Diary on wind(跡地)

おもにPC関係(2008-2013)、跡地兼日記避難所(2014-)

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DOSBoxのウィンドウサイズを変える

2013-10-11 14:21:22 | DOS仮想環境

標準のConfig設定だとウィンドウサイズが等倍表示に固定されている。これを変えるにはConfigファイル内[sdl]セクションのoutputを「surface」以外の値に設定する。

サイズはwindowresolutionで指定する。拡大縮小表示はアスペクト比を維持したままウィンドウサイズに収まるように表示されるようである。例えば元サイズが640x400ドットでwindowresolutionに800x600を指定した場合は、800x500ドットで表示される。

設定値によって拡大表示のなめらかさに違いが出るようだ。

overlay, openglnb
Image: overlay - DOSBox 0.74 VZ
Image: overlay - DOSBox 0.74 KQ1

opengl, ddraw
Image: opengl - DOSBox 0.74 VZ
Image: opengl - DOSBox 0.74 KQ1

確かWindows Vista以降ではddraw(DirectDraw)をサポートしていないはずなのでopenglとして表示されているのかな。XP以前だと違う表示になるかもしれない。

ちなみに、[render]セクションのscalerでは低解像度画面モード時に拡大するかどうかを指定する。例えばCGAやEGAのグラフィックモードは320x200ドットで表示されるが、scalerで「normal2x」を指定しておくと640x400ドットで表示される。この挙動は実機におけるVGA(EGA互換モード)でも同様である。

scalerをnoneにしたときのEGAグラフィックモード表示。
Image: scaler=none - DOSBox 0.74 KQ1

[EOF]


Boch(bximage)で作成したベタ形式のHDイメージを編集

2013-05-29 18:45:14 | DOS仮想環境

bximageツールで作成したベタ形式のHDイメージはフリーソフトのDiskExplorerを使って編集できる。

DiskExplorerで編集するHDイメージファイルを開いて、「ディスクを開く」画面で「(Manual HD)」を選択。
Image: Open a disk.

「HDD領域選択」画面で「詳細設定」をクリックして、「フォーマット」を「AT形式」に変更。「サーチ」をクリックすると領域の一覧が表示されるので、編集する領域を選択して「OK」をクリックする。
Image: Select hard disk partition on hd1.img


DOSBoxから外部MIDI音源にMIDI出力

2012-07-16 14:25:43 | DOS仮想環境

DOSBoxからPCに接続したMIDIインターフェースなどを介して外部機器にMIDIデータを送る方法。

DOSBoxにはMPU-401エミュレーション機能がある。MPU-401はDOS時代に標準的に使われたMIDIインターフェース。これを使えばDOSBox上のアプリケーションからホストPCのMIDIインターフェースにMIDI出力ができる。(MIDI入力はできない。)
必要なものはホストPCに接続するMIDIインターフェースとMT-32,SC-55,SC-88などのMIDI音源。

1. ホストのPCに(USB)MIDIインターフェースとMIDI機器を接続する。

2. MIDIデバイスのIDを調べる。

DOSBoxを起動する。(日本語DOSへのディスクブートをする前の状態で。)コマンドラインで「mixer /listmidi」を実行する。

ホストPCのMIDIデバイスのIDと名前の一覧が表示される。Microsoft GS Wavetable SynthはWindows標準のMIDI音源エミュレーション機能であり、MIDIインターフェースではない。ここではUM-1の"0"をメモしておく。

3. DOSBoxの設定ファイルを編集する。

DOSBoxのインストール先ディレクトリを開いて「DOSBox 0.74 Options.bat」を実行する。メモ帳でdosbox-0.74.confが開かれる。[midi]セクションの「midiconfig=」を「midiconfig=[id]」に書き換える。今回の例では「midiconfig=0」になる。書き換えたらファイルを保存する。

DOSBoxに対する設定はこれで完了。DOS上ではWindowsのようなMIDIに関する共通の枠組み(デバイスドライバやAPI)は存在しない。つまり、MIDIの制御方法はソフトウェア毎に異なり、設定方法もまた異なる。共通するのはI/Oポートベースアドレスと割り込み番号(IRQ)を指定する点。DOSBoxのMPU-401インターフェースは標準設定と同じで、I/Oポートを330h、割り込み番号を2および9に指定する。(PC/AT互換機においてIRQ2とIRQ9は同じ1つの割り込みである。)

IBM版日本語MS-Windows Ver.3.1での設定方法は以下の通り。

まずWindowsを起動してコントロールパネルから「ドライバ」を開く。「ドライバ」ウィンドウが開いたら「追加」ボタンをクリック。「Roland MPU401 MIDI Driver」を選択する。
ドライバの追加

Portは330、Interruptは2/9を選択する。
MPU-401 and Compatible Setup

設定を完了すると再起動を要求されるので、再起動する。コントロールパネルを開いて「MIDIマッパー」を開き、「新規」ボタンをクリック。
コントロールパネル - MIDI mapper

名前や解説は適当に決める。全てのチャンネルのポート名を「Roland MPU-401 MIDI Out Port」に変更する。
MIDI Channel Map

Windows共通設定(MIDIマッパー)に対する設定はこれで完了。DTMソフトなど、一部のソフトウェアでは独自のMIDIマップ設定を用いることがある。その場合は各ソフトウェアで設定を行う。例えばSinger Song Writer Audio for Windowsの場合は、メニューバーの「MIDI・Wave」から「MIDIポートの設定」を開く。
Singer Song Writer Audio for Windows


