

とりあえずsfArkXTcをココ(http://www.melodymachine.com/sfark.htm)から入手。

sfArkXTcを使うにはlibstdc++5を入れる必要があるが、現行のライブラリはlibstdc++6で、libstdc++5は古いパッケージなので初期設定ではapt-getやaptitudeで導入できない。
というわけで、新たにリポジトリを追加して自動インストール(apt-get,aptitude)に任せるか、自分でパッケージをダウンロード&インストールする必要がある。

・自分でlibstdc++5パッケージを導入する(i386,Ubuntu 32ビット版の場合)
ここ(http://packages.ubuntu.com/jaunty/i386/libstdc++5/download)からダウンロード、開いてインストールする。
依存するパッケージがインストールされていない場合はそれらを先にインストールする必要がある。
準備が整ったらx86-64版の5番へ。

・自動インストール(apt-get,aptitude)にlibstdc++5導入作業を任せる(i386,Ubuntu 32ビット版の場合)
1. まずリポジトリを追加する。root権限で/etc/apt/sources.listをエディタ等で開き、次の1行を加える。

deb http://ubuntu.mithril-linux.org/archives jaunty main universe

ちなみにmithril-linux.orgは(たぶん)日本にあるサーバー。
2. 編集を終えたらapt-get updateを実行。もしくはaptitudeを起動してuキーを押してパッケージ一覧(キャッシュ)を更新。
libstdc++5のインストールを行う。
インストールが済んだらx86-64版の5番へ。

・x86-64,Ubuntu 64ビット版の場合
64ビット版ではさらに面倒なことになる。
まず、sfArkXTcが64ビットに対応していないためか、x86-64版のlibstdc++5では上手く動かない。
というわけでi386版libstdc++5を導入する必要があるわけだが、さらに厄介なことにapt-getやaptitude、dpkgですら32ビット版のパッケージをインストールすることは許してくれない。
というわけで、ここはさらに別のツールを使って強引にi386版libstdc++5をインストールするしてしまうことにする。

1. 上のリンク(「ここ」のリンク)からi386版libstdc++5をダウンロードし、デスクトップなどに置く。
2. 端末を開いて「wget http://frozenfox.freehostia.com/cappy/getlibs-all.deb」を実行。
3. ダウンロードが完了したら「sudo dpkg -i getlibs-all.deb」を実行。
4. 「getlibs -i [ライブラリパッケージのファイルパス]」(ファイルパスは1でダウンロードしたファイルの場所)を実行する。
5. 「sfArkXTc [sfArkファイルのパス]」を入力して実行。これはi386版と共通。


ubuntuで無線LANに流れるパケットを監視

2008-07-29 03:36:12 | Ubuntu攻略

ubuntu(Linux系OS)でもWireshark(旧Ethereal)が使えるそうなので、パケット解析のために入れてみた。

まずWiresharkをパッケージインストーラーでインストール。

sudo apt-get install wireshark


インストールが済んだら、root権限でwiresharkを実行する。

sudo wireshark


無線LANのネットワークインターフェースは wlan0 などと表示されている。
もし表示されなければ、
Edit → Preference → Capture で 「Capture packets in promiscuous mode」 のチェックを外す。

ネットワークインターフェースの選択画面がこんな感じになっていればOK。


CPU温度を管理 [Ubuntu 8.04 LTS]

2008-07-22 18:56:16 | Ubuntu攻略

注:下記の情報は古いバージョン(Ubuntu 8.xx)を対象としています。


夏はとにかく暑い。
PCを動かしてると特に暑く・熱くなる。
そんな時こそ省電力機能は欠かせない。

コンピュータは処理を行わないときでもCPUでは「待機せよ」という命令が実行されている。
この間もCPUは全力で動いている。
特に仕事も無いのにCPUを全力で動かしている、つまり無駄に電力を消費していることになる。
しかし最近のCPUには、仕事が少ない時は処理能力を下げる SpeedStep,EIST(Intel製CPUの場合)といった機能がある。
これによって、仕事が無いときにCPUは働きを弱める、つまり消費電力を抑えることができる。
処理能力(動作周波数)を下げる=消費電力を抑える=放熱量を少なくできる、ということ。

