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映画の宣伝番組やドラマ再放送に地方局からもブーイングが

2009-07-13 | 気になったへんてこりん



映画の宣伝番組やドラマ再放送に
           地方局からもブーイングが


●収入にプラスにならないのに押し付けられて

「いい加減、宣伝番組はやめてくれ!」――。

 地方局からこんな悲鳴が上がっている。

 ここ数年、在京キー局が製作した映画が大ヒットするパターンが目立っている。
最近は、TBSの「ROOKIES―卒業―」が興収70億円を突破して今も公開
中。今週末は日本テレビの「ごくせん THE MOVIE」、来週はフジテレビ
の「アマルフィ 女神の報酬」の公開が控えている。

 広告不況にあえいでいるキー局にとっては“金のなる木”とあって、局製作の映
画の宣伝番組が異常なほど大量にタレ流されている。

 そんな状況に辟易(へきえき)している視聴者は多いだろうが、地方局からも
ブーイングが巻き起こっているという。

「地方局はキー局製作の映画がヒットしても、自局の儲けとは関係ありません。
映画がDVD化されてバカ売れしたとしても、懐には一銭も入らない。それなの
に、キー局は全国的に映画を宣伝したいという理由で、地方局に宣伝番組やドラマ
の再放送をゴリ押しする状況が続いています。それに、映画の宣伝や宣伝込みの再
放送となれば、地方局としてはまともにCMが売れないので頭を抱えている。踏ん
だり蹴ったりです」(テレビ関係者)

 さらに、別の“取り分”が減っている地方局も出てきているから事態は深刻だ。

 キー局が地方局の電波を借りて番組を全国放送する際、キー局は「ネットワーク
費」などの名目で地方局に“電波使用料”を支払っている。その料金が減額される
動きが出てきているのだ。

 たとえば日本テレビは、07年度は350億4500万円だったネットワーク費
が、08年度は341億2800万円に減っている。こうした流れが進めば、地方
局にとっては大打撃である。

 テレビ局製作の映画が増えれば増えるほど、地方局の不満は募る――。

               (livedoorニュースーー日刊ゲンダイ)

あまりテレビを見ないので、偉そうなことは言えません。
そして、特に松山ケンイチさん関係の新作映画が公開間近になると、
「きゃーーっ、日テレだけじゃないですか!」と憤ったりもするので、
めったなことも言えません(笑)

ただ、在京キー局と地方局の間にこういう軋みが出ているのだということで。
それにしても「踊る大捜査線」(映画)の大ヒットからこっち、テレビドラマの
映画化が多くなりましたね。漫画原作の映画化もそうなんですけれど。
映画1本で勝負する脚本を育てないと、この先、邦画のちからがずいぶんと
脆弱になりそうな気がするんですけれどもね。

テレビドラマの視聴率が軒並み落ちて、映画化できる作品自体も
少なくはなっていると思うのですが。(なんたって、高視聴率をもとに
映画化をきめるのでしょうから)
テレビドラマを独立して考えなおさないと、映画化をもくろんで作られ、
見せられているんじゃないかとしらけることも出てきますよね。
それから、在京キー局が作る映画・・この宣伝洪水は、そりゃあ、
怒るでしょう。ネットワークでドラマ視聴率の恩恵に与ったわけでも
ないのですからね。
どこまで行くのでしょう、巨大資本投入による在京キー局映画・・。




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8 コメント

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Unknown (REO)
2009-07-13 07:52:32
樹さん、おはようございます!そして、プチお久しぶりです(^^ゞ
そーなんですよねー!映画が近づくとそれの再放送ばっかりなんですよね!おかげでルーキーズなんて2、3回ありましたよ。。私は銭ゲバとセクロボを心待ちにしてるのに!!
カムイが近づいたらデスノートとかはありそうですね!ちょっと楽しみぃヾ(^▽^)ノ
返信する
REOさんへ ()
2009-07-13 09:18:32
おはようございます、REOさん。
お久しぶりになっちゃいましたね、
お元気ですか?
そちらはもう相当暑いでしょうね。暑いのはどこでも一緒かな。
でも、改めて不思議ですよね、北海道のひとと大阪の私と、
九州のひとがここでいつでも話せるのって。
(いまさらですけど、うきゃ笑)

あんまりテレビをつけないのですが、たしかにミニ番組とか含めると多いですね。
どんな映画でも、その前にデスノート!!って
無理ですかね(笑)
でも、公開始まったばかりの≪ごくせん≫が、
興収50億間近って言われると、
すごいなあって思いますね。そりゃあなんでもやりたくなるか(笑)

テレビとは関係ないですが、花男のとき、
お弁当とかスープまで、関連賞品が出ているのでびっくりしましたよ(笑)
花男のお弁当って・・・笑
返信する
Unknown (アオイ)
2009-07-13 13:01:25
本当に本当にその通りだと思います。

しかし番組スポンサーがつかないのは
みんな同じです。キー局が必死で
やりくりしています。地方局の仕組み上の
悩みもよくわかります。(大阪福岡などは
地方とは言えない^^よく動くし、独自の
番組制作もあるから)TVに関してですが
少ないかも知らないが地方からヒットし
キー局に来るものもあります。どうしても
市場性や諜報量が違うからキー局製作物に
頼るのかも知らないが、行ってみて
わかったことがあります。人材でした。
人材がないと、言っているのではけして!
ないです。 人材を育てない。
私、その地方の特色を生かした番組で
行ったことがありますが地方を押すばかりで
公平に全国を考えない。回れ、動け、考えるが キー局の半分も行かない。すみません
でも本当のことです。私だって東京生まれでは
ありません。どこ生まれでなく業界は
変わり者、ヒットを出す者なら歓迎するの
では?なぜこの話をするか?と言うと
キー局であつかましく押す映画宣伝や
いろいろな物、味を加えれば新鮮なものに
なる場合もあります。そのためには
配給会社の協力を得て地方なり少ないが
別の収入も考えられます。
シャープにスマートに回れ、動け、考えるを
繰り返すと小さな光は見えてくるのでは?
大変ですが・・・

