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やるぞ!30代で貯金1000万円!30歳からの「お金の」哲学

2009年1月現在貯金額100万円である自分が、さらに貯金をふやそうと日々孤立奮闘するさまを記録する(予定の)日記です。

ほんの、ポジショントーク。

2011-02-25 23:06:17 | 


上図は現在保有しているカプコン(9697)の日足チャートです。今まで学んだチャート分析を実践に使ってみようと思って数日前に1500円で100株買いました。買ってから数日間下落傾向が続きましたが、今日になって急騰しました。この株を買った根拠としては、出来高の増え具合と、それから短期・長期の移動平均線が上向きであったこと。そしてなにより今モンハンにハマっている最中だから! 笑。



これは同じくカプコンの週足チャートです。52週こそ横ばいですが、26週と13週がともに上向きになっています。というわけでみなさま、今カプコンは買いだと思いますよ!(←まあこれは、ほんのポジショントークです。。。)

・・・しかし、調子のよい銘柄ばかりではないのであります。以下の図は東京電力(9501)の日足ですが、これは買ってから「失敗したかな・・・」と思っているものです。



日足チャートを見る限りでは、5日線も25日線も上向きだし、このまま上昇してくれるかと思いきや。。。



↑この週足を見てみたら、26週線と52週線が下向きでした。13週線と26週線がゴールデンクロスしそうな勢いはありますが、しかし、仮にそうなったとしてもダマシかもしれませんし。近いうちに損切りかな、こりゃ。

この銘柄は、とあるレポートで「買い」みたいなことを書かれていたのを見つけて、あまり深い考えもなく買ってしまいました。つまり、自分自身で納得することなく買ったもの。いけませんね、どこの馬の骨かもわからん人のレポートの言うことなんぞ信用しているようでは・・・。

ただ、もしかしたら保有し続けるかもしれません。電力とか電鉄や薬品、食料品関係の銘柄は、一般的には景気悪化の影響を受けにくい、いわゆる「ディフェンシブ銘柄」に相当するため、景気悪化時のリスクヘッジになるとも考えられるためです。

ま、相場のことは相場に聞け、っていうし、損切りすべきかどうかは、チャートに教えてもらうことにしよっと♪

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わからないものには投資しない、というスタンス

2011-02-23 23:20:47 | 
・・・割安な、いい株を買おう、とはいうものの、およそ4000銘柄あるとされる会社の財務をかたっぱしから調べるというのも限界がありますよね^^; 今日もきのうに続いていろいろ銘柄を物色していたんですが、いやあ、会社っていっぱいあるなぁ、などと途方にくれているところです。。。

私の場合やむをえず、おのずと知っている会社、あるいは聞いたことのある会社の株を買うことしかしていない状況なのですけれど、これはこれで私のスタンスだと思っております。ビルゲイツについで世界第二位の金持ちである、かのウォーレン・バフェットも、わからないものには投資しない、というスタンスを貫いてきたことで、巨額の資産を築くことができたといわれております。ほほう、ということは、わからない会社は買わないといった私の方法も、そんなに悪くはないのかな、と。。。

とはいっても、できるだけ「わかる」ことを増やしていく必要はあるでしょうね。何もしなかったら、わからないことがわかるようにはならないし、わからないことがわからないままだと、それだけ可能性が狭まることにもなりますものね。だから、できるだけわかることを増やしていきたいと思っているところなわけですが。。。

きのう挙げた本にも書いてあったのですが、頭の中には左脳と右脳があって、左脳が言語や計算、論理的思考をつかさどる部位であり、右脳は直観やイメージ、ひらめきなどを司る部位なのだそうです。投資では右脳が司るところの直観やひらめきなども重要なのだそうで、チャートを見ていて、はっきりとは言えないけれどなんとなくいけそうだ、あるいはなんとなく嫌な感じだ、といった直観的能力も必要なのだそうで。。。このあたりは私の反省材料かも。私の場合、言葉で言えなければわかったことにならないじゃないか、といった強烈な信念(あるいは思い込み?)にとらわれているところがあって、直観やイメージの能力が劣っているのではないか、とも思っています。