Windows Virtual PCにWindows 3.1を導入

2012-05-12 07:17:00 | DOS仮想環境

Windows 7のWindows Virtual PCに日本語MS-Windows Ver.3.1をインストールしてみる。

前回の記事で、Virtual PCにWindows 3.1を入れてみたもののS3 Trio64+ドライバを使った256色化ができなかったということで、DOSBoxにWindows 3.1を入れました。しかし、ふと日本語版対応S3 Trio64+ドライバを見つけたので適用してみたところ、256色化どころか1677万色(True Color)表示に成功しました。ただ、使い込んでみるとVirtual PCにもいろいろ不便な点が出てきて、やはり本格的な利用には向いていないことがわかりました。

基本事項はこちら。

DOS/VとWindows 3.1を動かす [PC/AT互換機]

○DOSをインストールする

Windows 3.1はDOS上で動作します。WindowsにはDOSのシステムは含まれていません。別途、MS-DOS 5.0/V, 6.2/V または IBM DOS J5.02/V以降を入手してハードディスクに導入しておく必要があります。

Windows Virtual PCにPC DOS 2000を導入

○DOSやWindowsからCD-ROMドライブを使えるようにする

仮想マシン上のDOSでCDドライブを利用する
Windows 3.1からCDドライブを利用するにはDOSに対してMSCDEX(MS-DOS CD-ROM Extension)を組み込む必要があります。
Windows 3.1を利用する上でCD-ROMドライブは必須ではありませんが、稀に使う機会が出てくるかもしれません。Windows 3.1をCD-ROM版からインストールする場合は当然必要になります。

○ディスプレイドライバを用意する

IBM版Windows 3.1用
IBM PC S3 Trio64V+ デバイス・ドライバー・ディスケット(日本語 MS-Windows3.1 IBM版) Ver.1.62.03
IBM PC S3 Trio64V+ デバイス・ドライバー・ディスケット(日本語 MS-Windows3.1 IBM版) Ver.1.62.03
Microsoft版Windows 3.1用
DELL OptiPlex GXi S3 Trio64V+ オンボードビデオドライバ(2枚組) #1
DELL OptiPlex GXi S3 Trio64V+ オンボードビデオドライバ(2枚組) #2

IBM版Win3.1の場合は、上記リンクからファイル(s3win310.exe)をダウンロードします。ドライバーディスケットの作成方法は上記リンクにあるリリースレター(Readme)を参照して下さい。なお、このファイルはIBM版日本語MS-Windows V3.1専用で、Microsoft版では使用できません。
ディスケット/モジュール再生プログラム

仮想ハードディスクイメージにドライバファイルを移動させるには、ディスク管理ツールを開いて「VHDの接続」を使うことで、エクスプローラーにて仮想ディスクの編集ができます。
ディスクの管理
空ディスクイメージの作成には拙作のVPCFloppy付属のツールを使うといいでしょう。

○Windowsをインストールする。

特に何も変わったことはせずに普通にインストールします。
インストール途中でシステム構成を選ぶ画面があるので、ディスプレイで一番下の「その他(ハードウェアメーカーが提供するディスクが必要)」を選択し、ドライバディスケットを接続します。
解像度(640x480、800x600、1024x768、1280x1024、1600x1200)、色(256色、32768色(32K)、65536色65K)、1677万色(16M))、各種フォントサイズの適当な組み合わせを選択します。
Windowsセットアップ
Windowsセットアップ

ディスプレイドライバの導入は後からでも構いません。ここでは「VGA ゴシック 10pt」を選んでおいて、後からディスプレイドライバをインストールしてもいいでしょう。
その他の設定項目についてはWindowsに付属するマニュアル「お使いになる前に」を参照して下さい。

○インストール完了

インストールが終わったらDOS上でWINコマンドを実行するとWindowsが起動します。
コントロールパネルのドライバから「Creative Labs Sound Blaster 1.5」(IOポートは220、IRQは5)を追加すると、ひとまず音(PCM)が鳴らせるようになります。
米Creative社のサイトからWin3.1用Sound Blaster 16のドライバを入手してインストールすれば、MIDIも鳴るようになリます。FM音源(OPL)エミュレートによるMIDI再生は一応それっぽく鳴るという程度で、再現度は楽曲によってバラツキがあります。DOSBoxよりは再現度は良いですが、それでも音色毎に音量が狂っていてまともではありません。

プログラムマネージャ

PC DOSの1枚目のセットアップディスクを挿入して「A:SETUP /E」を実行すると、PC DOSで用意されたWindows版UNDELETE(アンデリート)などWindows用ツールを導入できます。
PC DOS J7.0/V セットアップ
Windows UNDELETE(ファイル復元ソフト)

1677万色表示テスト。ペイントブラシでグラデーションを表示しているところ。
ペイントブラシ(ペイントソフト)

1024x768ドット、65536色表示、Picture ProwlerでJPEG画像を表示しているところ。
Xing Technology Picture Prowler(JPEG画像管理ソフト)
よく見ると画像部分にJPEG圧縮のようなむらができていますが、これは16ビットカラー表示によるものです。ぱっと見た感じではわかりません。

