未来をわが手に

虐待、イジメ、不登校のサバイバーが社会復帰を目指す。ひきこもり、ニート脱出日記。

そんな人いません

2007-07-14 15:50:23 | ひきこもり・NEET
まだ風邪が治りません。将来が不安です。

以前、市の住民票からデリートされてしまったことがあります。布団の中が定位置で、食料を買う以外、ほとんどどこにも行かなかったのです。大量に買い込み、食糧が尽きてしまうまで布団の中にいました。動かないのであまりお腹も空かず、一日一食、パンかじってました。そんな有様だったので、あまり風邪もひかずにいました(そのかわり体力ないので、一度引くと大変なことになるのですが)。音嫌いなのでTVもラジオもつける習慣がなく、浦島太郎のような人でした。とうぜんネットなんてありません。新聞はとってませんでした。情報源は皆無でした。

そんなこんなで、布団から出ない状態が長期間続き、ポストを確認するってことも、無かったわけです。布団から出る時はトイレに行くときくらいのものでした。ヒキ傾向は昔からあったものの、そんなことになるまでは結構努力してました。すでに一人暮らしもしてたし、職を転々としつつもそれなりに頑張っていたのです。が、20代後半クビになって長期ひきってからが問題でした。数年にわたり郵便物が地層のように蓄積されていました。見てませんでした。社会との接触がさらに乏しくなっていました。

蓄積された郵便物の中には、市役所から来たものもあったと思うのですが、見てないので、何が来てるかさえ知りませんでした。おそらく年金、保険料、申告、などの書類もその中にはあったでしょう。支払いが滞ると督促状なるものが来るのですが、それにすら気づいてなかったのです。全部放置してました。もしかしたら怪しいと思った役所の人が、訪問してきてくれたこともあったかもしれませんが、ドアノック恐怖症だったので、居留守してたと思います。または昼夜逆転だったので、人が着ても気づかなかったかもしれません。電話も同じ。

そんなこんな日々でしたが、ある日、風邪をひいてしまいました。栄養状態も悪く、階段を2階から1階まで降りただけで動悸が激しくなってしまうほど体力のなかった私は、死ぬほど症状が悪化してしまい、嫌だけど近所の救急病院に駆け込むよりほかなくなりました。そこで保険証を出したのですが、とうの昔に期限が切れており、しかたないので、全力をふりしぼって役所に行くことにしました。保険料支払って新しく保険証を作ればいいと、そういう話で安心してたのですが・・・。なんと「霜山里砂さん?そういう方は登録がありません」と言われてしまったんです。

年金も保険料も払わず、申告もせず、に数年が経過してたのです。何年もたってただなんて、言われるまで気づきませんでした。なので「いない人」と断定された私は、市の住民票から何の疑いもなく、神の召すままに「削除」されてしまったようなのです。役所から誰か訪ねてきたかもしれませんが、前述のような情況で、居留守でした。復活の呪文さえあれば簡単と思ってた私は御馬鹿参で、よくよく事情を聞いてみると「本籍地に本人が行かないとダメ」なんだそうです。つまり「いつの間にか市から出てっていなくなった人扱い」じゃなくって「この世に存在しない人」になっていたのです。つまり「行方不明者」

まさか消されるとは思いませんでした。結局、本籍地から戸籍をとりよせ、住民票を復活させることができましたが、クソな自分のおかげで大変な目にあいました。

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