
2006年からのデスノート
≪松山ケンイチ≫特集その2
毎週更新「デスノート」lineブログからです。
松L誕生秘話、まだ未公開情報ってあるの?と思っていたら、
佐藤P、考え抜いて書いてくださっている感。あの当時、と振り返るのもたびたびなのに、
今回も楽しく読ませていただきました。感謝ー♪
仮メイクでもスタッフの士気を上げるほどのビジュアルを見せてくれた松ケンのL。
しかし、完成形にはまだ試行錯誤が必要でした。
>まずLのビジュアルで1番の問題は、「眉毛」なんです。
原作のLには眉毛がありません。これは驚きました。マンガを読んでいる時には
眉毛が無いことなどあまり気にならなかったのですが、実写化検討する時によく見たら、確かに眉毛が無いw
普通の人間で眉毛が無いと、本当に異様に見えます。
眉毛の色を薄くしたりするレベルが良いのではないか?といった議論もありました。
しかし松ケンが、
「わい、眉毛剃ります」と宣言!
1度剃ってしまったらしばらくは戻れないのでw、悩みどころでしたが、
松ケンの心意気に賭けて、眉毛無しでのメイクにチャレンジしてみることに。
すると大正解!
眉毛無しは異様なのですが、だからこそ白塗りやクマのようなアイメイクがバッチリとマッチしました!!
原作ビジュアルに出来る限り近付けるという試みに、松ケンも心同じくして、共に攻めてくれたからこその、
異様だけれど面白く、格好良くも見えるし何より色気がある、あのLビジュアルが完成しました!
>この「眉毛を剃った」エピソードは、今回Lの後継者役を演じる池松壮亮クンにも影響を与えています。
信介監督と池松クンと「竜崎」をどんな人物にしていくかという打合せの時に、池松クンが
「松山さん、眉毛剃ったんですよね?」
と割と最初に聞いてきたことを覚えています。
>あの「ひょっとこ」も松ケンのアイデアです。
顔を隠す仮面を何種類か用意していたのですが、松ケンの中で急に閃いたのでしょう。
前日の夜に「Lはひょっとこを被ると思います」と言い出し。小道具班も本隊の撮影準備で動けなかったので、
当時「プロデューサー補」だった日活田中くん(通称モジャ)が都内を探し回って買ってきてギリギリ間に合ったのが、
あのひょっとこです。
アドリブで松Lが生み出した「ひょっとこ」は、今やLを象徴するアイテムとなったのだから面白いものですw
『デスノートLNW』にも新たな「ひょっとこ」が登場しますのでお楽しみに!
(デスノート公式ブログ)
眉毛がないってことだけで、非日常になるんだなあという、発見(笑)
でも、異常な感じというか、嗜好性が現れるんですねー。
まあ、Lにしてみれば選んだわけじゃないのかもしれないけど(笑)
松山さんもいやでも自分の顔を見るたびに思い出すだろうし、それから行動するたびに、
自分の顔を思い出して、猫背になっていったんだろうなあ(笑)
自分から憑依しなくても、Lが憑依してきたのかもしれませんね、きっかけとしては。
綿密にいろいろ取材したり、見聞きしたり、と努力を重ねて、
その人物を「生きる」松山さんなので、その姿勢に尊敬を抱きつづけてきたわけでありますが、
Lに関しては原作しかなかったわけだし、
人物を知るうえでは唯一の資料なのだけれど、
実写化にあたり、原作をまねるだけは成立しないL像については、
眉毛なし、の決意に至るまでもいろいろ考えて悩み、不安に思われたのでしょうね。
眉毛なしだと、ほかの仕事も難しかっただろうし。
もっとも、撮影が終わるまではデスノートに命を預けるくらいの気持ちだったことでしょうが。
お菓子のエピソードでも、
撮影中に食べ過ぎて、戻してしまったというエピソードもありましたよね。
ううう、10年前のことがいろいろ思い出されるなあ。
忘れたこともたしかに多いんですが、
たとえばこっそり見た、2ちゃん、試写会のあとだったんですけども、
ラストネームでLが自殺する、などというショッキングな書き込みがありまして、
実際に自分があの作品を見るまで、落ち込んでいたことを思い出しました。
ほんと、ショックだったわあ。
眉毛をそって初めて鏡を見たときの松山さん、
どんな気持ちだったんだろう。
聞いてみたいですね。
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