※Windows Virtual PCの利点と欠点

  • DOS/V(DOSの日本語環境)やV-Text(Hi-Text)が問題なく動作する。
  • EMSメモリ(EMM386)が使える。
  • エミュレート速度が速い。
  • DOSではFAT16の限界である2GBまでのハードディスクが使える。
  • Windows 3.1上で十分なグラフィック表示・性能が得られる。
  • 仮想ハードディスクイメージを自由に編集できる。
  • 非公式で2D、2HC、2DD形式のフロッピーイメージの読み書きにも対応している。
  • DOSの環境さえ整えればDOSやWindows 3.1からCD-ROMドライブが使える。(ただしCD-DA再生には対応していない。)
  • [F1]キーを押すとVirtual PCのヘルプが開いてしまう。
  • 標準ではフロッピーディスクイメージのマウント(接続)に対応していない。
  • MIDI再生やCD-DA再生など、初期のWindowsゲームでは必須のサウンド環境が整っていない。
  • ゲスト(仮想マシン)側でディスクの読み書き中にホストに負荷がかかると読み書きに失敗(I/Oエラー)することがある。

以上より、ゲームやマルチメディア関連ソフトを使うには適していないものの、ビジネスソフトを動かすには十分な環境だと言えます。

○関連リンク


DOSBoxにWindows 3.1日本語版を導入

2012-05-10 22:18:04 | DOS仮想環境

DOSBox Ver.0.74に日本語MS-Windows Ver.3.1をインストールしてみる。

Virtual PCにWindows 3.1を入れてみたものの、S3ドライバを使った256色表示ができなかったので、DOSBoxにWindows 3.1を入れることにしました。(その後、日本語版対応S3ドライバに変えてみたところVirtual PCでも256色表示ができました。詳細はこちら。)しかしDOSBoxは英語DOSとしての動作を基本としており、PC/AT互換機のハードウェアエミュレーションが不完全だったため、DOS/Vや日本語MS-Windowsの導入にはかなりの苦戦を強いられました。そのすべての手順を記すのは困難で、かなり省いているところがありますが、適宜補完して下さい。またDOSBox上でのWindowsの動作はいろいろ難ありで、本格的な利用には向いていません。

まずはこちらを参照して下さい。
DOS/VとWindows 3.1を動かす [PC/AT互換機]

冒頭でも言いましたが、DOSBoxは厳密には仮想マシンソフトではありません。DOSBoxはMS-DOS(英語版)のエミュレーターであり、申し訳程度にPC/AT互換機のハードウェアをエミュレートしているのみです。日本語DOSアプリケーションの動作は期待しない方がいいでしょう。

ここでは手持ちのPC DOS 2000日本語版とIBM版日本語Microsoft Windows Ver.3.1を使用しています。
IBM PC DOS 2000日本語版IBM 日本語マイクロソフト ウィンドウズ バージョン3.1

(A) 準備

1. 作業用フォルダーを作る

DOSBoxをインストールしたら、まずは適当な場所に作業用の空フォルダーを作成する。作成したフォルダーにDOS/VやWindows 3.1のディスクイメージファイルを配置。
DOSBox.exeへのショートカットを作成して、プロパティ画面の作業フォルダーのパスを先ほど作成した作業用フォルダーのパスに変更。

2. ハードディスクイメージを作成する

Bochsをインストール。
bximage.exe(Disk Image Creation Tool for Bochs)というツールが付属しているのでこれを実行。
様々な質問が表示されるが、基本的にはEnterキーで進めていく。
「Enter the hard disk size in megabytes, between 1 and 129023」で作成したいハードディスクの容量をMB単位で入力。
ただしDOSBoxには面倒なことに「504MBの壁」が存在するため、容量は503MB以下で設定する。
容量を設定するとハードディスクイメージのCHSパラメータが表示される。このうちシリンダ数(cyl=1021など)を覚えておく。ディスクイメージファイルを作成したら、先ほど作成したフォルダーにそれを移動させる。

bximage

3. コンフィグファイル(dosbox-0.74.conf)をカスタマイズする

DOSBoxの実行ファイルと同じフォルダーに「DOSBox 0.74 Options.bat」というファイルがあるのでこれを開く。
するとメモ帳でコンフィグファイルが開かれる。
まず「machine=svga_s3」を「machine=svga_et4000」に書き換える。
下の方にautoexecセクションがあるので、次のような文を追加する。

imgmount 2 hd1.img -size 512,63,16,1021 -fs none
boot ibmdos2k_1.img ibmdos2k_2.img ibmdos2k_3.img ibmdos2k_4.img ibmdos2k_5.img ibmdos2k_6.img ibmdos2k_7.img ibmdos2k_8.img ibmdos2k_9.img ibmdos2k_10.img ibmdos2k_11.img

1行目の文はhd1.imgをハードディスクイメージとしてIDEプライマリマスターに接続するコマンド。2行目はディスクイメージからブートするコマンド。
シリンダ数やファイル名は適宜変える。

(B) DOSをインストールする

1. DOSBoxを(ショートカットから)起動する。

インストール方法は実機と同じ。セットアッププログラムの説明はユーザーズガイドに記載されているので省く。



再起動がかかると「Reboot requested, quitting now」というメッセージが表示されてDOSBoxが終了してしまうが、そのまま再びショートカットからDOSBoxを起動すればよい。

