未来をわが手に

虐待、イジメ、不登校のサバイバーが社会復帰を目指す。ひきこもり、ニート脱出日記。

アルプスの少女ハイジ

2007-07-19 20:35:16 | Weblog
『アルプスの少女ハイジ』いまギャオでやってるの見てるの。この間も書いたけど。ハイジってどうにも好きになれない。それはウワー、キャーとか感嘆詞が多い感情表現がブワーってくらい過剰な感じなの、そういうところが苦手っていうのと。あんなふうに天真爛漫すぎるのを見てると、自分は子ども時代こんなふうにありのままにふるまえなくって、こんなことしたらすぐ親からヒドイい目にあわされる。という思いが出てきて、嫌な気持ちになる。感情表現が禁止だったので。

もっとも、あんなに騒がしく感情表現が豊かな子どもでもなかったけど、それなりに子どもらしいってことが、ゆるされなかったので、ハイジを見てるとなんだかイジメたい気持ちが湧いてきたりして、そんな自分にビックリします。虐待を受けてきた人は自分が同じことをするかもしれない、という恐怖から親になることに不安を感じる人が少なくありませんが、私もまったくそうです。わが子を虐待してしまう悩みを持つ母親が口々に「自分は子どもらしくできなかったのに、コイツは・・・と思うと」というのをよく聞きます。

あとはハイジのなんだかトンチンカンなところが、自分と似てるような感じがするから。そこが嫌です。同種嫌悪なのか。ハイジはものの受け取り方が変なんです。今日見たエピソードでは、ハイジはゼーゼマンさんから「水を一杯飲みたいんだ、とびきり冷たいのがいいな」と言われます。ハイジは台所に行き、水を汲みますが、その水はとびきり冷たいというわけではなかったようです。ハイジは“とびきり冷たい水”を求めて、屋敷の外へ水を探しに行ってしまいます。

このあたり幼い頃の(いや30代半ばまでそうだった)自分にとても似てるんですよ。普通だったら台所で、ある程度水を出していればそこそこ水は冷たくなるし、それでいいんだけれど。ハイジは“とびきり冷たい水”ってところにひっかかっちゃったわけです。このあたりの感じがよくわかる。私も同じことをやらかす気がする。ハイジを探しても屋敷内にはどこにもいません。周囲にとっては突然いなくなったんですから。この行動は、またしても騒ぎになってしまいます。本人は何がいけないのか全然わかりません。

よく似た自分のバカエピソードは、OL時代に「このノートの表紙に○○ってタイトル書いておいて、上手な字で書いて、奇麗に書いてね奇麗に」って念を押されました。“奇麗に”ってのがひっかかっちゃって、奇麗にかかなきゃいけないんだって思った私は、なんと時間をかけて一生懸命にレタリングして書いちゃったんです(所要時間1時間)。もちろん過去にマンガ家のアシスタントをしてた私ですから、出来ばえは人より美しかったと思いますが、おいおいそうじゃないだろう(汗)

これ20代の話しなんですがね、どうです?かなり変でしょう?こんなイカレ具合が、努力のすえ多少マシになったものの、今でも健在なわけです。ハイジを見てると、そうした事件の連発なので、なんだかイヤ~な気分になります。ある日ハイジはロッテンマイヤーさんから罰を受けることになり、地下室に閉じ込められますが、そこでネズミさんと友達になります。ネズミが可愛くなったハイジは、みんなに見せたくて、お屋敷の中にネズミを持ち込んでしまいます。あぁ、まわりが見えてないハイジ・・・(悲)。

最新の画像もっと見る