直観というのは、それまでの脳みその経験知が潜在意識に蓄えられているものだから、言葉で言えなくても正しい判断をくだすことが多くなるんですよね。だから、経験そのものが少ない場合には、潜在意識に蓄えられている経験知も少ないわけだから、結局直観も働きようがない、ってこと、というのが私の理解するところの「右脳的能力」です。だから、投資の経験を増やしていかない限りは、直観力・ひらめき力なんかも養成されないという気がするのですが、さてどうでしょう。。。

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覚えたことは忘れるが、理解したことは忘れない。

2011-02-09 21:35:54 | 
先月下旬から今月初めにかけて、資産運用の本をしこたま買い込み、ここ数日間それをかたっぱしから読みふけっています。ろくでもない本もあれば、すごくいい本もあります。2月4日に記事にした『サラリーマンは自宅を買うな』もこのときに買ったうちの一冊ですが、なかなかいい本と評価できるものでした^^ 今日の表題にした、覚えたことは忘れるが、理解したことは忘れないという言葉は、現役のファンドマネージャーが株式投資のノウハウについて書いた本にあったものです。

これ、すごくいい言葉だと思いました♪ 資産運用うんぬんに限らず、日々の仕事や学習においてもつかえる言葉なんじゃないかな、と。要するに「記憶」することと「理解」することを比較すると、単にむりやり記憶するよりも内容を理解するようにしたほうが、記憶が持続するってことですよね。このことを実感するのが、かつての学生時代の定期テストの前の一夜漬け勉強。わけもわからずにむりやり頭に詰め込んでテストに臨もうとするわけですが、テストが終わるとあんなに必死こいて詰め込んだ知識が、あっという間に記憶の彼方に消え去ってしまったものです。これはたぶん、「理解」というものを伴うことなく、ただひたすらに丸暗記しようとしていたから、用途が終わるともう必要ないからということで忘れ去ってしまったのでしょう。

株式投資やFX取引を行なうにあたってはチャートを分析する力が必要不可欠です。とはいってもチャートの形にはいろんなパターンがあって、そのほかにも出来高や移動平均やボリンジャーバンドなどのたくさんのテクニカル分析があります。チャートがこうなっているときには将来こう動く可能性が高いとされるパターンがあるのですが、この本ではそれを機械的に覚えようとするのではなく、なぜこのパターンのときにはこういう動きになる可能性が高いのかということ、つまりチャートの外形だけでなくその本質を理解しなければならない、と説いています。以下にその部分を引用してみましょう。

 チャートの見方を解説している本はいろいろありますが、分厚い本を勉強して用語を丸暗記しても、チャートの読み方がうまくなるわけではありません。「本質」を理解しないと実戦に使えません。そのために必要なのが、心理学・数学です。
 チャートの買いシグナルの、形や名前だけ覚えても実戦には使えません。なぜ、この形が買いなのか? 背景にある人間心理がわかっていないと、応用がききません。さらに、買いシグナルの数学的特徴を理解していれば、あらゆる場面で応用がききます。


この箇所を読んで、ああ、そうだったのか、自分は単に丸暗記しようとしていただけかもしれない、と大いに反省させられました。一夜漬けがきくテスト勉強と違って、相場の相手は生身の人間なんですよね^^; もしかしたら私は相場をテスト勉強と同じようなものだと勘違いしていたかもしれませんね^^; うわっつらだけの表面的知識だけではなくて、その本質を理解しなければならない、か。。。その本質を理解するというのは一筋縄ではいかないかもしれませんが、しかしここであきらめるわけにはまいりません。もう二度と、若いころ経験したような多重債務者生活に戻りたくはないのですから・・・。

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リスクヘッジ考 ~これからの「ポートフォリオ」の話をしよう~

2011-02-01 22:30:10 | 
・・・それにしても悩ましいのは、きのう発表した資産額のうちの、以下の項目です。

郵貯 ¥2583222
浜銀 ¥450390

別に金額の多寡が悩ましいわけではありません^^; そうではなくて、自分のポートフォリオの半分以上が郵便貯金と地銀の普通口座の中で眠っているという状況が悩ましいのです。いちおう元本保証の安全資産とみなされる項目ですが、しかしながら、起こり得るすべてのリスクに対して安全かといわれたら、必ずしもそうは言い切れないのです。投資に際して起こるリスクにはいろんな種類がありますが、とりあえず思いつくままに挙げてみましょう。

①流動性リスク
②価格変動リスク
③為替変動リスク
④地政学的リスク
⑤インフレリスク
⑥クレジットリスク(デフォルトリスク)

