「こんにちは また海を見ているんですか」
「うん。海はいいよね。泳ぐのはいやだけどね」
「海水浴しないんですか?」
「もう20年くらい泳いでいないかな。海水はへんな臭いがするし、べたべたするし。めんどうだね」
「海をぼーっと眺めるなんて無駄だって普段の貴方なら言いそうですけどね」
「海を眺めるのは無駄ではないよ。僕がこれまで出会ってきて、生別、死別した全ての人々と、このときはどこかでつながっているような、そんな気がする。わかる?」
「さあ。。何を言っているのかわからないですね」
「芸人さんの受け売りだねえ 本当に分からないのかな?なんとなく好きなことは大切にしたほうがいいと思うね 今は言語化できないだけで、そのうちどうしてそれが好きなのか、わかるかもしれないからね」
「はあ。 そろそろ昼休みおわりですよ。」
「じゃあ、筋肉労働にもどることにしようか。」