インストール中のディスクの入れ替えは[Ctrl]+[F4]キーで行う。サブウィンドウでどのドライブに何のディスクがマウントされているかを確認できる。

2. DOSの設定を行う。

DOSBoxを閉じて、コンフィグファイルのautoexecセクションを次のように書き換える。

imgmount c hd1.img -size 512,63,16,1021 -fs fat
boot -l c

再びDOSBoxを起動する。

DOSBoxはキーボード配列を米国キーボードとしてエミュレートしており、日本語キーボードには対応していない。そのままだと一部のキーやそのキーを使った機能が全く使えなくなる。
そこでとりあえずSETUPVコマンドでキーボードの種類を英語キーボードに設定しておく。

(C) Windowsをインストールする。

1. Windowsのセットアップ準備


IBM版Windows 3.1にはディスケット版とCD-ROM版がある。
ディスケット版の場合、先ほどDOS/Vをインストールしたときと基本は同じ。

imgmount 2 hd1.img -size 512,63,16,1021 -fs none
boot ibmdos2k_1.img ibmw31j_1.img ibmw31j_2.img .......

bootコマンドでは最初にDOS/Vの起動ディスケットを入れておいて、後はWindows 3.1のセットアップディスケットのイメージファイルを指定する。

CD-ROM版でインストールする場合は、先にセットアップファイルをDOSの仮想ハードディスクにコピーしておく方法と、CD-ROMイメージから直接セットアッププログラムを起動してインストールする方法がある。
前者の場合はDOSのドライブでmkdirコマンドでフォルダーを作成。copy *.*やxcopyコマンドを使ってセットアップファイルをコピーする。
後者の場合はかなり面倒だ。というのもDOSBoxはIDEインターフェースやATAPIをエミュレートしていないので、仮想ハードディスク上のDOS/VにOAKCDROM.SYSやMSCDEX.EXEを突っ込むだけではCDドライブを認識できない。もともとDOSBoxに入っている英語DOS相当の互換DOSではMSCDEXファンクションをサポートするが、フロッピーブートでDOS/Vを起動すると互換DOSの機能が使えなくなってしまう。個人がIDEエミュレート機能などを加えて改造したDOSBox-xを利用すればDOS/VでもCD-ROMが使えるようになるが、直接CDドライブをマウントできないなど、まだまだ実用的ではない。

2. Windowsをセットアップ

システム構成を選択する画面ではディスプレイを「ET4000 800x600 256色 ゴシック 10pt」、キーボードを「IBM PS/2 101キーボード」に変更した。ディスプレイの設定については640x480や1024x768でも問題なく動作するのでどれでもよい。とりあえず「VGA 640x480」を選んでおいて、後からディスプレイドライバをインストールしてもよい。


ユーザー名で半角英数を入力する際、日本語入力をオフにしたい場合は[Alt]+[`]キーを押す。
日本語キーボードの場合[Alt]+[半角/全角]キーを押すのだが、DOSBoxが英語キーボードとして扱っているためそのままではキー操作が効かない。[Ctrl]+[F1]キーでキー割り当てを変更する。

(D) インストール完了

インストールが終わったらDOS上でWINコマンドを実行するとWindowsが起動します。
コントロールパネルのドライバから「SoundBlaster 1.5」を追加すると、ひとまず音(PCM)とMIDIが鳴らせるようになります。

プログラムマネージャとバージョン情報
IBM Windows 3.1 Japanese

Microsoft Excel 5.0
Microsoft Excel Version 5.0 (Japanese)
インストールや動作は問題ありません。ただ、ET4000ディスプレイドライバーのせいかフォントサイズが一回り大きくなっています。DOSBoxが直接の原因ではないでしょうが、ディスプレイドライバの違いで表示に違いが出るのはやや問題です。

Pia♥キャロットへようこそ!! Windows版
Pia Carrot e Youkoso for Windows
とりあえず起動はするものの、あまりにも動作が遅すぎてまともにプレイできません。

Singer Song Writer Audio for Windows
Singer Song Writer Audio for Windows
起動からサンプルのMIDI再生まで問題ありませんでした。しかし快適に動作しているとは言い難いです。

※DOSBoxの利点と欠点

  • DOS/V(DOSの日本語環境)が問題なく動作する。
  • CPUのクロック(エミュレート速度)を自由に調節できる。
  • Sound Blaster 16、Gravis UltraSound、MPU-401といったIBM PC系DOSゲームでは必須のサウンド・ハードウェア環境が備わっている。
  • Tseng Labs ET-4000をエミュレートできるのでIBM版日本語MS-Windowsに付属のディスプレイドライバがそのまま適用できる。
  • Virtual PCなどのハードウェア仮想ソフトと比べるとエミュレート速度が非常に遅い。
  • ディスクイメージのマウント・入れ替えなどがコマンド入力で非常に不便。
  • ディスクイメージから起動(BOOT)するとフォルダーやディスクイメージのマウント機能など多くの仮想サポート機能が使えなくなる。DOSBox上でDOS/Vを動かす時の最大の欠点だと思う。
  • DOS/V上ではフロッピーディスクへのアクセスに失敗することがある。
  • IDEインターフェースやATAPIをエミュレートする機能が無い。
  • 504MBの壁が存在するため大容量ハードディスクが使えない。
  • 日本語配列のキーボードに対応していない。DOSBox上でDOS/Vを動かす時の2番目の欠点。

○関連リンク


16ビットアプリケーションサポートの設定 [Win8 CP]

