上質NHKから
置いていかれた民放ドラマ
7月に始まったドラマで面白いのは、NHK土曜ドラマ「鉄の骨」と、火曜10時台
「天使のわけまえ」の2つだ。ドラマをあまり見ないオレが他に見ているのは「龍馬伝」
だから、全部NHK! 「ゲゲゲの女房」も含め、気づいたらドラマはNHKしか
見てないという人は多いんじゃないか?
なぜ民放ドラマ離れが進み、NHKしか見応えのあるものがないのか。
民放の場合、人気アイドルなどを主役に据えてから、そのアイドルに見合った脚本を
作る場合が目立つ。だから内容が薄っぺらな恋愛ものになったりする。
さらに民放には露骨なバーターもある。主役の俳優が所属する事務所が売り出したい
俳優をゴリ押し的にブッキングするのだ。そいつらは言い換えれば“売れてない俳優”
だから演技的には劣るので、クオリティーは下がる。
その点、NHKは、ちゃんと役に合った俳優をキャスティングしているのが見て取れる。
「鉄の骨」では会社の談合という骨太なテーマがまずあって、陣内孝則、中村敦夫、
さらにカンニング竹山といった豊富な配役が効いてるし、「天使の――」もイッセー尾形ら
脇の役者がいい。
他に、差別するわけじゃないが、出演者も「NHKのドラマだぞ」と意気込んで臨む場合
がある。民放は、主役のアイドルのスケジュールが週に3日しかなかったり、予算の都合で
収録が週に3日程度の時もある。芝居を練れずに大抵は現場でぶっつけ本番で進むから、
質のいいものを作るのは困難だとわかっている。「龍馬伝」のように金と時間をかけたドラ
マでは、役者はバラエティーの片手間ではやらないはずだ。
NHKと民放の差は視聴率でも質でも広がるだろう。このまま“ドラマ格差”が進めば、
民放ドラマは割り切って大手事務所が売り出したい若造タレントの宣伝媒体と化すかもね。
(ゲンダイネット/livedoorニュース)
NHKも民放もドラマをしっかり観ているわけではないので、
えらそうなことは言えませんが、
なるほどなあ、そうなのかもなあと想ったので取り上げました。
たしかに《龍馬伝》も、《ゲゲゲの女房》も楽しいですし。
じっくりと時間をかけているなあの感があります。
>さらに民放には露骨なバーターもある。
>主役の俳優が所属する事務所が売り出したい俳優をゴリ押し的にブッキングするのだ。
>そいつらは言い換えれば“売れてない俳優”だから演技的には劣るので、
>クオリティーは下がる。
いちいち、俳優さんがどこの事務所か調べてから見る人は少ないと想うんですが、
テレビ局もたいへんですね。
でも、10年前と変わらないんじゃないの?というような恋愛ドラマを
こないだ民放で観たばかりなので、《安直な脚本》を否定できないかも。
人気脚本家が必ずしもその時代時代を鋭敏に反映させるとは限らないというか。
(NHKの龍馬、ゲゲゲは事実が波乱万丈なので得しているとも想うけれど)
とりあえず、今はネットで少し前までの映画だって観れる時代。
評価の確定したコンテンツがあるのに、CM入りまくりで、薄っぺらいかもしれない
ドラマに辛抱強く付き合ってくれる視聴者は少数派、になりかねません。
ドラマという枠を絞っても、じっくり向き合わないと、NHKといえども、
やがては無視されるかもしれませんね。・・なんてえらそうに思いました、すみません。
うちは朝テレビを見る習慣もなく
日曜日に大河ドラマを見る習慣もなかった為
今もNHKでドラマを見るという行為に走ろうと全然頭が思わないんですよ。
たまたま出会ったドラマが面白かった、とかそういうのはありますけど・・・
あと「毎日」とか「1年間」とかそういうキビシイ条件に耐えられない(笑)
民放ドラマ全盛期は時代を作った、流行を作ったという流れがありましたけど
やはり今はそこまでじゃないですよね・・・
そういう強力な俳優、脚本のドラマが出てきて映画化とかではなく、
もっと違う形で世間に影響力を与えて欲しい気もします。
(なんか、意味不明ですみませんっ)
ただし日テレさんには、地味だけど良質なドラマ作りを目指して頑張ってほしいと思います。
もちろん「セクロボ」のような!