ちなみに、銀行の普通預金に預けるという行為も立派な投資行為のひとつです。専門的には金銭消費寄託契約(きんせんしょうひきたくけいやく)っていいますが、要するに預金者と金融機関が結ぶ「私のお金を銀行さん(郵便局さん)は自由に使っていいよ、でも私が返して欲しいときには預けたのと同じ額のお金を返してね」っていう契約です。このように自分のお金を銀行(郵便局)に貸すことで、そのリターンとしていくらかの利息をもらえます。ですから預金もまた投資のひとつと考えることができます。

話を戻しまして、銀行や郵便局に預けておくことのリスクは、上記の⑤、⑥です。順に解説していきましょう。銀行預金や郵便貯金は、いちおう元本保証の商品ですから、預けた額よりも少ない金額が戻ってくるということは(ペイオフが発動しない限り)考えにくいわけですが、インフレが起こると、⑤のインフレリスクが生じます。つまり、預けたときよりも引き出したときのほうがお金の価値が下がってしまう(購買力が減少する)から、預けた額と同額のお金を引き出したとしても、実質的に元本が減ってしまうのと同じことになる、というわけです。

⑥におけるクレジットとは信用のことであり、デフォルトとは債務不履行のことです。購入した債券の発行体が倒産するなどして投資したお金が返って来なくなるリスクのことで、おもに債券投資で頻繁に用いられる言葉のようですが、去年9月10日の日本振興銀行の破綻によって多くの預金者が損を被ったこともあったように、債券投資だけでなく、銀行に預けたとしても、その銀行が破綻することで預けたお金が返ってこなくなるリスクもまた、このクレジット(デフォルト)リスクに当たると考えることができるでしょう。

・・・とはいえ、現状はデフレ経済ですから、普通預金に預けっぱなしにしておくのは悪いことではないでしょう。デフレの場合はインフレの時とは逆に、預金をそのままにしておいても購買力が上がっていくわけですから、実質的には元本が増えているのと同じことになるからです。だから、今はこれでよいと思います。しかし今のデフレ経済がいつの日かインフレ経済に変わらないとも限りませんので、その時のために何かしらの対策を考えておくことは、決して損なことではないんじゃないかな、と。。。

それと、特に郵便貯金に言えることですが、郵便貯金に預けるということは実質的には日本国債で運用しているのと同じことだ、と言うことができるでしょう。郵貯資金や簡保資金の8割は日本国債を買っているとされているためです。このこともまた、ちょっとした危惧を感じるところでもありますよね。。。というのは、もし国債が暴落したら、私が預けている郵貯資金がもしかしたら返って来なくなるのでは、という可能性が考えられますから。。。まあこれは極論かもしれませんけど。でも、今のうちから、ありとあらゆる可能性を考えておいたほうがいいのかな、ということで、これからの自分のポートフォリオ作成のためのひとつのヒントとなるようにと、以上のようなことをだらだら考えてみた次第です。。。

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『預金封鎖』 続き

2011-01-14 23:51:30 | 
・・・ここ数日間の日本株の上げ調子がすごかったように思うのですが、これはいったいどういうことでしょう。。。去年の大納会での日経平均が10228円であるのに対して、昨日13日の日経平均は一時10621円と、年明けの2週刊で400円もの上昇を見せております。株価が上がるのはよいことでしょうけど、個人的な体験ですと、急上昇したものは再びすぐに急降下していく傾向があるような気がするんですよね。だもんで、この数日間の急上昇がちょっと個人的には恐ろしかったので、保有していた株を本日手じまいました。

日産自(7201)710円で2010年2月9日に100株買い→850円で本日100株売り +14000円-(手数料-210円)=+13790円

私の株取引のやり方は、基本的にほったらかしです。。。仕事中に株価の値動きに一喜一憂したくない(そもそも仕事中に株価チェックなどできないし^^;)から、自然とほったらかし状態になってしまうんですが、恐いのはやはり大暴落です。なので最悪、ゼロ円になってもあきらめがつく程度の額で、買える時に買って、あとはそのまましばらく放っているわけで。

さて、副島さんによれば、政治と経済は互いに連携しているそうです。アメリカの属国たる日本の経済もまた、アメリカの政治家の利益になるように彼らが日本の政治家たちを動かしていることで動いている、とのこと。この実例として、かつてのブッシュ―小泉同盟のときの事例を昨日取り上げた『預金封鎖』のなかで述べておられましたが、今年になってからの日本株の上昇もまた、政治的な圧力によるのかな、と考えることもできそうです。どういう政治的事情が背景にあるのかは、さっぱりわからんですが。。。