熱くなりすみませんでした^^;
暇なもので^^;
返信する
Unknown (とらん)
2009-07-13 18:05:32
こんばんは。

私も樹さん同様あまりテレビを見るほうではないし、現場の状況に明るいわけでもないので偉そうなことは云えないのですが‥
確かにこの度の過剰宣伝には‘公共の電波の私物化’、‘節操無さすぎ’という意見も耳にしますね。

樹さんが仰るように「日本映画の脆弱化」は本当に心配です。
『踊る~』の本広監督や『トリック』の堤監督あたりは作品と名前が一致しますが、一昨年あたりからドラマ→映画の監督の名前って殆ど知らないんですよ。覚える気がないからかもしれませんが(笑)普通100億ちかく稼いだ映画なら監督の名前がもっと出てくるものぢゃないですか‥?

日本ローカルと割り切ってひたすら消耗品を量産し続けるのも直ぐに限界が来るような気がします。
一本でも多くの消耗品でない‘日本映画’を何処かの誰かが観てくれればいいなと思います。
私がイラン映画にスペイン映画に感動し、イギリスのパペットアニメーションをこころから可愛いと思い。あるメキシコ映画からトラウマを貰った(笑)ように…、
で、これはファンの欲ですがその映画が松山君のならいいな♪
返信する
再び☆ (REO)
2009-07-13 19:06:40
樹さん、再びこんばんわ!体調は大丈夫だったんですが、仕事があまりに多忙で…。こちらにご無沙汰でした(T^T)
宮崎の暑さは、気温は少し高いくらいなんですが、日差しが…痛いんです!!東京からきた友達が初めて宮崎の夏を体感したんですが(去年)、痛いっていった意味がわかったーーーー(x_x;)と半泣きでした。是非、樹さんも一度ご体感下さい(*^-^)
返信する
アオイさんへ ()
2009-07-13 22:32:59
こんばんは、アオイさん。

これだけ不況が拡大すると、いくら下げ止まり感が、
なんて言われても、ぴんと来ないですよね。
私、メディアって不況知らずなのかなと思っていたんですよ、これまで。
だめな業界もあれば伸びる業界もあるから、
安泰なんだろうって。
(顔ぶれがかわるだけで)
ところが、本当にスポンサーがつかなくて困っている状態なのですね。
視聴率稼ぎの安直な企画が横行しそうですよね。

>私、その地方の特色を生かした番組で
行ったことがありますが地方を押すばかりで
公平に全国を考えない。

なるほどなあって思いますね。
地方局の上層部は抜本的な方向性の転換をはからないと、
東京への頭脳の流出も避けられないですよね。

いやはや、貴重な視点をありがとうございました。

>熱くなりすみませんでした^^;
暇なもので^^;

閉じ方までおしゃれだった(笑)
返信する
とらんさんへ ()
2009-07-13 23:01:15
こんばんは、とらんさん。

映画をこよなく愛するとらんさんとしたら、
今の邦画の大作といわれる作品名に、
溜息がでるのではないかと思います。
テレビ→映画の安直な流れ、
本当に憂うべきことですよね。

~組といわれるチームづくり、こつこつと一から作る作品は手作りで、
とても温かいです。
「ニューシネマパラダイス」の世界は日本にだって、
あると思うのです。
だけど、まるで製造工程の決まっているベルトコンベアに
乗せられているみたいですよね。

5年たったとき、どれだけの作品が、きちんとした映画作品として、
鑑賞に堪えうるのでしょうか。
そして、そのために見ることを強制されたCMやミニ番組、
情報番組を乗っ取らんばかりの侵蝕。

とらんさんがトラウマの作品をあげるまでもなく、
観客動員数がはるかに少ない作品でも、とても素晴らしい映画はありますよね。
次世代にその時間芸術を引き継いでゆくような作品、
粗製濫造といわないまでも、安直に作り続けてほしくないですよね。
ますます趣味嗜好が細分化されてゆく時代に、メガヒットを目指すのが、
根本からまちがっている気がします。

「アカルイミライ」みたいな作品、また出てこないかなあ、
よい俳優さんを輩出した映画。
もちろん、我等が松山さんも出演なさっていましたよね!!
返信する
REOさんへ ()
2009-07-13 23:10:26
こんばんは、REOさん!!
再訪ありがとうございます。

そうですか、お忙しかったんですか。
すこしは落ち着きましたか?

今、大忙しと暇の両極端みたいですよね。
ネットに遊びに来ても書き込んでいる余裕がないと、
謝られるかたも多いです。2年くらい前の饒舌なおしゃべりの連続が
今ではうそみたいですからね。
でも、身体に注意して頑張りましょう。

宮崎の夏は痛んですか?日差しがきついということなんですね?
わあ、どれほどなんだろう、こわいな(笑)

私は実に暑さに弱いのです。ですから、どこに行くのも、
必ず途中で嫌いなスポドリを買い求めます。
でないと高確率で熱中症にかかるのです。
もういやになるんですけどね。

とりあえず夏の宮崎は無理っぽい?
REOさんは十分お分かりでしょうけど、それでもご自愛くださいね(*^:^*)
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