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小栗旬の涙~プラスアクト撮影秘話~

2008-11-16 | 気になる表現者

小栗旬の涙~プラスアクト撮影秘話~

松山くんもお世話になっている写真家・saiさんのブログで、
小栗旬くんの撮影のことが載っていた。
最近ちょっと旬くんには辛口だったので、ずきんときた。
saiさんのブログはここから

saiさんのブログ、スクロールしてください、
記事はかなり下のほうに移動しています。

18000文字という長大なインタビューのみ読みました、
撮了した「クローズzero2」の記事を読む時間がありません。
しかし、芹澤多摩雄くん役の山田孝之くんの写真、
そのいでたちが薄汚れてて、すごいなあ、彼は、
こうゆうカッコをさらっと出しちゃえるひとなんだなあと
妙に感動しました(笑)

B型なので話題があっちこっち飛びますが、ごめんなさい
(のっけから言うなって話しですが)
まず、表紙の旬くん、泣いているんですよ
何でかと言うと、徳永英明さんのカバー曲「恋におちて」が
現場で流れたからだそうです。
あの曲を聴くたびに、いつも泣けるそうですよ。
俳優さんってほんとうに感情が勝負の職業ですよね。
外界からの刺激によって、大きくうねったり、また、感情が
うすっぺらになるとゆり動かそうと努力しないといけないんだなあって、
その過酷さを思います。
(松山くんはカムイ撮影のころ、感動的なアニメ、観てたんですよね)

旬くんは前の「クローズzero」のとき、滝谷源治が入りすぎて、
取材のひとたちにもひどい対応をしたかもしれないと謝っていました。
今回はどうだったのか?
どうやら、滝谷源治という、役と自分の間にも距離があったみたいです。
そのことを旬くんは「集中力が続かなかった」と言っているし、
滝谷源治ではなく、自分として、記者たちには対応が悪かったんだと
話しています。正直すぎて、読んでいて痛々しい気持ちになります。
ほかの俳優さんたちと芝居をしていて、ふっと芝居がぬけそうに
なることがあった、撮影の合間にゲームなんかできてしまう自分が
いた、など、どこまで正直なんだろうと思いました。
そこまで言わなくていいじゃん、旬くん。もう黙っていたら、
そんな気持ちになって、胸をかきむしられる気がしました。

だけど、それが小栗旬くんなのだなって。

彼は新しいことにむかっているとき、全身全霊からオーラが
立ち上る気がするのです。そしてその輝きは目をやくくらいにまぶしい、
だけど、悲しいかな、喜ばしいかな、
彼はひとりの発展途上の、これからも未曾有の可能性を秘めた、
素晴らしい俳優さんだなあって思います。
恐れを、つまずきを、不安を、反省を、
こんなに素直にさらけ出してしまえるひと、なかなかいません。
だれだって自分を飾りたいし、ぼろぼろのときにそもそも、
長く話したりできないじゃないですか。逃げたくなるじゃないですか。
俳優さんの間で、忙しくてつらいと

≪去年の小栗旬を思い出せ。あそこまで自分は追い詰められていない≫

そういう発言がでるのだそうです。
そう、去年、1年を駆け抜けた旬くんは素晴らしかった、
だけど、多くが「すごい、よくやっている、素晴らしい」と
旬くんへの賛辞を欠かさないなかで、
旬くんは≪もっと、ひとつひとつをきっちりできたらなあ≫と
思っていたそうなのです。あの、カリギュラ初日、
疲れたからだをひきずってラジオ生放送に向かう後姿、
声をかけられそうもない疲弊した後姿で、旬くんはそれでも、
≪ひとつひとつをきっちりできたら・・≫と思っていたのですね。

どこまで行っても、これで十分。の答えが出ない、俳優さんという
表現者の孤独を思います。せつないです。

来年のNHK大河ドラマ≪天地人≫(妻夫木聡さん主役)では
旬くんは脇役の石田三成を演じます。
主役を張らないのは久しぶりだそうで、ほっとして、楽しみに
している様子がうかがえます。

表現者の孤独と苦しみに寄り添うことはできませんが、
素晴らしく誰かの姿で魅了してくれる、決して期待を裏切らない、
小栗旬くんの晴れやかな笑顔を、
次の特集では期待したいものです。
小栗旬くん、あなたの道を、
苦しみながらも、楽しんで歩いてください。
旬くんは「興味あるひととない人の差が凄く激しい」と言っているので、
あるいはかぶらない松山くんとの接点は見出せないかもしれないですが、
一方で「いい才能といい才能は出会ったほうがいいと思いますからね」
とも話しています。
プライベートでは、ひょっとしたらなかなか絡まないかもしれないけど、
(いや、わかりませんけどね、すでに仲良しさんかもしれない)
作品で、できれば火花を散らして欲しいですよね。
きっとものすごいことになると思うんです、
松山ケンイチくんとなら。
ぜったい保証します←私が保証しても何の説得力もないけど(笑)