2012-04-17 22:02:03 | DOS仮想環境

Microsoft Windows 8(Consumer Preview版)で16ビット(DOS)アプリケーションを使う。

Windows 8 32ビット版ではWindows Vistaや7と同様、NTVDM(Windows NT Virtual DOS Machine)によって16ビットアプリケーションが英語環境のみではありますがサポートされています。
ただし一つ変更点があって、16ビットアプリケーションを初めて実行するときに16ビットアプリケーションサポートを有効にするかどうかを選択するメッセージが表示されます。
ここで「無効」を選んでしまうと16ビットアプリケーションが起動できなくなります。

設定を変えようとコントロールパネルを探してみても、それらしき設定項目が見つかりません。
すべてのコントロールパネル項目

実はWindows 8(CP)英語版ではコントロールパネルから設定できるようなのですが、日本語版にはありません。
そこでダメ元で検索にかけてみると、、、ちゃんと出てきました。
スタート画面(Metro UI)

ちなみにこのコントロールパネルの設定は従来のバージョンのWindowsからあるグループポリシーの設定とは別個のようです。
次はグループポリシーの「アプリケーションの互換性」にある「16ビットアプリケーションにアクセスできないようにする」が有効になっているときのコントロールパネル画面です。
設定が変更できなくなっていることがわかります。
16ビットアプリケーションサポート

16ビットアプリケーションサポートを有効にしても、正常に動作するのは英語環境(USモード)用の海外DOSアプリケーションだけです。
従来バージョン(Vista, 7)同様、日本語版のDOSで動かすことを前提に作られたアプリケーションは正常に動作しません。
この時点ではConsumer Preview版なので確定ではありませんが、おそらく製品版Windows 8でも日本語環境がサポートされることはないでしょう。
MS-DOS Editor
MicroEMACS 3.9J(V)


Windows Virtual PCにDOSをインストールする

2011-10-25 18:15:15 | DOS仮想環境

IBM DOS(PC DOS)をWindows 7のVirtual PC仮想マシンのハードディスクにインストールしてみる。

PC DOS J7.0/V(PC DOS 2000日本語版)についてはこちらも参考に
Windows Virtual PCにPC DOS 2000を導入

本家英語版DOSと日本語DOSの系譜 (一部のバージョン名は省略。時間軸は一定ではない。)
Image: Timeline of Japanese DOS

DOS製品バージョン一覧 (PS/55で動作するバージョン4.0以降の日本語版のみ)

製品名 プログラム番号 価格(円) 販売開始日 販売終了日 最終リビジョン
IBM DOS バージョン J4.0 5605-PAA 40,000 1989年 ? ?
IBM DOS バージョン J4.0/V 5605-PNA 40,000 1990年10月 ? J4.07/V(1991年7月)
IBM DOS バージョン J5.0 5605-PKA ? 1991年 1997年12月 ?
IBM DOS バージョン J5.0/V 5605-PJA 23,000 1991年10月 1997年12月 J5.02D/V(1993年5月)
MS-DOS Version 5.0/V OEMのみ。リテールパッケージは存在しない。 -
DR DOS 6.0/V - ? 1992年? ? ?
PC DOS バージョン J6.1/V 5605-PTA 19,800 1993年12月 ? J6.10A/V(1994年3月)
MS-DOS Version 6.2/V リテールパッケージはアップグレード版のみ。 -
PC DOS バージョン J6.3/V 5605-PDA 19,800 1994年5月 1997年12月 J6.30C/V(1995年6月)
PC DOS バージョン J7.0/V 5605-PPW 14,000 1995年8月 1998年12月 J7.00C/V(1998年7月)
PC DOS 2000 日本語版 04L5610 9,800 1998年7月 2005年11月 -

プログラム番号、標準価格、販売開始日、販売終了日は通常パッケージ版の情報。他にマニュアルを省略した簡易版やアップグレード版などが存在する。IBMのDOSはリビジョンアップと呼ばれるマイナーバージョンアップデートが何度か行われており、当時のユーザーはパソコン通信や販売店を通じてPTF(Program Temporary Fix)と呼ばれる修正プログラムを入手できた。
なお、バージョン4.0と5.0には"/V"が付かないJDOSというものが存在する。これらは表示装置アダプター(Display Adapter)を搭載したPS/55専用であり、IBM互換機やVirtual PCにはインストールできない。

日本語DOS バージョンK3.4以前については、こちらの方のサイトが参考になる。
IBMマルチステーションファミリー

バージョン毎の機能の比較はこちらを参照。
DOS/VとWindows 3.1を動かす [PC/AT互換機]


IBM DOS Version J5.0/V User's Guide

今回はDOSバージョンJ5.0/Vをインストールしてみる。昔のソフトウェア製品は現在でのヘルプのような解説はソフトに含まれていないので、紙のマニュアルがないとまともに使えない。中古品の入手を検討している方は付属品に注意しよう。

IBM DOSバージョンJ5.0/V 関連マニュアル

資料名称 資料番号 備考
IBM DOSバージョンJ5.0/V 入門書 (カ・ン・タ・ンDOS) SC18-2487 付属
IBM DOSバージョンJ5.0/V ユーザーズ・ガイド SC18-2488 別売
IBM DOSバージョンJ5.0/V 連文節変換プログラム ユーザーズ・ガイド SC18-2430 V5.00に付属
IBM DOSバージョンJ5.0, J5.0/V 連文節変換プログラム ユーザーズ・ガイド SC18-2501 V5.02に付属
IBM DOSバージョンJ5.0/V BIOSインターフェース技術解説書 SC18-2489 別売
IBM DOSバージョンJ5.0, J5.0/V 技術解説書 SC18-2490 別売
IBM DOSバージョンJ5.0, J5.0/Vメッセージ集 SC18-2491 別売
BASICインタープリター入門編 SH18-2311 別売
BASICインタープリター解説編 SH18-2312 別売
BASICインタープリター文法編 SH18-2313 別売
BASICインタープリター・クイック・ガイド SX18-2469 別売
漢字コード一覧表 GC18-2040 別売

