BOWIEはそして星へ
先日のBOWIE逝去の報。
悲しいというよりも、実感がわかなくて、
これから先、BOWIEの話題があがらないというのを、
半年だとか1年だとかのスパンで、かみしめるような気がします。
そのとき、少しずつ悲しみのような淋しさが降り積もっていくんだろうなあ、
BOWIEがいた時間が遠ざかってゆくことに。
BOWIEの日本公演を見たのは万博記念ホールでした。
内容をまったく覚えていないんですが、
BOWIEの人気がすごくて、
立ち上がったひとたちがステージ下に殺到して、
あわや将棋倒しに、というときに、
BOWIEが「だいじょうぶですか。おちついてください」と
日本語でおろおろしながら言ってくれたのでした、
そのことは今も忘れられません。
私はそのとき、そんなこと言わないでよ、超然としていてよ、
などと罰あたりなことを思ったのですが、
すごい人気だったんだなあ・・・・・・・・・・
>デヴィッド・ボウイ(1947年〜2016年)には数々の鉄板の名曲があり、
そこから40曲を選出するのは至難の業だった。
しかし、サーストン・ムーアやセイント・ヴィンセント、
ジョニー・マーやワイルド・ビースツなどの力を借り、
40位から1位までの名曲のカウントダウンを行なっていきたい。
(NME JAPAN)
ランキングはこちらから→http://nme-jp.com/feature/12521/
1位はね、HEROES,
なるほどなあ、と想いました。
でも40位からのカウントダウン、
自分が若いころ聴いていたBOWIEを
やっと懐かしくたどれるというかね。
映画主演作「地球におちてきた男」が好きでした。
THE MAN WHO FELL TO EARTH - Trailer
水が枯渇した星から水をもとめてやってきた男が
やがて研究対象となってしまい、
コンタクトレンズを焼き付けられてしまって、
もう二度と故郷の星に帰ることができない・・・という物語。
BOWIEがあまりにもスタイリッシュで美しかったので、
また追悼上映があるといいなあと想います。
最後のアルバムのすべてを視聴することができます。
記事はこちらから→http://nme-jp.com/news/12045/
BOWIE,たくさんの美しい衝撃と優しさをありがとうございました。
こんばんは。
お返事遅くなってすみません。
私、リアルタイムで聴いていたときは、
あの声、なんとかならないの、なんて思っていたんです、
ジギースターダストのころなんか。
でも、時代につれて、歌い方が変わっていきましたよね、
ヒーローズのころなんて、
もう昔とは別人。かっこよすぎます。
だからと言って、ヒーローズの歌い方でジギーは歌えないし。
ということは、役者がその人の人生を生きるように、その時代の歌を生ききっていたのかなと。
私、知らなかったのですけど、
ヒーローズはベルリンの壁を壊す原動力のひとつとなったとか。
朝日新聞の記事で読みました。
社会面で、というのは、今となってはBOWIEらしいなあと思います。
昔、まだジギーを生きていたころ、
BOWIEが「自分はステージで殺される最初の人間になるだろう」と言っていたのを覚えています。
その予言だけは外れたことが嬉しいです。
>そして聴くたびに失ったものの大きさに気づき、もっと悲しくなるんです。きっと。
BOWIEの歌はこれからも必要とされるから、その不在は悲しいですよね、きっと。
ボウイの訃報は衝撃でした。最初に聞いたときよりも、数日たった今になってから、心の中が湖面の波紋のようにゆらゆら揺れています。
揺れるたびにいろんな曲が思い出されます。
最近の曲は聴いてなかったけど、A面とB面ではまったく違うおもむきだったり、アルバムを通して聞くと物語のようだったり、レコードを聴くたびにわくわくしました。
CDじゃなくてレコードの時代。大昔の思い出ですね。今もレコードは実家にあります。
「HEROES」は特に好きな曲です。CDで持ってないアルバムが多いから少しずつ買おうかな。
そして聴くたびに失ったものの大きさに気づき、もっと悲しくなるんです。きっと。