ペ・ヨンジュンが名誉館長、
漆芸美術館が閉館へ
■8月1日に再オープン、わずか4か月で閉館へ
岩手県盛岡市加賀野の「岩山漆芸美術館」の全龍福館長(57)が、
11月末で閉館する意向を、土地・建物を所有する同市に伝えていたことが
7日、分かった。
昨年末に休館し、韓国の人気俳優ペ・ヨンジュンさんが名誉館長に就任して
8月に再オープンしてから、わずか4か月で閉館へ。再オープンに際しては、
市が1000万円以上をかけて設備整備をしている。
閉館を決めた理由について、全館長は読売新聞の取材に対して「共同経営を
予定していたぺさんの所属事務所が急きょ出資を見合わせ、資金繰りが困難に
なった」と説明。「継続したい気持ちはあるが、本業の作品制作もある。
美術館運営と両立は難しい」と話した。
漆芸美術館は、2001年に閉館した旧盛岡橋本美術館の施設を、韓国・釜山
出身の漆芸家の全館長らの漆芸グループが盛岡市から借り受け、04年5月に
オープン。漆で描いた壁画などを展示していたが、入場者減で08年11月末に
休館した。
今年2月、ペさんが同館を訪れて漆芸を学んだ縁で、6月に名誉館長に就任。
ペさんの作品などを展示することで運営にめどが立ったとして、全館長が新たに
設立した運営会社が8月1日に再オープンした。
ペさん人気もあって、県外からの多くの女性ファンが足を運び、07年以降
毎年5000人台(12~3月は休館)に落ち込んでいた来館者も、3か月間で
7600人と急増していたという。
同館を巡っては、再オープン前に施設の修繕費として、市が計1080万円を
議決を経ずに今年度予算からあてている。
同市の池田克典副市長は7日夜、「全館長から担当者に、10月30日に
電話で閉館を伝えてきた。数日のうちに直接会って真意を問いたい」と困惑した
様子で話していた。 .
(読売新聞)
>同館を巡っては、再オープン前に施設の修繕費として、
>市が計1080万円を
>議決を経ずに今年度予算からあてている。
この費用、どなたが市に返還するのでしょうか。
それともうやむやになるのでしょうか。
まったく関係ないのですけれど、
当該地域にお住まいのかたにとっては
税金の無駄遣いなのですから、
議決を経ずにあてられたものは、
きっちり市に返還されるべきだし、
関係者の処分を検討するべきですよね。
このご時世に、
税金をなんと考えているんだ、言語道断ですよ。
それにしても甘いですよね。
人気にあやかろうということが先に立っているから、
地固めがまったくおろそかになっていたのでしょう。
美術館、博物館はどこも入場者を確保するために
いろんな努力をなされているだろうに、
一度閉館した美術館を復活させるにあたっての
見通しの甘さが残念でなりません。
今後の処理を誤ったら、ペ・ヨンジュンさんにも
迷惑をかけちゃいますよね。
よく理解できないお話なのですが、
>継続したい気持ちはあるが、本業の作品制作もある。
ということは、今後もそこで作品を制作、販売して収入を得ることは続ける、
という、前向きな閉館なのでしょうか。
地元の方々はどのようにお考えなのでしょう。
いずれにしても、税金のことはきっちりしてほしいものだと思います。
新聞記事だと(当然のことながら)、ヨン様ではなく、ぺさん(誰!笑)、なのですね。
人気が出始めの頃は(10年ほど前?)、ヨン様に夢中になるお姉さま方の気持ちが、
全く理解できず、むしろ嫌悪していましたが、
近頃は、近所に開店した眼鏡屋さんでほほ笑むヨン様の特大写真に、妙に癒やされたりしています。
「優しそうな人だな~」なんて♪
韓流が日本に浸透したからなのか、
ペ・ヨンジュンさんのお人柄が良いからなのか、
私が年を重ねたからなのか、なんだかしみじみと不思議です(笑)
記事に関係ないコメントでごめんなさい。
