漫画6誌、無料でネットに
=配本困難で
講談社は東日本大震災に伴う緊急措置として、
「週刊少年マガジン」など漫画6誌をネット上で無料配信する方針を固めた。
野間省伸副社長が25日、時事通信の取材に対し明らかにした。
無料配信するのは他に「ヤングマガジン」「モーニング」「イブニング」「ビーラブ」「キス」。
広告を除いた漫画作品部分が対象で、来週中に対象号や配信期間などを決める。
同副社長は「被災地などにきちんと配送できなかったものを配信したい」と述べた。
紙で読みたい読者向けには、バックナンバー販売の態勢も整える。
集英社も「週刊少年ジャンプ」の14日発売号を23日からネットで無料配信している。
(時事ドットコム)
少年ジャンプについては先般お知らせしましたが、
集英社に続いて、講談社でも英断を下したようです。
これはCDのダウンロード販売の先にある現象と言うか、
すごいことですよね。
情報の無料化が、こんな極端なかたちで現れたら、
出版業界はどうなるんだろう、と思いました。
いや、もちろん特例であるということは自明の理なんですが。
本屋に行ったら、「入荷が遅れる場合があります」という張り紙がありました。
普通の書籍だったら、多少の遅延も構わないですけど、
定期刊行誌となるとそうはいかない、ということなんでしょうか。
樹さんの言われる通り今回は特例なんでしょうが、
この無料配信を足掛かりに、これから漫画の配信が拡大するかもしれませんね。
読み捨てがなくなると思えば資源削減につながるけど、
本を手にした時の期待感や紙の手触りがなくなるのはさみしいなあ。
なかなか難しいですね。