Diary on wind(跡地)

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英語モードでMS-DOSアプリケーションを利用する [WinXP]

2011-07-02 16:11:02 | DOS仮想環境

Windows XP日本語版では特に何も設定しない限りMS-DOSアプリケーションは日本語モード上で実行される。
だがいくつかのDOSアプリは日本語モードで正しく動作しないことがある。
というわけで英語モードでDOSアプリを使おうという試み。

MS-DOS、PC DOSの日本語・英語モードについては次のリンクを参照。
DOS/Vの日本語/英語モードとSWITCHコマンド [DOS]


○英語モードでMS-DOSアプリケーションを実行する
1. DOSアプリ またはそのショートカットを右クリック → プロパティ を開く。
2. 「プログラム」タブを開き、「詳細設定」ボタンをクリック。

3. 「MS-DOS 初期化ファイルの定義」で「CONFIG.NT」を「CONFIG.US」に変える。
Windows の PIF 設定
4. OKボタンで閉じる。


試しにQBASICを起動してみる。
・日本語モード(日本語環境)
IBM DOS QBasic
起動はしているようだがカーソル以外何も表示されない。

・英語モード
IBM DOS QBASIC


○英語モードでMS-DOSプロンプトを起動する
エクスプローラー上で何もない場所を右クリック → 新規作成 → ショートカット を開く。
項目の場所で「command.com」と入力。ショートカットを作成する。

あとは作成されたショートカットに対して先ほどと同じ作業を行うだけ。

英語モードの場合は日本語環境のドライバーが常駐していないため空きメモリが多くなる。
そこで各環境で空きメモリを比較してみた。

・英語モードx英語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 606KB

・日本語モードx英語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 515KB

・日本語モードx日本語環境 (EMSメモリ なし)

最大実行可能プログラムサイズ 515KB

・日本語モードx日本語環境 (EMSメモリ 1MB)

最大実行可能プログラムサイズ 549KB
かな漢字変換のドライバーの一部がEMSメモリに移ったため空きメモリが若干増えたが、それでも英語モードの時より少ない。