とはいっても、副島さんはおもに富裕層向けに資産防衛指南をするために本を書いているようでもあるので、ぶっちゃけ私には、預金封鎖という現実にはそれほどかかわりはないのかもしれませんけど。第二次大戦後の日本の預金封鎖を見ても、預金者が一円も下ろせなくなったわけではなくて、一日いくらまで、あるいは一か月にいくらまで、といった限度つきでお金をおろすことはできたみたいですね。この時(昭和21年当時)、預金が本当に封鎖され、自由に下ろせなくなった。一人一回あたり、300円しか下ろせなかった。今の貨幣価値に直せば、300万円くらいである。(164p)という箇所があって、なぁんだ、全額下ろせなくなったわけではないのか、などと、ちょっと安堵を感じるところ。さらにはこういう文章もあります。

 (前略)金融の統制体制に移行するとしても、私たち日本国民の日常生活は、今後も表面上は何ごともないかのように平和に続くのである。人々は、大恐慌のさなかにあっても、まるで何ごともないかのように生活する。ただ、資産家たちの資金が強制的に奪われて社会に還元されるというだけのことである。(172p)

まあ予測はあくまで予測ですので、本当に日本国民の日常生活は何ごともなく平和に続くかどうかは今のところわからないですが、副島さんの予測を信じるなら、1月4日の記事の最後に私が問うた

>国の借金がこのまま膨らみ続けることはホントにヤバいことなのでしょうか、それとも別にヤバくないことなのでしょうか?

という質問の答えとして、富裕層でなければ、別にヤバくない、と答えることもできるかもしれないな、という気がしてきます。。。

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日経平均、200円以上の下落

2010-05-17 23:54:32 | 
本日の日経平均終値は10235円となり、先週末より226円の下落という結果となりました。ギリシャ危機に対するEUとIMFの支援が発表されたときには日本株も下げ止まったかに見えましたが、しかしユーロが122円をつけて再び下落に転じたのと同じように日本株も下げ始めたみたいですね。。。

ユーロが下がると、ユーロ圏に輸出する日本の会社の収益が圧迫されますから。。。そのような市場の懸念から再び日経平均が下がる展開となっているようですね。

私の保有している株もだいぶ下がってきております。2月9日に712円で日産を買って保有し続けているのですが、本日の終値は717円でした。あともう少しで買値に達するところです。まあ日産は単に自分の好きな会社だから上がっても下がっても別にいいや、てな感じなのですけれど^^;

そろそろ時間切れ・・・今日も携帯から送信です^^
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カッコイイお金の使い方

2010-01-07 00:33:40 | 
・・・いやぁ、昨日紹介した本を今日も引き続き読みふけっていましたけれども、どうやら投資っていうのは、何もガツガツお金を儲けるためだけの手段ではないのかな、という気持ちになってきました。特に以下の文章には、とても心を打たれました。。。

投資というものは、自分の価値観や思いや夢を、自分のお金で表現していくことである。「どんな世の中にしていきたいのか」「どんな社会を、子供や孫達に残してやりたいのか」、そういった思いの実現に向かって、お金に働いてもらうのだ。それも、一歩ずつでも夢に近づいていく気持で。この思いのどこにも、「自分だけ儲けてやろう」とか「儲かれば、なんでもいいんだ。とにかく稼ごう」といった、ガツガツ意識はない。

なるほど、そういうものですか。。。目からウロコが出まくりました・・。つまるところ、いい社会を作っていくために自分のお金を投じることこそが「投資」なのであり、なおかつ、カッコイイお金の使い方なのだ、ということです。・・・決して投資リターンを先に求めるのではなく(それは後からついてくるのだそうな)、世の中をよくしていくためにお金を投じるというはっきりした信念があるからこそ、相場の上げ下げに対して「そんなの、どうでもいいじゃない」と言えるのでしょう。。。澤上さんの長期運用の哲学、ここに極まれり、という感じです。。。

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投資サークルOBらの逮捕に思う

2009-09-30 21:40:58 | 

早大の投資サークルOBが、ウソの買い注文などで株価をつり上げて売りぬけていたとして、リーダー格の男ら3人が証券取引法違反容疑で逮捕されました。

 http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090930AT1G2902U29092009.html