地方のこんな小さな記事にも目を通して取り上げていただいてるのに地元人として黙して語らずではいけませんね。この美術館には何度か行きました。岩山の山中にある別荘のような瀟洒な建物なんです。先日紅葉観に行くついでに立ち寄ったらすでに閉館になってました。8月のオープンにはヨン様ファンの奥様方が遠くは関西からもお越しいただいて盛況だっただけに寂しいかぎりです。ここはずっと何年も閉館したままだったので人の手の入らない建物というのはどんどん荒れ果てていきます。8月に久しぶりに中に入ったらプーンとカビの匂いがしました。よく見ると壁もシミやクロスが剥がれていたりで700円の入館料はどうなのかとも思いました。それにひきかえ県立美術館や県立博物館はとても立派な建物とたくさんの従業員で贅沢な運営をしていて決して黒字になってるとは思えないのにあまりの違いに愕然とします。漆工芸館は日本で唯一の施設ということ、つまり世界で唯一の美術館ということになります。漆は英名もJAPANです。三内丸山遺跡からも赤い漆器が出土されてるくらい古い歴史があります。この小さな美術館を守ることはそんなに難しいことなんでしょうか。一度失ってしまうとと再び手にすることはもっと難しいのではないでしょうか。全館長も漆文化を守りたいとの気持ちでやってこられたのでしょうが、ここはやはり地元の理解と協力で乗り切っていくほかはないでしょう。もっと入館料を安くして展示スペースを貸し出したりの工夫をして維持していくべきだと思ってます。
税金の無駄はもっと他にあるはずでこういう施設がいつも槍玉にあげられて排除されるのでは文化そのものの危機です。
記事を読んで、たった4ヶ月の開館のために、
税金を投入させたの?って
思って記事をUPしたのですが、
コップニさんのコメントを読ませていただいたら、
4ヶ月の推移があったればこそ、わかることもあるのかなあと思いました。
それにしても4ヶ月は短いですね。
ペ・ヨンジュンさんのドラマ、
「冬のソナタ」は見ましたよ。
あのドラマは不思議な魔力のあるドラマです。
ほかのドラマではなんとも思わないし、
あのドラマのストーリーも単純で、なんてこともないのに、
韓流ドラマの1番手だったから新鮮だったのでしょう、
ペ・ヨンジュンさんの毎回の衣装と笑顔も素敵だったし。
あれが2番手以降にきていたなら、状況は変わったのじゃないかな。
交通事故、不治の病、記憶喪失など、べたで都合のよすぎる展開に、
そのドラマ以降はうんざりしましたから。
それにしてもせっかくそのペ・ヨンジュンさんを名誉館長に据えたのに、
もったいないことですね。
こういう再開、運営のありかた、猛省しなければならないことは明らかですよね。
コップニさんの地元なんですね。
記事から事実のみを引き出して、そのうえにきちんと地元ならではの、
補足をしてくださってありがとうございます。
報道が意図的なのでしょうか、
税金が有効に使われなかった例として、伝えられている、
それにとどまっている気がしますね。
漆工芸に対する理解があれば、コップニさんのような論調で
伝えることもできると思います。
政権が変わって、いろんな事業が廃止、統合されたり、中止されたりしている昨今、
記事もそういう切り口になってしまうのかもしれません。
さりながら、
>税金の無駄はもっと他にあるはずでこういう施設がいつも
>槍玉にあげられて排除されるのでは文化そのものの危機です。
ごもっともなことです。
地元で、この美術館をよくご存知のみなさんの民意がどんなものなのか、
そのあたりが重要になってくるでしょうね。
何を言っても、やはり、地元の自治体がバックアップする
必要があるのでしょうから。
地方分権はきっと文化にも波及すると思いますし。
日本の漆工芸はすばらしいですね、
中国の陶磁器、CHINAに匹敵するでしょう。
私のイギリス人の友達も、
若いころは漆塗りの箸をかんざし代わりに髪に挿していましたよ。
美しいと感嘆していました。
きっと大きな力で頼るところがなかったから?
ペ・ヨンジュンさんに名誉館長を
お願いすることになったのでしょうけれど、
本当に残念な結果になりましたよね。
でもコップニさんが言われるように、
多目的に使いながら存続させることを今からまた、
検討してもらいたいですね。
唯一の美術館は永久にその名をとどめてほしいです、
700円の入場料は論外としても。