そうそう、さすがプラスアクト、売り切れ店も続出ですが(探したもん!)
インタビューのあと、小栗旬くんの全仕事を資料として網羅しており、
ひとりの若い、すぐれた表現者の軌跡を追う意味でも、
とても読み応えのあるものとなっています。
くわえて、滝谷源治を脱ぎ捨て、茶髪に髪を染めかえた、
小栗旬くんの魅力も全開。

松山くんの第7回「愛と平和と憎しみと戦争と・・」も
面白かったし、
特筆べきなのが!!!!!!
木村佳乃さんの美しすぎるモノクローム写真。
この写真1枚でも買う値打ちあり(旬くんはどうしたんじゃ)です。
おんなのひとにはなかなか感動のせりふを吐きたくないが(ははは)
この写真にははあとを射抜かれました、女神です!!
お近くの書店で手にとって、96ページの写真を観るだけでもいいから(笑)
そして、「樹さん、共感します」ってゆってゆって!!(笑)

表題にしてるのにsaiさんの記述がなかった(汗)
旬くんの、真剣さにちゃんと拮抗できているかということや
涙をこぼす姿が鳥肌ものだったこと、
その繊細さとかの悲喜こもごもに触れたことなど、
プロの写真家として実直にお書きになっています。



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4 コメント

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泣いてます。 (さち)
2008-11-16 22:49:34
こんばんは、樹さん。
旬くん、泣いてます。
大きい眼が、潤んでいて、見ている側も、切ない気持ちになります。アングルも珍しいかな、と思いました。

>「すごい、よくやっている、素晴らしい」
>≪もっと、ひとつひとつをきっちりできたらなあ≫
周りの評価が高い程、自分もしっかり頑張らなくてはと思う旬くんだから、これだけ認められているんだと分かりました。
旬くんと松山くん、あんなに魅力ある二人だから、きっとお互いに良い刺激になりそうで、すでに仲良しなんじゃないかな♪と、思ってしまします。

私も木村佳乃さん、大好きです!綺麗で、真っ直ぐに、頑張っている方だなと思います。TVで英語を流暢に話している場面を拝見して、さらに、いろいろな努力をしている方なんだと実感しましたよ☆
96ページですね、是非見ますね!
返信する
マロンくんが~ (Rainy)
2008-11-17 00:16:50
こんばんは☆

マロンくんが泣いてますね・・・
やっぱり泣き顔も絵になりますね。
さすが俳優さん・・・
私だったら目も当てられないわ、
女やけど・・・と思いました
どの角度から、どんな表情とっても
絵になるって凄い、と、
ヘンなところに関心してしまいました・・・

マロンくん、仕事熱心で
まっすぐな方なんですね。
そんなに気にしなくて大丈夫よ~、
貴方はかなり仕事キッチリよ~、
と思いました。ああ見習わねば・・・

本当に松山さんと絡んでほしいですね。
やらしい意味ではなく、って
やらしい意味でもいいのですが、
まずは仕事で絡んでほしいです。

素敵な化学変化が見られそうです~
返信する
さちさんへ ()
2008-11-17 21:10:00
こんばんは~☆

松山くんはわからないけど、旬くんは現場に音楽を持ち込むみたいですね。
でも徳永さんと聞いてびっくりしました。
なんかこう、大人って感じで・・
もちろん大人なんですけど、でも、
長い事高校生を演じていたせいか(笑)
急に大人の男性に見えた・・

だけど少年みたいにまっすぐなんですね、
包み隠さず、かっこつけず。
このインタビューのあと、
クローズ公開の頃には、スッキリした顔で
紹介してくれるのでしょうね。
遣り残したこととか、反省点から自分を責めるの、
もう十分ですもんね。

リターンマッチで共演してから、早4年。
そろそろ、満を持しての共演が見たいですね!!
返信する
Rainyさんへ ()
2008-11-17 21:15:10
こんばんは~☆

旬くんは泣いても絵になりますね。
松山くんも角川さんちの雑誌「T」で泣き顔の表紙になっています、
並べてみたいなあ(なんか趣味わるい?)

Rainyさんも絵になりますよ、美しくていらっしゃるから。
でも泣くとこは「鶴の恩返し」ばりに、
けして見せてはくれないでしょうね(笑)

松山くんと旬くんは、
「リターンマッチ」で共演して、
一緒にお風呂!!まで入ったのに(笑)
演技が絡むっていうのじゃなく、
別々に芝居してる、みたいな感がありました。
ちゃんと絡む芝居を、
4年後の今にお願いしたいものです。
やらしい意味でもいいから(笑)
返信する

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