本日の日経新聞の記事によると、3人の逮捕容疑は、大学に在学中の2006年に東証一部上場の日立造船と三井鉱山の2銘柄についてウソの買い注文を大量に出す「見せ玉」と呼ばれる手法で株価を7円から12円つり上げて、計240万株を高値で売り抜けた疑いだそうです。3人は2銘柄の取引に数億円の資金をつぎ込み、約700万円の利益を得たと見られています。

 ・・・ルールを守って株式取引を行い、株式市場での価格形成の公正さをゆがめ、自分だけの利益をむさぼるかのような、こういった犯罪は許し難いことです。彼らは2000年代初頭からのインターネットの普及により、パソコンで手軽に株式の取引をすることができるようになったことで、おそらくゲーム感覚でお金を増やしていたのでしょうね。実際、彼らが所属する投資サークルは「マネーゲーム愛好会」という名前でした。まるでファミコンのロールプレイングゲームを攻略していくような感覚で、株の取引を行っていたのでしょう。しかしまぁ、大学生という、世間の荒波をろくすっぽ経験していないような、年端もいかない若者が数億円もの巨額のお金を手に入れることができてしまうということ自体、なにやら薄気味の悪いような気持ちを抱いてしまいますね・・・。

・・・どこかの国の、某首相が、かつて「株屋は信用されない」とかいう発言をして物議を醸したことがありました。一国の首相たるものが、株式取引を蔑むような発言をするとは何事かと、証券業界からは大顰蹙モノでした。でも、確かに、株式の取引という行為には、ダークなイメージは多少なりとも存在するような気はします。証券会社の社員が手を染めてしまうインサイダー取引の横行や、堀江貴文の粉飾決算事件、そして村上世彰が率いたようなハゲタカ・ファンドの跳梁跋扈などなど・・・。このような事実が存在するからといって、某首相の「株屋は信用されない」といった発言が正当化されるべきではないでしょう。けれども、株式取引に際しての闇の部分が一般の人びとにとっては、なんだか恐ろしくて近づき難いように感じられるのも事実なのではないでしょうか。

早大OBの逮捕については、2007年から証券取引等監視委員会が彼らの不正な注文によって相場操縦を行っていたことに疑いを持っていましたが、グループによる秒単位の大量注文発注のスピードにはついていけず、不正取引の実態を把握するのは困難だったようです。監視委が独自の「秒単位」での株価の推移や注文のタイミングを再現するプログラムを作成したことで、大量の注文を一斉に取り消す不自然な行為や、ウソの買い注文につられて株価が上昇した過程を浮かび上がらせることができて、やっと立件することができたようです。監視委の立件に対する執念が今回の逮捕劇につながったのでしょう。株式取引の公正さを保つためにも、監視委にはこれかも頑張っていただきたいものです。

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初体験、ならぬ初債券・・・(^-^*)

2009-08-24 21:20:04 | 
先週のある日、初めて「債券」なるものを購入してみました。マネックス証券に口座を持っているので、毎営業日にマネックス証券からのメールが届くのですが、日経平均の動きの詳細から個別銘柄の動きの解説に交じって、金融商品の紹介もあります。ほどんどの金融商品は調べたり申し込んだりする手間を考えて購入する機会が今までなかったのですが、その中の「豪ドル建て社債」というものに興味を抱き、商品の詳細を見てみることにしました。




発行体は、トヨタモータークレジットコーポレーションという、主にアメリカでトヨタ車を買う人あてにお金を貸している会社のようです。アメリカ人が主な顧客なのに、なぜ豪ドル建ての社債を発行するのか、ちょっと不思議に思いましたが、まぁそれはさておくとして、面白そうだからひとつ買ってみようかな、と思いました。・・・豪ドル建ての金融商品ですから、日本円でこれを買う場合には当然為替手数料がかかりますし、そして為替リスクが伴います。でもそれらを差し引いても、私自身の債券というものに対しての好奇心を大いに刺激されましたので、ひとつ、だまされたと思って一口、最小単位でいいから買ってみようかな、と。最小単位である1000豪ドルで3年償還ということは、FXで言ったら豪ドル円の1000通貨をレバレッジ1倍でロングして3年間保有することとほぼ同じでしょうから(ただ為替手数料を考えるとFXのほうが有利でしょうね)。それに、債券を持っていれば今までよりも債券というものについて意識が向くようになり、個人的に難しいと思っている債券についての知識も手に入れることができるかもしれない、と思いました。。。というわけで購入申し込みの手続きを取りました。注文を出してしばらくして取引履歴を見てみると、MRFから78940円が売買代金として使われたことがわかりました。そして本日再び残高を見てみると、以下のようになっていました。