その流れ?をつくった「すいか」のような!
私の大好きだった「お茶の間」のような!!←これが良質かは謎。単なる私の好みですが
戦争体験者やその他悲しも苦しみも心底味わった人の脚本は(作者の年齢に関係なく)胸を打つものがありました。説明ぽいうわべだけの悲しみや嬉しさを出し、こうだからこう言う風に考えろ!!と余計なセリフ付きのドラマほど安ぽく思えるものはないです。説明なしでは感じられないんでしょうか?何も言わなくても伝わるものはある。脚本も俳優もどう表現すればいいのか?心底伝わらないものは多いです。
シリアスなものだけでなくコミカルなものも
ただ騒ぐだけ その反面ゲゲゲの女房は無理をせず自然に伝えようとするものが感じられ、楽に入って行けるからではないかと^^
みんな豊かで喜怒哀楽を分け感じることの少ない社会になり、心が貧しいからではないでしょうか・・・・いつか見た北野武さんの家族がモデルの笑えるドラマを私は泣きながら観た記憶があります。伝わるものがあったから。
ぼう読みの説明のような美しいセリフより、母役の室井さんの説明などない「この バカ~~~」の万感の思いに泣きました。
今後ますますドラマは貧しくなるでしょう。
伝えたい気持ちは同じでも表現できない悲しさを味わう時代になりましたね。
愛する人や対立する人に自分の気持ちを全部伝える勇気はありますか?死ぬ気になればできますが、弱い今の人だちは私を含め、そこまで頑張る力がないですね。うまく説明できないがそこだと思います。ぶつかったら体を張り受け止めてくれる人も今は少ない。それがすべての文化に少し少し現れているような気がします。
臭いセリフですが どうやったら心をえぐる様な愛を伝えることができるんでしょうか?^^
昼から重い話しですみませんでした^^;
別に民放ドラマを擁護するつもりなどサラサラ
御座いませんが、NHKは親方日の丸なんだから
良いもの作れて当たり前って気にもなります。
見応えのある作品も多いし硬派なのも男性受け
しやすいかも…(言い方を変えると暗く重い)
私が彼の局に対して一番不満に感じているのは
松山君を大きな役で使わない事!!
皆様、ここは頷かれるところかと…
私は久世光彦さんとこちらで仕事を一緒にして
ほしかった。きっと面白いものが生まれたはず
です。もう少し留まっていてくれたらと悔しく
てなりません。ジュリーと久世さんみたいに
松ケン&久世コンビによる名作が観れたかもと
思わずにはいられません。
>うちは朝テレビを見る習慣もなく
>日曜日に大河ドラマを見る習慣もなかった為
そうですよね、きっかけがないと、大河ドラマや朝の連ドラなど、
観ないですよね。
うちはけっこう大河ドラマを夫が観ていたので(年によってさまざまですが)、
案外なじみがあります。
>民放ドラマ全盛期は時代を作った、流行を作ったという流れがありましたけど
>やはり今はそこまでじゃないですよね・・・
テレビに求心力がなくなりましたね。
趣味嗜好も多様化してきたことだし、
れいちぇるさんの言われるように、名作をどれだけ輩出するか、
そちらに力点を置いたドラマ作りが可能かどうか、
文化の発信を担う心意気がテレビ局とスポンサーにも求められているのかもしれません。
それを支持するかどうか、視聴者にも。
《仁》のように、熱狂的に受け入れられる民放ドラマもあったし、
視聴率は高くなくても業界で高評価を受けた、セクロボや銭ゲバのような作品、
これからも作ってほしいですよね。
たぶん、コミュニケーション能力の不足が、
そのままドラマ作りにも
反映されているのではないかと思うのです。
《当たって砕けろ》なんて、
今は誰も試みようとしないですよね。
探りをいれて、根回しをして、それでだめなようだったら、
最初からもうパスするみたいな。
ヤマアラシのジレンマということが一頃、よく言われました。
近づきたいのに近づくとお互いを傷つけてしまう人間関係。
