Lに捧げるちいさな図書館

≪ L ≫至上主義の図書館へようこそ。司書は趣味嗜好のまま、気の向くまま、あちこちへと流浪しますゆえー♪

《カラフル》、声優陣が中学生の前にずらり。

2010-07-16 | その他



《カラフル》、声優陣が
    中学生の前にずらり。

 14日、東京都市大学等々力中学校体育館にて、映画『カラフル』完成披露試写会が
行われ、声優を務めた冨澤風斗、宮崎あおい、南明奈、まいける、入江甚儀、中尾明慶、
麻生久美子のほか、原恵一監督が映画を観終えたばかりの中学生300人の前に登壇した。

 この日、声優陣が登場することを知らされていなかった生徒たちは、本人たちが登場する
と悲鳴のような大歓声を上げた。約100人の中からオーディションで選ばれ、自殺したばか
りの中学生の体に入り込んだ主人公の声を担当した冨澤が「皆さん、楽しかったですか?
 主人公と共通点がなかなかなかったので、気持ちを作るのが大変でした」と初々しく
あいさつした。

 そんな主人公を取り巻くキーパーソンの声を演じるのが宮崎、麻生、南などの豪華女優
陣。主人公のクラスメート役を演じる宮崎は「将来子どもができたら、読ませたいと思って
いたぐらい原作が大好き。(この映画のように)中学生時代はいろんな可能性と魅力が
ある。自分にできることを見つけて、それを伸ばしてすてきな大人になって下さい」と
コメント。続いて主人公を献身的に支える母親役の麻生は「わたしが中学生のときは、
学校が面白くなくて逃げ出したいと考えていました。そのころこの映画に出会っていたら、
生きることの大切さを感じられたと思う。皆さんにとってこの作品が、勇気を与えたり背中
を押すきっかけになったりしたらうれしいです」とそれぞれ生徒たちに笑顔で
語りかけた。

 後半は生徒からの質疑応答となったが、男子生徒から「今日はどうして(主人公の父親役
の)高橋克実さんは来ていないんですか?」と素朴過ぎる質問が出ると登壇者たちは爆笑。
最後のフォトセッションでは、作品にちなんで登壇者たちが風船を手に持ち、やはり風船を
持った生徒たちをバックにヒットを祈願して一斉にバルーンリリースを行った。

 映画『カラフル』は直木賞作家・森絵都の同名小説を映画化した感動のアニメ作品。
突然現れた天使により、自殺してしまった少年の体に“ホームステイ”することになった
主人公の心の旅を通して、生きていくことの大切さを伝える。

映画『カラフル』は8月21日より全国東宝系にて公開
                    [シネマトゥデイ映画ニュース]
                         


原作を知らないんですが、

>約100人の中からオーディションで選ばれ、自殺したばかりの中学生の体に
>入り込んだ主人公の声を担当した冨澤が

この部分に慄然としたんですけど、
でも、舞台挨拶はほのぼのほんわかとしてるじゃないですか?
ハッピーエンドなのかなあ、って安心しかけてるんですが、
とっても気になる気になる気になる・・んですよ。

>突然現れた天使により、自殺してしまった少年の体に“ホームステイ”することになった
>主人公の心の旅を通して、生きていくことの大切さを伝える。

ここだけ読んでもやっぱりおわからない。
でも、宮崎あおいさんがわが子ができたら読ませたいと、おっしゃっている。
映画を見る前に読んでみるべきなんでしょうね。
疑問符だらけなんで(笑)

昨日、読むものがなくなったので、
焦って本屋に駆け込んで、目の前にあった「告白」を買いました。
なんとなく読み始めたらとまりません。
悲惨な世界が広がって、まわりを侵蝕していくようでした。
「告白」を読み終わったら、中学生に読ませたいって想うかなあ、
脈絡なしにそんなことを想いました。

この映画、謎を解くためにも観たいです。


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 今季18試合でJリーグも3... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (まろうさぎ)
2010-07-16 06:48:04
これは、YA(ヤングアダルト)分野における、もはや古典といってもいいくらいの傑作です!!樹さん、ぜひぜひ読んでください。
人間って自分の目に見えているところが全てじゃない、「カラフル」なんだって言う話。
そうかぁ、映画化されたんだ~~。
自分の中でイメージができているので、アニメで見たいとは思わないけれど、中学生・高校生、そして大人が読んでも涙すると思います。

「100人のオーディション~」の部分は「自殺・・・」にかかるのではなくて、「主人公の声を担当した冨澤」にかかるんだと思いますよ。(100人の中から自殺者が選ばれる話ではないので、ビックリしなくて大丈夫です)

「告白」映画も見てきました。原作よりも、もっと怖かったです。これは、「自分だったらどうするか」と考える小説ですけれど、後味は悪いですよね…。自分の正義・倫理と他人の正義・倫理は真っ向から対立する話として読みました。
返信する
まろうさぎさんへ ()
2010-07-17 21:34:32
こんばんは。

ライトノベルのようなものですか? ひとりの作家をしつこく読む性質なので、
あまり読書の幅が広くないんです。
教えてくださって、ありがとうございます。

>(100人の中から自殺者が選ばれる話ではないので、ビックリしなくて大丈夫です)


あ、すみません、さすがにそうは思わなかったんですが、

>自殺したばかりの中学生の体に入り込んだ

自殺したばかり、というところにびびったわけです。
でもこれは一読せねば、の小説ですね。
《空蝉》を書く前から、そういうのがとても気になっていたので。

「告白」全部読み終えました。ラストに衝撃を受けました。
作者の湊さんって童女のような方なのに(NHKで観ました)
あんなにいろんなひとの視点からよく世界が見れましたよね。
素晴らしいです、後味悪すぎるやろ、ですが^^
あれほどの力量、まるで桐野夏生さんみたいだなあと思いました。
彼女、文学に向かう動機付けを聞きたいですね。
高村薫さんとも通底するような気がします。
映画のほうが怖いならDVDまで待とうかな汗

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。