・・・あらあら、もう1620円の含み損が出ていますね。ま、今のところ3年後の償還日まで保有してみようと思っていますので、大事なのは3年後の豪ドル円レートです。。。目先のレートに上げ下げに一喜一憂する必要はないので、ゆったりと構えていることにしましょう。。。

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キリンとサントリーの強者連合

2009-07-14 21:17:48 | 
本日は、保有していた株の銘柄を一つ、利益確定売りをしました。詳細は以下の通りです。

(2502)アサヒビール100株(2009年6月5日購入に1300円で購入→本日7月14日に1410円で売却) 手数料と相殺して+10716円

ちょうど6月の上旬に日経平均が1万円台に乗るかどうか、というタイミングで買った株でした。あの頃から1か月過ぎて、何度か1万円台に乗せたものの、とたんに利益確定売りと見られる売りが多く入ったようで、なかなか1万円台は定着しませんでしたね。ちなみに本日の終値は9261円でした。。。やっぱり、実体経済の本格的回復にはまだまだ道のりが長いようです。まぁアサヒビールを買った当初も、一万円くらいの儲けが出ればいいや、などといった適当な考えで購入したものです。株の売買はFX取引ほど売買経験を積んではおりませんので、確固とした売買ルールなどは持っていない状況です・・・。まあFX取引を行うようになってからはむしろ、株売買のスキルを磨くよりもFXのスキルを学ぶほうが値動きの観点から考えるとコストパフォーマンスが良いと考えますので、同じ時間をかけるなら株よりもFXかな、という感じです。もちろんFXのほうがリスクは高いですが、それをうまくコントロールする方法も、少しずつわかってきたような気がしておりますので・・・。先日も新たなFX業者の口座開設の申し込みを済ませましたので、その会社で取引できるようになったら、証券会社のMRFからそのFX業者に移すことを検討しています。

・・・ちなみに今日の新聞によれば、キリンとサントリーが経営統合を行うそうです。ほう、この動きの原因は、私が本日アサヒビール株を売却したためであることは間違いのない事実です。。。あっ、スイマセン、嘘です。。。そんな大きな力が私にあるわけはないです。。。まぁそんなことはどうでもいいとして、キリンとサントリーの統合が目指すのは、互いの事業を補完して強い分野をさらに強めるという企業体質の改革にあるとのことです。例えば日本に設置されている自動販売機の台数はサントリーが44万台で業界2位であり、キリンは23万台で業界3位です。(ちなみに1位は98万台を誇るコカコーラ)対して第三のビールの国内シェアはキリンが41.7%で1位であり、サントリーが23.3%で2位となっています。このようにそれぞれの得意分野を補完しあうことで、競争力をつけていこうということなのでしょう。

ま、事情はどうあれ、私たち一般消費者に利となるように、両社とも、ぜひ頑張って巧く経営統合を成し遂げて下さいませ、という感じでございます。。。

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日経平均、一時10000円越え

2009-06-11 21:42:22 | 
本日、約8か月ぶりに日経平均が1万円台に乗せて来ました。しかし1万円を超えてからの上値は重く、利益確定売りが多く出ているようで、1万円前後でもみ合いとなり、結局本日の引けは9981円でした。一万円という節目を突破したことは日本経済の動向を考えると歓迎すべきことだと思います。一般の投資家の方々や、金融機関の研究員の方の声はさまざまで、日本経済は底を打った、という楽観的な見方をする方もいれば、この上昇は一時的な過熱感であり、金融不安も完全には解消していないから再び下落に向かうだろう、と悲観的なことを言う人もいます。市場の値動きとはときに実体経済の良し悪しと関係なく、市場参加者の気分で上がったり下がったりするわけですから、これからさらに上昇するか、下降するか、という市場参加者の気分をチェックするようにしたいと思います。牛(bull:買い方)が優勢なのか、熊(bear:売り方)が優勢なのか、それとも一万円近辺で牛と熊の力が拮抗する相場となるのか、これからの動向に注目です。