そういう脆弱な、繊細な人間関係の時代に、どんなドラマが成立するか、
誰もがわからないんじゃないでしょうか。
「何なにしてもらえますか?」
「してもらってもいいでしょうか」
若い同僚とはこういう会話を仕事でします。
すっごく気を使った依頼を若い世代がしているのを見ていると、
たいへんな人間関係だなあと思うのです。
ぶっちゃけた感情の吐露、ってなかなかできないのに、
ドラマでやったらリアルじゃないですよね。
ツイッターを道具に使ったドラマが昔日のものに思えて仕方なかったのは、
脚本家も今という時代に対応しきれていないのじゃないかと思いました。
出演者云々以上に。
アオイさんの、戦中をくぐったひとの言葉の重みというのも、
その時代の濃密な人間関係に良くも悪くも裏打ちされているからではないかと
頷いて読ませていただきました。
私は松山さんのファンではありますが、松山さんが出てこなくても、
素敵なドラマなら観たいなあと思っています汗
親方日の丸であろうとなかろうと、
昔は民放も時代を飾る素晴らしい作品を作ってきましたよね。
久世さんは《時間ですよ》?
《寺内貫太郎一家》でしたっけ?
すみません、調べる時間もなく。
きっと才能のあるひとはたくさんいらっしゃると思うのですが、
上にも書いたような感想を私はもっています。
さらに、民放だと時間的な制約もきついんだろうと思います。
出演料だけを見たらきっと民放の方が高いだろうから、
民放も優れた才能を取り込むことはできるはずなのにな。
樹さんが挙げられた世間によく知れわたって
いる2作品を私はほとんど見ていません。
言わずもがな、ご本人にホームドラマは好き
じゃないとまで述べてしまったアホです。
(厚かましく言いたい放題でした。)
久世さんが旅立たれた後、樹木希林さんの談話
で、前日に大好きな沢田夫妻と会食して楽しく
過ごしたと知り せめてもの慰めでした。
お金じゃないとしたら何が民放ドラマに欠けて
いるのでしょう?古臭い言い方をするならば
それは愛?情熱?いえいえ、そんなはずはね。
放送回数未定…この頃民放ドラマのガイドで
よく見かける表記です。これって視聴率次第と
言うことですよね。たぶんNHKではあまりない
のではと思います。スポンサーの顔色を窺う
必要もないでしょうし…
時間=お金だったりもするかも…。
先日なんとなく流していた2時間ドラマの中で
『カムイ外伝』の一曲がまんま使用されていた
のには開いた口が塞がりませんでした。
妥協の産物なのか?と思いました。
良い打開策はないものでしょうか?
切磋琢磨があってこそ素晴らしい作品が生まれ
育っていく…その為にも太っ腹のスポンサー様
出て来いや~!です。(ちなみに『悪魔のー』
は超低空飛行でした。それでもコアなファンと
共に最後まで頑張りました。何の自慢にもなり
ませんが古き良き時代の夢でした。)
ん~やっぱり松山君のドラマ観たい!!
拘るけれどNHKには見る目がないのか???
長々書きましたが詰まる所そう言うことです。
沢田さんのドラマもです、ますます、すみません。
NHKが贔屓にする俳優さんとかバンドとか、
基準はわからないですが、
たしかにあるみたいですね。
その昔、ソフトバレエという、バイセクなバンドがあったんですが
(本人たちが雑誌で3人でつきあってることをカミングアウト)
NHKはOKで、よく出演していたのに、
某○ステはぜったい出演できませんでした。
本人たちもめっちゃ怒ってましたけどね笑、
お堅いというイメージのあるNHKがよくて、
なんで民放が?
つまりはスポンサー基準だったんでしょうね。
そういう意味ではスポンサー次第っていうの、
たいへんですよね。
>NHKには見る目がないのか???
松山さんのブレーンも頑張ってほしいですよね。
ちゃんと機能しているのか、そもそもブレーンと呼べるのかとか、
辛らつですが、思ってしまう局面が多々あります。