台風の影響で雨が止まず、今日のふれあいは中止になってしまいました。朝、ララはとても張り切っていて、ひっぱりっこ遊びもいつになくハイテンションで遊んでいたのに、中止がわかったのか
がっかり感極まりない。
楽しみにしてたのにさ・・笑顔が消えて、この表情。
先代たちがいいふれあい犬だったので、次の子もと思って迎えたのがララ。子犬の頃から将来ふれあいができる子にと大事に育てていたのに、、サルのようにタテ跳びをし、散歩では動くものすべてに飛びつく・・とんでもないハイパーなラブラドール。本当にガイド系のラブラドールなんですか?とブリーダーさんに尋ねたほど。笑
ふれあい活動のための勉強をし、資格を取るにあたり20回以上の活動経験が課せられたけど、目の前にいるのは、このとてもじゃないけど初めての人と平和にコミュニケーションがとれるとは思えない若いラブ。パフィやマイキーで課題をこなすことは可能だけど、のんびりすごしている2わんにお仕事をさせるのは気の毒でね。
初めてララが参加したのは、肢体不自由な方とのふれあい。ドッグトレーナーさんがスタッフとして入ってくれるので、「この子の適性を見てくださいね」、「危ないと思ったら止めてくださいね」とお願いして活動に。先代ラフの頃からの知り合いなので、車から降りて飛び跳ねているララを見て、「ラフちゃんの後に来た子?・・・わぁ!あはははは・・」と笑っているだけ。でも活動中は、ずっとララの様子を見ていてくれました。
ララはララで、初めてのことに緊張しつつ利用者さんに触ってもらったらふ～っと力が抜けてリラックス。「こうすればいいんだね?」とララなりに理解したようで、利用者さんの前で後ろを向いてオスワリ。じっと背中を差し出すようになってびっくり。
次に行ったのは児童館。ハイパーな犬がハイパーな子どもとふれあう。伸びてくるたくさんの手。しかも頭の上。耳元に響く子どもの甲高い声。ララの目がキラキラしてる。あぶな～。こちらでも背中を差し出すことを覚えたララ。触ってもらうとふ～っと力が抜ける。そして子どもといる時は、ずっと笑顔。好きなんだな～って思った。
特養では、建物に入るとすっと気持ちを切り替えて活動に入ったけど、ララなりに気を遣っているのがわかる。お利口にはしていたけど、お仕事としてふれあいをしている様子に、いくら上手に役割を果たしているとはいっても、犬にこういう負担をかけてはいけないと感じた活動。
ホスピスでの活動は、私の方が緊張していました。部屋で待っているとベッドに横たわった患者さんが。初めて見る大きなベッド。独特な雰囲気。ララは大丈夫か?
その場に行って初めて認識したけれど、ベッドに横たわっている患者さんと触れ合うにはどうすればいいのだろう?小型犬のように抱っこできたいし、ベッドの下でララは見えないし。戸惑っているとララがすっとベッドに前足をかけて立ち上がり、静かにしっぽを振りながら患者さんの顔を見た。
患者さんは笑顔でゆっくり手を伸ばしララに触れる。その様子を見て患者さんに気づかれないよう付き添いの方がそっと涙を拭く。ララがベッドに足をかけたので慌てる私。私に「大丈夫です」と言いたげにゆっくりうなづく看護師さん。ホスピスってこういう場所なんだと理解。私がおろおろしているのをよそに、一瞬で理解し、自分がどうすればいいのか判断して行動したララに感服。忘れられない一コマ。
そして・・これまでは、ぜんぜんお子ちゃまで、活動に参加させなかったけれど、たぶんルフィはララ以上にふれあいが好きな子だと思う。
好奇心旺盛でいつまでも子どもっぽい。人と一緒にいることが大好きでコミュニケーションも上手。ラブラドールってそんな犬種。
ふれあいができなくてがっかりしているララを見て、ラブの魅力再認識の雨の朝でした。あ!もうお昼だ!
子どもと遊ぶの大好き。