FDドライブが使えない環境でインストールする場合は、まずディスクイメージを作成する必要がある。ディスクイメージの作成方法はフロッピーディスクイメージファイルを作成するを参照。FDドライブが使えるのであればわざわざイメージ化する必要はない。しかし、古い故にマスターディスクがいつ壊れてもおかしくないので、早急にイメージ化することをおすすめする。

Windows Virtual PCのインストール方法は省略。
まずは仮想マシンを新規作成。

メモリ(RAM)の容量は4MB~64MBあたりに設定。仮想ハードディスクの容量は20~2047MBの範囲で制限する。(※15MB以上のメモリーを利用するにはPC DOS J6.1/V以降が必要。)

仮想マシンを作成したらそれを右クリックして"設定"をクリック。
左のリストから"閉じる"を選択して、右側の画面で"次の操作により自動に閉じる - オフにする"を選択する(DOSでは休止状態・シャットダウン機能は使えない。)

設定画面を閉じる。

Windows Virtual PCではフロッピーディスクのマウントを操作するインターフェースが削除されている。
そこで、拙作のVPCFloppyを使用する。ダウンロードしたファイルを展開したら、VPCFloppy.ps1を右クリックして"PowerShellで実行"をクリックする。
ファイルを開くウィンドウが表示されるので、設定対象の仮想マシンファイル(.vmcx)を開く。

コマンドを入力するよう指示が出る。小文字大文字どちらでもいいので1文字入力する。

  • A または B - ホストの物理フロッピーディスク装置 Aドライブ または Bドライブ に接続する。
  • P - 任意のドライブ文字(A~Z)の物理フロッピーディスク装置に接続する。
  • V または Enter - ディスクイメージファイルに接続する。
  • D - 仮想マシンのフロッピーディスク装置をホストから切断する(ディスケットを取り出す。)
  • C - 設定対象を他の仮想マシンに切り替える。
  • Q - スクリプトを終了する(終了時は自動ではフロッピーディスク装置を切断しない。)

ディスクイメージを読み込む場合は、何も入力せずにEnterキーを押す。すると再びファイルを開くウィンドウが表示されるので、今度はディスクイメージのファイルを選択する。
ディスクイメージのファイルは無圧縮でヘッダーを含まない一般的な形式で、拡張子がvfdでなければならない。拡張子がflpやimgの場合はファイル名の拡張子だけをvfdに変えればよい。

ファイルを選択した後もスクリプトは終了せずコマンド入力を求めるメッセージが出ているはず。
これはあとでディスクイメージを入れ替えたり取り出したりする時に使うので、スクリプトは終了させずに放っておけばよい。

仮想マシンを起動してすぐにDeleteキーを押し続ける。
まもなくBIOS設定画面もどきが表示されるので、起動デバイス優先順位の設定でフロッピーディスク装置(Floppy Drive)を1番目に設定する。

BIOS設定を保存してリセット。あとは実機と同じようにインストール作業を行う。
ディスクの入れ替えや取り出しは先ほどと同じようにスクリプトで行う。設定は即時反映されるので仮想マシンを終了させる必要はない。
IBM DOS J5.00/V セットアップ
IBM DOS J5.0/V セットアップ設定
IBM DOS J5.0/V ハードディスク割り当て
IBM DOS J5.0/V セットアップオプション
IBM DOS バージョン J5.0/V 導入中
IBM DOS J5.0/V セットアップ完了
連文節変換プログラム(5605-JFK)の導入
連文節変換プログラム導入と設定
連文節変換プログラム容量の表示
連文節変換プログラムの導入 - システム辞書の複写
連文節変換プログラム導入終了
IBM DOS Version J5.0/V boot-up
インストールが終わったらスクリプト上でDキーを押してディスクを切断(アンマウント)する。
Virtual PC上の"Ctrl+Alt+Del"ボタンをクリックして再起動。こんな感じでDOSが起動する。
新規インストール時はこのようなコンソール画面ではなくDOSシェルの画面になる。
IBM DOS J5.00/V DOSシェル

なお、DOS J4.0/V, J5.0/VにはテキストエディターとしてEDLINというラインエディターのみが付属し、標準ではスクリーンエディターは搭載されていない。代わりにIBMからパーソナル・エディターというソフトとして販売されていた。DOS J5.02/Vでは付属のサンプルディスケットに簡易エディターというスクリーンエディターが収録されていた。現在はフリーソフトでも十分実用に耐えうるものがあるので、それを使った方がいい。

○関連リンク

[EOF]


仮想マシン上のDOSでCDドライブを利用する

2011-10-25 06:39:32 | DOS仮想環境

Virtual PCの仮想マシン上のDOSで仮想CDドライブを利用する方法。
相変わらずマニアックな話題ばっかりだなー。

○予備知識

DOSでCDドライブを利用するにはMSCDEX(MS-DOS CD-ROM Extension)と使用するCDドライブに対応するデバイスドライバ(*.SYS)を組み込む必要があります。

(引用元:「特集 今買うならこれだっ DOS/V」『月刊アスキー 1992年8月号』、アスキー)

