数学で命を救う…!? 数学の“超難問”を解いたら「痛くない乳がん検査装置」が実現した…!(サイエンスZERO) | 現代ビジネス | 講談社(1/7)
日本人女性の9人に1人がかかるとされる「乳がん」。早期に発見すれば生存率が高いため、乳がん検診を受けることが大切です。ただ、現在推奨されている検査方法では、「高濃度乳房」というタイプの乳房の場合、がんを見落としてしまう場合もあることが指摘され、課題となってきました。しかし、今、このタイプの乳房でもがんをきっちり見つけることができ、しかも検診時の痛みがないという画期的な乳がん検査装置の実用化が間近のところまできています。開発の肝は複雑な計算式を駆使して「見えない物」を可視化するという技術。実は1人の日本人が数学上の“超難問”を解き明かしたことで実現にこぎつけました。