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BTS兵役特例の結論は?

2021-11-27 | BTS(防弾少年団)



BTS兵役特例の結論は?

韓国の人気ボーイズグループBTS(防弾少年団)の兵役特例許容法案が結論を下せないまま保留となった。

25日、国会国防委員会法案小委員会はBTSなど国威を宣揚した大衆文化芸術家が軍入隊ではなく
奉仕活動などで兵役に代えられるようにする内容の兵役法改正案を審議したが結論を下すことができなかった。

改正案を賛成する一部の委員は会議でBTSが誘発する莫大な経済的波及効果などを考慮すると、
彼らに兵役特例機会を付与するのが妥当だと主張した。しかし兵役問題に敏感な国民世論を考慮し、
さらに深みのある議論が必要だという意見が多数出されて議決に達することができなかった。

国防委関係者は小委員会の会議後、「与野党の別なく賛否が交錯した」とし
「今後公聴会など公論化手続きを持つことにした」と明らかにした。

国防部は兵役法改正案の議論に関連して慎重に検討する必要があるという立場を明らかにした。
プ・スンチャン報道官はこの日の定例会見で関連する質問に「兵役法改正関連の国防部の立場に対して申し上げるなら、
状況の変数を考慮せざるをえない」としながら「現在直面しているのは人口急減によるものが最も大きいようだ」と明らかにした。

プ報道官は「公平な兵役履行次元で社会的合意も必要だ」とし「このようなことを考慮すると、
芸術・体育要員の編入対象拡大は選択しにくく、慎重にならざるを得ない」と述べた。

もし兵役特例議論が白紙に戻れば、最年長メンバーのJINは2022年末までに入隊しなければならなくなる。
1992年12月生まれのJINは本来なら翌月入隊しなければならなかった。
だが今年6月から大衆文化芸術優秀者に対する兵役法改正案が施行されて来年12月の誕生日前まで入営を延期できることになった。

大衆文化芸術分野優秀者に対する兵役法改正案を見ると、文化勲・褒章を受けた大衆文化芸術家が希望する場合、
文化体育観光部長官の推薦書を受けて満30歳まで入営を延期することができる。
BTSは2018年花冠文化勲章を受けて大衆文化芸術家の中で唯一入営延期恩恵対象者となっている。
これに対してJINをはじめBTSのメンバーは全員満30歳までの入営延期を申請した。

現行兵役法上、大統領令に定められた芸術・体育分野の特技を持っている者として、
文化体育観光部長官が推薦した人を芸術・体育要員に編入することができるように規定している。
ただし兵役法施行令で芸術・体育分野の特技に大衆文化は規定しておらず、
BTSら大衆文化芸術家は兵役特例を受けることはできない。

一方、数年間激論が交わされているBTSの兵役恩恵問題は相変らず答えを探せずにいるが、
BTSメンバーはこれとは関係なく国防は当然の義務とし軍入隊を示唆してきた。

昨年JINは『BE』リリース記念記者懇談会で「大韓民国の青年として兵役は当然の問題と考える」とし
「国からの招集があればいつでも応じる。時期になって招集があるならいつでも応じる予定」と話していた。
                              (中央日報/yahooニュース)

>JINをはじめBTSのメンバーは全員満30歳までの入営延期を申請した。

ということで、黄金マンネ(末っ子)のグク(ジョングク)はあと6年、活動できるということですが、
メンバーの年齢に5歳の開きがあるため、順番に入営すれば、相当の長い期間、完全体ではバンド活動を
行えなくなります。
BTSは当然の義務、と兵役に行くつもりであることを常々公言していますが、
国家が兵役免除の特例を設けているため、BTSほど国益に貢献しているひとたちを、
その特例から除くとなれば、その整合性というものはいかがなものか?と言わざるを得ない気がします。
別の記事で読みましたけど、オリンピックの銅メダル以上、試合に出ていない補欠の選手にまで、
その恩恵を付与しているというではありませんか? 
信じられへんわ(# ゚Д゚)!というのが偽らざる感情なのでございます。
国連で複数回にわたって、忙しい日程を割いて演説まで行ったBTSに、
≪わざわざNYまで演説しに行ってくれてありがとね。名誉だよ、君たちにとっても≫
と言いたげに、国がエエとこ取りだけしてええんかい?というね。
BTSが名誉なことであるし、きちんと準備して役目を全うします、という姿勢であることに、
国はバンドへの感謝という気持ちを、何をもって、応えたん?
バンタンは決してそれを求めるようなことはしないと思うけれどもね。

記事を読むに、断じて特例は許さない、と結論を見たわけではないので、
希望を繋ぐわけですが、ジンくんの入隊時期までの時間は刻一刻と近づいているので、
とてもとても気になります。
ARMYさんたちは入隊当然の義務、という意見も多いようですが、
そしてそれは韓国の青年として誇り、でもあるらしいですが、
兵役というのは、平和と馴染む制度ではないわけで、
私は誇りを持つ、という価値観は徐々に変えていく必要があるのじゃないかなあと、
隣国のことながら、思っています。
(この国だって憲法改正論議できな臭いけどね)
平和であるならば、軍隊だって必要ないのだし、
人間としての感情のリアリティを、≪違和感≫から育てていくべきじゃないかと。
そこを是とすることは、いつまでたっても人類の進化は望めないわけだから。
バンタンが目指す地点は軍隊に守られた世界ではないと思うし、
彼らは音楽で、それとは別の世界観を歌っていると思うのです。
ダブルスタンダードじゃなくて、こころからの世界平和を音楽で訴えるために、
バンタンが苦しまず、みずからの姿勢を全うできますように。

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