さく蔵さんからの記事紹介です。ありがとうございます。
おかげでとってもL図書が潤っています!!
(記事中に一部ねたばれありです。ご注意を)
松山ケンイチ、
変幻自在の演技の裏にブレない人間性
クールな表情でインタビューに答えた松山ケンイチ 人気コミックを実写化した映画「GANTZ」(29日公開、佐藤信介監督)に主演する俳優・松山ケンイチ(25)がスポーツ報知のインタビューに応じた。CG(コンピューターグラフィックス)を駆使し、現実と非現実が混在する世界を、ダブル主演の二宮和也(27)とともに描いた。映画ごとにその表情を変える松山に、作品にかける思いなどを聞いた。
幼なじみの玄野(くろの=二宮)と一緒に電車にひかれ、命を落としたはずが、玄野とともにマンションの一室に集められた加藤勝を演じる。元の世界に戻るために受けたミッションは、ナゾの星人を倒すこと。「矛盾してますよね。元の世界に一番帰りたいのに、星人は倒せない。危ないと言いながら玄野に頼るしかない。偽善者と言われても仕方ないけど、人間ってそういうものかなと」と、松山は人物像を分析する。
父を殺した罪を抱え、小学生の弟(千阪健介)と二人暮らし。「自分の罪を償うために周りの人を救おうとする。強い人間であろうとしながら人を傷つけることはできない弱さもある。そういう部分が僕も好きだし、ちゃんと表現したかった」
中でも「僕にとって一番大事だったのは弟とのシーン」と振り返る。だが、2人だけの場面は少ない。「短い中でどれだけお互いを大切に思って生活しているかを表現するために、どんな会話が適切なのか考えた」。佐藤監督ともよく話し合いながら、細部まで目を配った演技を貫徹した。
意外にも二宮とは初共演。ともに実力派とあって、大いに刺激を受けた。「ドラマでも映画でも、すごく自然で。普通の人が普通にやっているのは違うと思うんですけど、二宮さんは役になりきった上で自然。人を引き込ませる」と賛辞を送る。
「デスノート」、「デトロイト・メタル・シティ」とコミックが原作の作品出演が多いのも、俳優としての奥深さを物語る。「自分が漫画や小説を読んで感じた部分を大事にはしています。外見と同じくらい大事なのが根本的な人間性。ブレたらそのキャラクターではなくなるので」。原作ですでにキャラクターが確立されているという、オリジナルの脚本にはない制約がある中で、最大限にその役になり切る。そんな変幻自在ぶりが松山の魅力だ。
来年のNHK大河ドラマ「平清盛」の主演も決定。その勢いはとどまるところを知らない。「今の社会で変だなと思うことは、物事を表面的にしか見られなくなっているところ。例えば政治家も、政治以外の部分を見られたりしている。本質で評価されなくなったら、すごい人って生まれなくなると思う。すべて完璧な人なんているわけないんだし」。「最近気になることは?」の問いにこう答えた。やはりタダ者ではない。
(おおさか報知)
少し前の記事ですが、松山さんへの賛辞が嬉しいのでUPしました。
過去に松山さんが生きた人たち、
たとえ原作が漫画であっても、
松山さんは常にその人たちのことをリスペクトしているから、
こと役者さんとしての発言にはブレがないですね。
安心し、つねに信頼できるなあという気がします。
そして、ご自身の、作品に関わる上での収穫が、
その演技のフィールドを豊かにしていくという・・
浮ついたところがないので、土壌が枯れたり栄養不足になったりしないのが、
ファンにとっては嬉しいところです。
もともと政治には関心が高いひとではあるけれど、
今後も複眼的な捉え方で、こういう発言も聞かせていただきたいです。
(映画「グアンタナモ~僕達が見た真実」へのコメントの頃から、
そういう発言には慎重で感慨深いものがいつもありますよね)