日経平均日足チャートにサポートラインを描いてみました。為替のチャートを分析するのと同じように、これからの推移で、仮に下落したとしてもサポートラインで下落が止まり、反転して上昇すれば、上昇は間違いないものと思えそうです。反対にサポートを割れて下に推移することになれば、やはり市場参加者の一時的な過熱間による突発的な上昇と思えそうですね。これから先、一万円台をキープできるのか、それとも再び下落して今年3月10日の安値7021円を試す展開となるのか・・・。我が保有銘柄の含み損解消のためにも、がんばれ日経平均!
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株取引にも損切りを

2009-02-16 22:44:56 | 
株取引による含み損を大幅に抱え込んでいる個人投資家が増えているそうです。株価が下がっても損切りをしない、いわゆる「長期保有派」のうち、8割近くが30%の含み損があり、さらに3割の投資家が、保有株の時価が購入時の半値以下になっているということのようです(今日の日経新聞より)。株価が半分になっても保有しつづけるなんてちょっと私にはできないことですが、そのように塩漬け株を保有し続けている長期投資家の多くは、すぐに必要な資金ではないので、再び株価が上昇することを期待して保有し続けているようです。


一方でFXの取引では損切りがすごく大事という意見が多数派を占めます。ここ最近の円高基調相場においてFXで損切りをしないのは、資金を潤沢に持っている一部の「スワップ派」のみであろうと推測しますが、それ以外で、ある程度経験を積んだFXトレーダーは損切り注文を常に入れているのではないでしょうか。

それぞれの取引において、損切りについての考えかたの違いについて考察してみました。

1、値幅制限の有無
2、投資家の資金量の多寡

1についてですが、株式市場というのは、その日における各銘柄の値動きの最大上下幅があらかじめ定められています。急激な株価の乱高下は市場や投資家を混乱させてしまう可能性があるということから、混乱をきたさないように配慮しているのです。ある銘柄がその日値上がりできる限界まで値上がりすることをストップ高と言い、逆に限界まで下げたときはストップ安と言います。このような保護主義?とでも言うべき規制によって、各投資家が「そんな急に損なんてしないよ」てな感じで甘えちゃっているがゆえに、損切りをしない長期投資家が多数派を占めているのではないでしょうか。。。。。

2について。一般の方にとって、株をやっている人というのは、単にお金持ちの道楽だ、生活に余裕があってお金の使い道がわからないからヒマ潰しにやっているのだ、というイメージがあると思います。ていうか、私もそう思っていました!だってうちの会社で株やってる人はほとんど40才後半~60才近い大先輩が多いものですから。そのように、給料もたくさんもらえて子供たちも独立してほとんど私生活でお金を使わなかったら、別に株で損しようが何しようがど~でもいいじゃん!という考えになる方もいそうな気がします。。。

まあ私もいろいろ勉強しまして、若くして株式取引を活発に行っている方がたくさんいることも承知しております。私みたいに、手持ち資金が少ないのに含み損を放置していたら証券口座があっという間にゼロになっちゃぃます^^; だから株でも損切ったことがあります。若くて資金の少ない投資家のほうが年配の投資家よりも頻繁に損切りするんじゃないかな・・・という気がしてきました。。。
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優待と配当金が届きました!

2009-01-30 18:23:48 | 
帰宅してポストを見たら、パーク24株式会社からの郵便が入っていました。待っていたものがやっと来ましたよ!封筒を開けると案の定、株主優待券と配当金の計算書が入っていました。優待券というのは、全国のタイムズで使える無料の駐車券が2000円分。そして配当金は2700円(税引き後)になります。株式取引が未経験な方もいらっしゃると思うので一応説明しますが、配当金といっても別に現金で送られてくるわけではないですよ^^会社名と配当金額が書かれた紙を銀行に持って行ってお金と交換してもらうんです。さっそく明日行こうと思います!
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相変わらずの荒れ相場

2009-01-23 23:38:55 | 
今日の日経平均も下げ基調は相変わらず。終値が7745円となっております。目下のところ1ドル=80円台後半というように円高のトレンドも止まらないことから7800円も割れてしまいました。つい1~2ヵ月まではまだ1ドル100円台をなんとかキープしていたのに、そんな時代がまるで遠い過去の事のように感じてしまいます。。。
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