MSCDEX.EXEはDOSでCDドライブ(CD-ROM)を扱うための拡張を行うプログラムです。
デバイスドライバ(*.SYS)はMSCDEXとCDドライブを接続しているインターフェイスとの仲介役にあたります。
なぜこの様に分離されているのかというと、それはパソコン用CDドライブの登場経緯に関係があります。

現在はIDEインターフェイス経由で内蔵CDドライブにアクセスするのが一般的ですが、もともとパソコン用のCDドライブはSCSIボード経由で外付けで接続するものでした。デバイスドライバはそのCDドライブ・SCSIボードのメーカー毎の違いを吸収する役割、MSCDEXはCDドライブを扱うためにMS-DOSに対して拡張を行うと同時に、DOSアプリケーションに対して共通のアクセス方法を提供する役割を担っていました。

○MSCDEX.EXE(MS-DOS CD-ROM Extension)を入手する

かつてはPCメーカーがDOS用のデバイスドライバ等を用意していたので特に困りませんでしたが、Windows 2000以降が標準で搭載されるようになるとMS-DOS対応ドライバは付属しなくなりました。なのでたいていの場合は自分でMSCDEXやデバイスドライバを準備する必要があります。
まずはMSCDEXを入手します。次の場所からMSCDEX.EXEを入手できます。

  1. IBM PC DOS J6.3/V以降に付属(バージョン表記は2.23か2.25)
  2. Windows 98/Meの起動ディスク2のEBD.CAB内に収録(バージョン表記は2.25)
  3. Microsoft公式サイトからダウンロード入手(KB123408) (バージョン表記は2.23)
  4. MS-DOS対応外付けCDドライブ等に付属のドライバディスク

最もお勧めなのは1です。PC DOS J6.1/Vをお持ちの方はJ6.3/VにアップグレードすることでMSCDEX.EXEが自動でコピーされます。
PC DOS 2000にはMSCDEX Ver.2.25が付属します(Windows 98/MeのMSCDEXも2.25ですが、同一ファイルではないようです。)

1または2の方法が利用できない場合は3のMicrosoftサイトからMSCDEX.EXEを入手して、DiskExplroerを使って空ディスク等に入れます。それからDOS上でそれをDOSのインストール先フォルダーに移動します。
4の方法ではMSCDEXのバージョンが古い場合があるのでお勧めできません。やむを得ずこの方法をとる場合、Ver.2.21以前では導入時にDOSのバージョンチェックが行われるのでSETVERコマンド等で古いバージョンを返すように設定する必要があります。またVer.2.0以前は使用すべきではありません。

○デバイスドライバを入手する

Virtual PCの場合は次の2通りの方法があります。

  1. Vitrual PC 2004に付属するバーチャルマシン追加機能"DOS Virtual Machine Additions.vfd"にあるCDROM.SYSを利用
  2. Windows 98/Meの起動ディスク1に収録されているATAPI準拠CDドライブ用ドライバー(OAKCDROM.SYS)を利用

今どきWin98/Meの起動ディスクを所有している人はそういないと思うので、ここでは1の方法をとることにします。

○バーチャルマシン追加機能を導入する

"DOS Virtual Machine Additions.vfd"は単体では手に入りません。Microsoft Virtual PC 2004 SP1をここからダウンロードしてインストールします。
Windows 7では互換性の問題が~というメッセージが出てインストールできないので、他のPCにインストールするかXPモードの仮想マシンにインストールします。

Virtual PC 2004のインストール先に"Virtual Machine Additions"というフォルダーがあり、その中に"DOS Virtual Machine Additions.vfd"というファイルがあるのでこれを作業しやすい場所にコピーします。

仮想マシンのDOSを起動して起動処理が終わってから"DOS Virtual Machine Additions.vfd"をマウント(接続)します。
マウント後にDOS上で"A:\dosadd"を実行します。
"Do you want to install DOS Virtual Machine Additions?"というメッセージが表示されたらYキーを押します。
すると必要なファイルがCドライブにコピーされるとともに設定ファイル(CONFIG.SYSとAUTOEXEC.BAT)の設定が行われます。

バッチ処理が終わったら再起動する前に、場合によってはAUTOEXEC.BATを編集しておく必要があります。

まずはE エディター等のテキストエディターを使ってC:\AUTOEXEC.BATを開きます。
IBM PC DOS E Editor

Windows 7用のWindows Virtual PCでは共有フォルダ機能を利用できないので、"c:\vmadd\fshare.exe"の行を削除します。
追加機能に付属のマウスドライバーは日本語環境で使用すると表示がおかしくなることがあるので、DOSに付属のマウスドライバーを利用します。つまり"c:\vmadd\mouse.com"の行を削除します。
CDドライブの利用に必要な設定"c:\DOS\MSCDEX.EXE /D:IDECD001 /L:E /M:8"が記述されていることを確認します。
編集が終わったら保存します。

次にテキストエディターでC:\CONFIG.SYSを開きます。
"DEVICE=C:\VMADD\CDROM.SYS /D:IDECD001 /L:E"が記述されていることを確認したら、閉じて再起動します。

再起動後にこんな感じのメッセージになっていればCDドライバとMSCDEXの組み込みは成功です。

組み込み時に次のようなメッセージが表示されます。

CDROM.SYS組み込み時:

Microsoft CD-ROM Driver, Version 1.1 (IDECD001)

MicrosoftのMSCDEX.EXE組み込み時:

