間伐材活用チーム 14期なかじです。
こんにちは。
2013年度のメイン活動、紙漉きの報告です。
日時:2013年6月30日(日)13:00~16:30
場所:(株)優良パルプ(埼玉県さいたま市)
参加者:えんどうさん、まさと、スカイブルー、なおみさん、たかしおさん、すぎうらさん、なかじ、計7名
一同、(株)優良パルプ到着。
商材である、バナナ材(バングラデシュ産)が山積み。
食品用装置を改造した、特製パルプ化装置!
モータ回転数、目粗さ(刃)可変タイプ。
内部は秘中の秘(?)
1.パルプ化工程-----
4月定例活動で伐木した、鳩ノ巣フィールド産間伐材を投入!
投入するのはすでにチップ化したもの。
ちなみに、これが投入した間伐材サンプル。
大きい方がカマボコ板大に材を割ったもの。
このサイズの材をチップ化装置にかけると、細かいチップができる。
1回目投入後。
2回目投入後。
1回目、2回目で装置内の刃の目粗さを微妙に変えることで、紙漉きに適したパルプができる。
2.紙漉き工程-----
奥の白い方がバナナ&古紙。
手前の茶色い方が間伐材(5割)+バナナ&古紙(5割)。
(株)優良パルプの紙は一切化学物質を使用しないことが最大の特徴。
そのため、間伐材だけではまとまりが悪いため、バナナ、古紙等を混ぜる。
化学物質不使用のため、紙としては製造時、使用時ともに環境に優しい。
また、紙粘土や立体造形して子供の玩具にするなど、将来展開を模索中とのこと。
ジュオンメンバーは、なぜか間伐材の食品としての利用に興味があるらしく、若干名がしきりに食べることを検討(笑)
3.脱水&圧延(?)工程-----
圧力をかけて十分に水分をとる。
このとき、できによっては1cmほどもある厚みを薄くする。
4.乾燥工程-----
木の板に張って2日程度乾燥させる。(温度、湿度による)
完全に乾燥する前にはがすのがポイント。
乾ききってからでは、くっついて綺麗にはがれないそうだ。
左の茶色い方が間伐材(5割)+バナナ&古紙(5割)。
右の白い方がバナナ&古紙。
ともにはがき大サイズ。
他に色紙大も作成。
慣れるとこのようなハイブリッドタイプもできる(笑)
乾燥中の紙拡大写真。
いい感じの繊維感。
たくさんできました~
-----番外編-----
私の狭い家に”仮置き”中の、余ったパルプ。
まだ、5分の1程度しか使ってない模様…
これで数年間紙漉きできますね(笑)