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綾辻行人「Another」コミック化に続きアニメ化&実写映画化も決定!

2011-03-11 | 気になる表現者



綾辻行人「Another」
コミック化に続きアニメ化&実写映画化も決定!


 「時計館の殺人」で第45回日本推理作家協会賞を受賞した綾辻行人の学園本格ホラー小説「Another」のアニメ化、実写映画化が進められていることがわかった。コミック化され、月刊漫画雑誌「ヤングエース」に連載中の「Another」。コミック、アニメ、実写映画と3媒体それぞれの展開に注目が集まっている。

 「Another」は、1998年春、夜見山北中学3年3組に転校してきた榊原恒一が主人公。何かにおびえているようなクラスの雰囲気に違和感を覚えるうち、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げる。謎に満ちた学園ホラーだ。コミック化は、成海璃子、小出恵介らによって映画化もされた乙一の「きみにしか聞こえない」のコミカライズを担当した清原紘が手掛けているが、アニメ化、実写映画化については、現時点では詳細は未定。実写映画化に際して、沢尻エリカ、若槻千夏、小栗旬らが出演した『オトシモノ』で監督を務めた古澤健がメガホンを取り、脚本は映画『雷桜』『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』の田中幸子が務めることのみが発表されている。主人公の年齢設定は15歳の本作。映画化では、どんな若い才能が活躍するのか? キャスティングにも期待したい。

映画『Another アナザー』は2012年全国公開予定
                                     (シネマトゥデイ /yahooニュース)
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■綾辻行人著「Another」(角川書店刊)1995円(税込み)

本文673ページの小説です。
2段組みにしてくれよー、と言いたくなる厚み。
読み始めて間もないのと、あれこれ並行して読んでいるので、
まだ、現場では何も起きておりません(笑)
しかしながら、とても引き込まれるのです。
主人公があくどくなく、優等生すぎず、不安を抱えている身だからでしょうか。
主人公がスティーブン・キングを愛読しているのもポイント高し!
キングがすごいと思うのは、そのお話がベタじゃないのはもちろん、
リアルにひとりの人間がそのなかで生き死にしてるって気がするからなんですよね。
最近、何冊か有川浩さんの小説を読んで、でもどうものめりこめないのは、
なかなか面白い話でも、その小説自体、登場人物が役を振られている気がしてしまうからで、
切実感とか深みにかけ、その小説世界でリアルに生きているように思えないのです。
そういうの、決定的にまずい気がします、ストーリーがそこそこ面白くても。

こないだ、この本をかばんにいれて仕事に出かけたのですが、
その重いこと(笑)
一挙に読みたいのですが(といいつつ、割ける時間は一日30分くらい:笑)
通勤に持ち運ぶのは無謀とわかったので、
がまんして、家で読むことにします^^
綾辻さんの描く登場人物がキングなのか、有川さんなのか、
そのあたりも楽しみ。

実写映画が「オトシモノ」の監督だそうで、
なかなか面白いホラームービーだったので期待したいです。

藤原さん、素敵な小説を教えてくださってありがとうございます。
じっくり時間をかけて読みます^^(早く読みたいんですがー)



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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ychan)
2011-03-11 10:44:15
こんにちは。

私も「Another」読みました。買ったはいいけど、時間かかるだろうなぁって思って読み始めたら、なんか面白くて一気に読み終えました。さすがに一日では無理でしたけど。

15歳の主人公達にいろんなことが起きるけど、実際に小説に書かれているようなことがあったら、もうウギャー!!です。

個人的にはよかったと思う小説なので、実写化されたら観てみたいけど、物語の持つ雰囲気が、「残念」なことにならないよう、祈ってます(パンパン!)
返信する
Unknown (藤原)
2011-03-12 13:27:28
昨日は正直 恐怖の1日でした 私の住んでる所が震度5 しかし 被害はありませんただ 揺れが酷くてとても怖かったです
綾辻さんは 初期作品がとても面白いですよ
樹さん ミステリお好きなら十角館とかなら サクッと読めるかも 私の本当のお勧めは佐藤友哉さんですね
水没ピアノ という初期作品が面白いです

佐藤さんは超マイナー作家ですが 三嶋由紀夫賞等を取ってます 今度映画になるデンデラという作品(藤原は未読) 浅丘ルリコ 倍賞美津子 山本陽子 草笛光子 等の出演 この布陣だけでめちゃくちゃ見たい気持ちです 内容も ある村で姥棄てが行われたが 実は 老婆達は生きていてコミューンを立ち上げ 色々なサバイバルと事件が起きる お婆ちゃんアクションだそうです
原作が 新潮社から 文庫化するようなので読んでみたいと思います では またお勧めあったら 来ますね~
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ychanへ ()
2011-03-13 18:52:17
こんばんは。

結局、まだ読めていません。あのぶ厚さをおして、もってくべきかな^^
猪瀬直樹さんの《突破する力》という本を読んだのですが、
勉強になることが多かったです。

>15歳の主人公達にいろんなことが起きるけど、
>実際に小説に書かれているようなことがあったら、もうウギャー!!です。

わあ、まだ何も始まってないんですけど^^
「ひぐらしの鳴く頃に」と少し似た雰囲気がするんですが、
ミサキ メイでしたっけ?
彼女を知りたくてなりません^^
実写化は誰がするんでしょうか。
アニメは可愛いですね。
返信する
藤原さんへ ()
2011-03-13 18:58:00
こんばんは。
まだ100ページくらいしか読んでいないんですが、
主人公の背景がきっちり書かれていて、ずんずんひきこまれています。

>佐藤さんは超マイナー作家ですが 三嶋由紀夫賞等を取ってます

おおお、マイナーじゃないでしょう、三島由紀夫賞だなんて!
ミステリは得意なほうではないのですが、
桐野夏生さんラブなんです。
でも佐藤さんのお名前、メモさせていただきますね。
いつも素敵な作家さんをご紹介してくださってありがとうございます^^
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