ハイビスカスの咲く島で(続・教会の鐘を聴きながら)

マウイ島に住むママから 大好きな真、愛、恵へのメッセージ

涙が出そうになるふたつの曲

2018年05月12日 | 本、詩、言葉、歌
愛ちゃん、

今日はビデオラインで愛ちゃんの元気な顔に会えて嬉しかった!
おばあちゃん、ひろちゃん、るりも元気そうで本当によかった!
今日は麻依ちゃんが一泊で帰ってくるんだね。
にぎやかな”母の日”だね!

・・・・・・

今日は”涙が出そうになる二つの曲”の紹介。

*「カ ノホナ ピり カイ」(美しくたたずむ 海辺の家)
歌~ケアリイ レイシェル


*「涙(なだ)そうそう」
歌~ビギン


実はこの歌、同じ歌(少々違うけれど)なのです!!!

この二曲、もともと、ビギンの作曲、森山良子作詞のうた。
「涙そうそう」は沖縄の言葉で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」という意味。
森山良子さんが若くしてこの世を去った兄を想う歌詞をつけました。
ビギンは沖縄・石垣島出身の三人のグループ。
この歌は、三味線、アコーディオン、ギターで歌われています。


 


ケアリイ・レイシェルはマウイ出身。現在56歳。ハワイアンの巨匠としてハワイの音楽界をリードするスーパースター。
ハワイの伝統文化を今に伝える活動でも知られています。フラのクム(先生)でもあります。
音楽を通して、ハワイの伝統文化を見つめ直すことで、ハワイの人々がどうあるべきかということを問いつづています。


 

ケアリイは来日していた際、ふと耳にした「涙そうそう」の曲がとても心に残り、気になりながらも、そのままになっていましたが、2年後、飛行機の中で、またその曲と出会いました。
そして、それをもとに、ハワイ語の歌詞をつけ、フラでの踊りも付け、愛されている曲となりました。

どちらの曲(曲、微妙に違う)も、泣けてきます。

ビギンの比嘉栄昇さんは、沖縄でケアリイが自分たちの歌を歌っているのを聞いたとき、ものすごくびっくりしたそう。それはそうだろう。
(怒る気持ちはなかったのかな???インタビューでそんな気持ちはみじんもないようだったけれど)
自分たちが一生懸命作った時の想いが、ケアリイに伝わったのかなと嬉しく思ったと言っていました。

ある日ビギンがケアリイに会いにマウイに行く・・・というテレビ番組があり、それがまたすごくいいのです。

お互いがお互いをリスペクト(尊敬)しあう。
お互いが、島の人(アイランダー)。
ハワイと沖縄。過去にどこか同じ悲しみを背負っている島ということで、気持ちを分かり合える。


 

ケアリイは言いました。
「どういったらいいのだろう。とにかくこの曲に引き付けられてとりこになってしまった。言葉の意味は何も分からなかったのに」
「ハワイアンはたくさんのものを失ってきた。そして、今はもうないものたちのことを歌った。でもそれらは今、歌の中に生きている」

そして、”ベイリー博物館”というハワイの文化を伝える場所の庭で、お互いの曲を披露。
ケアリイの歌の時は、ケアリイのフラの生徒が素晴らしいフラを踊りました。
お互いの歌を、真剣に聴く姿がいい。


 


 


歌い終わったあと、ビギンのメンバーの言った言葉が心に残った。

「すばらしかったですよ。
本当に。なんかね。
風も吹いてくるしね。
その中で、本当に自然と一緒なんですね。
踊りも歌も・・・
とてもたまりませんでしたね。
なんか、素晴らしい体験をさせていただきました。
生まれて初めてでしたね。
こんな感じのは」

「自分たちが作った歌が、こうやって海を越えて
歌詞も変わって、踊りもついてということについて・・・
本当に感激、
涙が出そうなくらい感激しました。
ほんと、ありがとうございました」

ケアリイも何度も、ありがとうを繰り返し、
「100年たっても200年たっても、この二曲を聞いて、つながりあえたらと思う」
そういって、この番組は終わりました。

音楽って・・・・本当に国を超え、分かり合えるものなんですね。

愛ちゃんも、ぜひ、この二曲を聞いてみてね!


ママ






コメント