こんな前置きはどうでもよくって、
今回は ubuntu でEISTが働くかどうか確認してみた。

参考にしたサイト
・http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/798cpumhz.html
・http://www.atmarkit.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/743hwmonitor.html
・http://katsutaka.jugem.jp/?eid=338

○CPUの現在の動作速度(周波数、クロック)を調べる
コンソール(端末)にて「cat /proc/cpuinfo」を実行する。
以下実行例

$ cat /proc/cpuinfo
processor	: 0
vendor_id	: GenuineIntel
cpu family	: 6
model		: 15
model name	: Intel(R) Core(TM)2 CPU         T5500  @ 1.66GHz
stepping	: 6
cpu MHz		: 1666.670
cache size	: 2048 KB
physical id	: 0
siblings	: 2
core id		: 0
cpu cores	: 2
fdiv_bug	: no
hlt_bug		: no
f00f_bug	: no
coma_bug	: no
fpu		: yes
fpu_exception	: yes
cpuid level	: 10
wp		: yes
flags		: fpu vme de pse tsc msr pae mce cx8 apic sep mtrr pge mca cmov pat pse36
 clflush dts acpi mmx fxsr sse sse2 ss ht tm pbe nx lm constant_tsc arch_perfmon pebs bts
 pni monitor ds_cpl est tm2 ssse3 cx16 xtpr lahf_lm
bogomips	: 3328.93
clflush size	: 64

processor	: 1
vendor_id	: GenuineIntel
cpu family	: 6
model		: 15
model name	: Intel(R) Core(TM)2 CPU         T5500  @ 1.66GHz
~以下略~


今回の例では搭載CPUがデュアルコアなので、CPU情報が2つ出力された。
ここの例ではEIST(CPU省電力機能)は動作していない。

○CPUの温度やファンの回転数などを調べる
まずはlm_sensorsをインストール

$ sudo apt-get install lm-sensors


次にセンサーの検出・設定を行う

$ sudo sensors-detect
[sudo] password for :
# sensors-detect revision 5016 (2007-11-11 22:20:16 +0100)

~省略~

To load everything that is needed, add this to /etc/modules:

#----cut here----
# Chip drivers
coretemp
#----cut here----

Do you want to add these lines automatically? (yes/NO)
$


質問が出たらEnterキーで進める。
/etc/modules ファイルへの記述(設定)の追加は自動で行ってくれるので、特に作業する必要はない(上記最終行参照)

システムを再起動する。
そして端末にてコマンド「sensors」を実行。
以下実行例

$ sensors
coretemp-isa-0000
Adapter: ISA adapter
Core 0: +56.0°C (crit = +100.0°C)

coretemp-isa-0001
Adapter: ISA adapter
Core 1: +56.0°C (crit = +100.0°C)


マザーボードが対応していないのか、残念ながらファンの回転数までは表示されなかった。


○[本題] EIST(CPU省電力機能)を動作させる
注:Ubuntu 10.04では標準でEISTが有効になっているためこの操作は不要です。
標準状態ではどうやらEISTが有効になっていないようなので、以下手順のようにしてみた。
まず、ファイル /etc/modules に
p4-clockmod
と追記して保存。そしてシステムの再起動を行う。
それから、「Ubuntu Tweak」をインストールする。(インストール方法はコチラを参照)
Ubuntu Tweakを起動して、下図の箇所を設定する。(設定は即時反映されるみたい)


結果はこの通り

$ cat /proc/cpuinfo
processor : 0
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 CPU T5500 @ 1.66GHz
stepping : 6
cpu MHz : 208.333
~省略~

processor : 1
vendor_id : GenuineIntel
cpu family : 6
model : 15
model name : Intel(R) Core(TM)2 CPU T5500 @ 1.66GHz
stepping : 6
cpu MHz : 208.333
~省略~


1660MHz → 208MHz へのクロックダウンという結果になった。
ちなみにWindows VistaではEISTを有効にしても 997MHz(60%) までしか周波数を落とせなかった(謎)
Ubuntuの情報が誤っているのか、それともVistaがおかしいだけなのか、そのあたりがよくわからんです。