MSCDEX Version 2.10
Copyright (C) Microsoft Corp. 1986, 1987, 1988, 1989. All rights reserved.
     Drive E: = Driver IDECD001 unit 0

英語モードでMS-DOSアプリケーションを利用する [WinXP]

2011-07-02 16:11:02 | DOS仮想環境

Windows XP日本語版では特に何も設定しない限りMS-DOSアプリケーションは日本語モード上で実行される。
だがいくつかのDOSアプリは日本語モードで正しく動作しないことがある。
というわけで英語モードでDOSアプリを使おうという試み。

MS-DOS、PC DOSの日本語・英語モードについては次のリンクを参照。
DOS/Vの日本語/英語モードとSWITCHコマンド [DOS]


○英語モードでMS-DOSアプリケーションを実行する
1. DOSアプリ またはそのショートカットを右クリック → プロパティ を開く。
2. 「プログラム」タブを開き、「詳細設定」ボタンをクリック。

3. 「MS-DOS 初期化ファイルの定義」で「CONFIG.NT」を「CONFIG.US」に変える。
Windows の PIF 設定
4. OKボタンで閉じる。


試しにQBASICを起動してみる。
・日本語モード(日本語環境)
IBM DOS QBasic
起動はしているようだがカーソル以外何も表示されない。

・英語モード
IBM DOS QBASIC


○英語モードでMS-DOSプロンプトを起動する
エクスプローラー上で何もない場所を右クリック → 新規作成 → ショートカット を開く。
項目の場所で「command.com」と入力。ショートカットを作成する。

あとは作成されたショートカットに対して先ほどと同じ作業を行うだけ。

英語モードの場合は日本語環境のドライバーが常駐していないため空きメモリが多くなる。
そこで各環境で空きメモリを比較してみた。

・英語モードx英語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 606KB

・日本語モードx英語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 515KB

・日本語モードx日本語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 515KB

・日本語モードx日本語環境 (EMSメモリ 1MB)

最大実行可能プログラムサイズ 549KB
かな漢字変換のドライバーの一部がEMSメモリに移ったため空きメモリが若干増えたが、それでも英語モードの時より少ない。


XPモードで16ビットアプリケーションを利用する [Win7]

2011-04-16 07:24:44 | DOS仮想環境

コマンドプロンプトで動作するアプリケーションにはコンソールアプリとDOSアプリの2種類があります。
まずは実行するアプリがどちらなのかを判断してください。

コンソールアプリケーションとDOSアプリケーションを見分ける
ここではDOSアプリが文字化けする場合の対処法を紹介しています。
コンソールアプリの文字化けは別の原因によるもので、以下の対処法は通じません。



Windows Vista以降ではMS-DOSアプリケーション(16ビットアプリケーション)の日本語環境(コードページ932)が削除されている。
そのためDOSアプリを実行すると強制的に英語環境になり、日本語のメッセージが文字化けしてしまって使い物にならない。

Windows 7ではProfessional以上のエディションで「Windows XP Mode」という機能を利用できる。
これは単に仮想マシン上でWindows XPを動かすだけの機能だが、これを利用することで日本語のDOSアプリが文字化けすることなく利用できる。

製品版のDOSをお持ちの方はこちらも参考に。
Windows Virtual PCにDOSをインストールする

※DOSにおける日本語環境と英語環境の関係
・MS-DOS 5.0/V - 6.2/V、IBM DOS J4.0/V、J5.0/V、PC DOS J6.1/V、J6.3/V、J7.0/V、2000日本語版
Native DOS Environment
・Windows XP日本語版のコマンドプロンプト(cmd.exe)
NTVDM(NT Virtual DOS Machine)
・Windows Vista,7,8日本語版のコマンドプロンプト
NTVDM(NT Virtual DOS Machine)
注: 64ビット環境ではCPUが仮想8086モードをサポートしていないため、64ビット版WindowsではDOSアプリを利用できない。
ただし64ビット版Windows上の仮想マシンで動く32ビット版WindowsやXPモードでは利用可。


○方法
1. Windows XP Modeをインストールして仮想マシンをセットアップ。
説明は省略。


2. XPモードを起動。利用したいDOSアプリをゲストOSに持ってくる。
ゲストOSからはネットワークドライブとしてホストOSのハードディスクにアクセスできるので、これを利用するとよい。



そのままゲストOS上で実行してもよいが、以下の手順でショートカットを作成することで
あたかもWindows 7(ホストOS)上で動作しているかのように見せかけることができる。

3. ゲストOSのスタートメニュー(All Users)のプログラムフォルダにDOSアプリへのショートカットを作成。



4. 一度ゲストOSをログオフしてXPモードを閉じる。
ホストOSで スタートメニュー → Windows Virtual PC → Windows XP Mode アプリケーション
とたどるとその中にショートカットができているので、これを開く。
※ゲストOSをログオフしないと設定は反映されない。


5. ↓このとおり。
FILMTN for DOS/V
見かけは単独で起動しているかのようだが、実際にはXPモード(仮想マシン)上で動いているだけである。
よって普通にXPモード上で実行するのと何ら変わりない。
ドライブ・フォルダー構成もXPモードのものになっているので、データファイルを扱うときには注意する必要がある。

XPモードはグラフィック機能の面で互換性が欠けている。
DirectXをサポートしていないことはよく知られているが、DOSアプリについてもいくつかの制限があり、
例えば全画面モードを必須とするDOSアプリは動作しない。

○関連