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Life Line

18年続いたteacupでの活動をこちらへと引き継ぎました

日々を綴ります 生きている限りにおいて

そうだったのか…

2005-06-28 22:46:55 | 心に残った記述、台詞
『凡人』

自らを高める努力を怠ったり、功名心を持ち合わせてなかったりして、他に対する影響力が皆無のまま一生を終える人。マイホーム主義から脱することの出来ない大多数の庶民。(新明解国語辞典第五版)
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今日もペイントを使ってみた

2005-05-13 19:14:00 | 心に残った記述、台詞


子供達を責めないで

作詞 秋元康 作曲 Barnum Reeve


私は子供が嫌いです。
子供は幼稚で礼儀知らずで気分屋で
前向きな姿勢と 無いものねだり
心変わりと 出来心で生きている
甘やかすとつけあがり 放ったらかすと悪のりする
オジンだ 入れ歯だ カツラだと
はっきり□に出して入をはやしたてる
無神経さ
私ははっきり言って"絶壁"です

努力のそぶりも見せない
忍耐のかけらもない
人生の深みも 渋みも
何にも持っていない
そのくせ 下から見上げるようなあの態度

火事の時は足手まとい
離婚の時は悩みの種
いつも一家の問題児
そんな御荷物みたいな
そんな宅急便みたいな
そんな子供達が嫌いだ

私は思うのです
この世の中から子供がひとりも
いなくなってくれたらと
大人だけの世の中なら
どんなによいことでしょう
私は子供に生まれないでよかったと
胸をなで下ろしています。

私は子供が嫌いだ
ウン!
子供が世の中のために何かしてくれた
ことがあるでしょうか いいえ 子供は常に私達
大人の足を引っぱるだけです。
身勝手で"足が臭い"
ハンバーグ エビフライ
カニしゅうまい
コーラ 赤いウインナー
カレーライス スパゲティナポリタン
好きなものしか食べたがらない
嫌いな物にはフタをする
泣けばすむと思っている所がズルイ
何でも食う子供も嫌いだ。
スクスクと背ばかり高くなり定職もなくブラブラしやがって
逃げ足が速く いつも強いものにつく
あの世間体を気にする目がいやだ
あの計算高い物欲しそうな目がいやだ
目が不愉快だ
何が天真爛漫だ 何が無邪気だ
何が星目がちな つぶらな瞳だ

そんな子供のために 私達大人は
何もする必要はありませんよ
第一私達大人がそうやったところで
ひとりでもお礼を言う子供がいますか
これだけ子供がいながらひとりとして
感謝する子供なんていないでしょう
だったらいいじゃないですか
それならそれで けっこうだ
ありがとう ネ
私達おとなだけで
せつな的に生きましょう ネ

子供はきらいだ 子供は大嫌いだ
離せ 俺は大人だぞ
誰が何といおうと私は子供が嫌いだ
私は本当に子供が嫌いだ
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(無題)

2005-04-29 01:44:10 | 心に残った記述、台詞
ホームズ「自説だが、そもそも人間の頭脳は、何もない屋根裏の小部屋のようなもので、選りすぐりの家具を揃えておかなければならない。未熟者は出会ったものすべてを雑多に取り込むから、役立つ知識は閉め出されるか、せいぜい他とない交ぜになって、挙げ句の果てには取り出せなくなる。しかし腕の立つ職人なら、頭脳部屋にしまい込むものにはとても敏感になる。仕事の役に立つ道具だけを置いておくのだが、各種全般を揃え、完璧に整理しておくのだ。この小部屋の壁が伸縮自在で、際限なく膨らませると思っているなら、それは違う。いいかい、知識が一つ増えるたびに、前に覚えたものを忘れることになるのだ。それゆえに肝要なのは、有用なものを押し出してしまうような、無駄な知識を持たないことだ。」

                            緋色の研究
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いつか切り抜いた新聞の切れ端から

2005-04-17 02:28:36 | 心に残った記述、台詞
ひとりドミノ倒し 穂村弘

 学生の頃、大量のCDをテープに採りながら夜を迎えると、その日が充実していたのか、それとも虚しかったのか、よく判らなくなった。妙な興奮と疲れが残ったが、その原因は今日という日を明日のために費やしてしまったという倒錯感だったと思う。そうやってドミノ倒しのように順番に今日を使ってゆくと、今日のために今日を生きるって事がなくなってしまう。勿論誰だって毎日ダビングばかりしている訳ではない。だが生活の時間には、多かれ少なかれこうしたダビング的な倒錯が含まれているのではないか。
 このままこの電車に乗ってゆけば海に行けるんだな、と思いながら、会社のある駅で降りる。それが二十年も続いて、海には一度も行ったことがない。当たり前と云えば当たり前だが、異常と云えば異常ではないか。或る日、思い切ってそのまま海まで行ってしまう。今日が本物の今日になって、それはたまらなく鮮やかな時間だろう。あ、でもそうすると翌日、無断欠勤を責められて、それがつまり明日の復讐って事なのか。
 毎日を「海の一日」の鮮やかさで行きたいと願う。誰が邪魔をしている訳でもないのだ。ただ、まだ見ぬ明日を恐れる自分の心が勝手にドミノ倒しを続けているだけだ。
 先日、定職屋で隣席の男がいきなり私のおかずを指差して、「これ半分食わして」と云った。全くの未知の人である。ぎょっとしながらも、奇妙なときめきを覚えて私はそれを半分あげてしまった。唐突な理不尽さの中に、何故か「海の一日」に繋がる眩しさを感じてしまったのだ。(歌人)
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たまには詩も良いものだ

2005-04-03 19:27:25 | 心に残った記述、台詞
「朝」   谷川俊太郎

また朝が来てぼくは生きていた
夜の間の夢をすっかり忘れてぼくは見た
柿の木の裸の枝が風にゆれ
首輪のない犬が陽だまりに寝そべってるのを

百年前ぼくはここにいなかった
百年後ぼくはここにいないだろう
あたり前な所のようでいて
地上はきっと思いがけない場所なんだ

いつだったか子宮の中で
ぼくは小さな小さな卵だった
それから小さな小さな魚になって
それから小さな小さな鳥になって
それからやっとぼくは人間になった
十ヶ月を何千億年もかかって生きて
そんなこともぼくらは復習しなきゃ
今まで予習ばっかりしすぎたから

今朝一滴の水のすきとおった冷たさが
ぼくに人間とは何かを教える
魚たちと鳥たちとそして
ぼくを殺すかもしれぬけものとすら
その水をわかちあいたい
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