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リアル『宮』?! 朝鮮王朝最後の皇太子と方子妃の物語

2007-03-06 00:53:14 | 韓国ドラマ
次のドラマレビューは『宮』なのですが、その前に、昨年11月にフジで放送されたスペシャルドラマ、『虹を架ける王妃』のレビューです。(今ごろ~?

ご覧になった方も多いかな?

↑おお~、この二人の婚礼の衣装、『宮』と同じでかなり感激~

恥ずかしながら、菅野美穂ちゃん演じる方子(まさこ)妃のこと、このドラマを見るまで全然知りませんでした。
「韓国で唯一尊敬されている日本人の話」と聞いて、「これは見なくては」と思い、録画してたのですが数ヶ月放置しちゃいました。


『宮』を見始めたとき、
「あれ?韓国にもう皇族は残ってないよね?・・・最後の皇太子は、人質で日本につれてこられたんだっけっけ?」
なんてぼんやり考えてましたが、記憶はあやふや

「日本との関係が原因で今韓国に皇族がないのに、"もし王朝が続いていたら"というドラマをキャッキャ言いながら見てていいのかなあ~」と思ったりもして。
まあ、戦争がなくても、今韓国に皇族が続いていたかは誰にもわからないことですが。


で、そんなあいまいな記憶も、ばっちり整理してくれた『虹を架ける王妃』です。
話自体はフィクションなものの、歴史的背景はふまえているし、なんといっても昌徳宮でのロケ!かなり気合入ってました。フジテレビさん。

朝鮮人蔑視が強い時代に、突然李王朝の皇太子にに嫁ぐことは、並大抵のことではなかったと思います。
だからこそ、
「わたくしは国に嫁ぐのではありません。殿下のお心に嫁ぐのだと思っています。」
という方子妃の言葉はドラマとは思えず、思わず涙してしまいました。

二人の間に生まれた、日韓の架け橋となる赤ちゃん、
その名もシン君!!
しかし喜びもつかの間、なんと生後八ヶ月で急死~~!!!



その後も、関東大震災、第二次世界大戦と激動の時代を生きた二人。
(あらすじは、ドラマのHPにまかせて省略します。)

ドキドキ・ハラハラ見ていたのですが、最後の方になって突然ぶちっ
き、切れた~!!
なんと、最後の5~10分、録画に失敗~
とりあえず、年表で皇太子は73歳、方子妃は88歳(平成元年!)まで長生きしたことを確認。
ほっ。

方子妃の生涯は、こちらで詳しく載っていました。
当時の写真とかもあって、興味深いです。


長男のシン君は8ヶ月でなくなってしまいましたが、次男の李玖(イ・グ)はどうなったか、調べてみました。
「李玖(イ・ク)は1931年12月29日東京で生まれた。戦後、米国プリンストン大学に留学して建築学を学び、1958年ドイツ系米国人女性ジュリア・マロックと結婚。米国に帰化した。1963年韓国に帰国して事業家になったが、経営していた新韓航空が1979年に倒産、1982年にはジュリア夫人とも離婚した。離婚後は再度日本に渡ったが、2005年7月16日、心臓麻痺のため日本のホテルで死去。享年73。
子がないため、李堈公(称号は義親王、英親王李垠の兄)の孫である李源が彼の養子になって李家を継いだ。現在の日本の天皇とは又従兄弟に当たる。」


もしかしたら、日本とアメリカの血がまざった直系子孫になってたかもしれないんですね~。
亡くなったときの朝鮮日報の記事はコチラ
なんと、マッカーサーの勧めで渡米したとは!


イ・ウォンssiが朝鮮王朝の嫡統を受け継ぐことになったのは、ほんの2年前のことでした。→記事はコチラ
普通の会社員だったんですね。
よくわからなくなりましたが、方子妃の血は入ってないのかな?

それとは別に、なんだかこんな人もいるらしい。

怪しい・・・

お隣韓国のこと、まだまだ何も知らないことを思い知らされました。


『虹を架ける王妃』、再放送あったら是非見てみてくださいね~。
日本でこういうドラマが作られるようになったことが、喜ばしいですね。





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一人何回でも大丈夫そうです。ご協力お願いします~。



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9 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
方子妃 (とち)
2007-03-06 16:36:59
らまさん、方子妃のご紹介、感動しました。
むか~し、どこだったかの記憶もないのだけど、何かを見に行って、あのかたが旧梨本宮の~という説明を母に聞いた記憶があります。福祉事業の寄付とかなんとか…ああ、思い出さない。ともかく、日本にもときどき来られてたのじゃないですか。
私はそのとき、相当びっくりしましたけど、愛新覚羅えいせいさん(←字を思い出さない)の話といい、戦前の日本の考えたことの結果が個人に凝縮していて、すごくきついと思ったんです。
私にしてみれば、なんと言ったらいいか分からないことなんですけど、こういうふうにご紹介になって、らまさん、尊敬しますわ~。
もう、ふつうは知らないですよね、私も忘れてたし(う~ん、反省)。

ところで、妹になりすまして2回目リクエストもしました。
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本当にこういう衣装なんだ! (参鶏湯)
2007-03-06 22:19:57
うわ~、 私もこれ見たかったなあ。って たいてい録画しそびれるか、録画してもそのままかなんですが。
(たしか、「流転の王妃」(愛新覚羅浩さん=えいせいさんのお母さんの話)も 録画したようなしなかったような・・)
「皇室」ものにはミーハーな興味を持っているもので、うちに「朝鮮王朝最後の皇太子妃」という文庫本があります。わかりやすくて面白いです。
今アマゾンで見たら、もう中古しかないみたいですが・・。
で、確か、よいことばかりは書いていなくて、お姫様育ちなので、戦後ずいぶん騙されて苦労したとか、福祉事業も理想を追うあまり、強引に寄付を頼んだりして、どんどん人が離れていく・・とか。
でも、その本は方子妃の晩年までしか書いていなかったので、今回ここで次男の李玖(イ・グ)のその後がわかって興味深かったです~ 感謝!!
って最近亡くなったとは知りませんでした。
皇位継承者が沢山出てくるところも 面白いですね~~。
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サムさ~ん (とち)
2007-03-07 00:26:15
ひゃ~、私が口ごもったところ、参鶏湯さんがスラーと…
そっか「皇室もの」なんですね。ふだん見ないジャンルなんで、けっこうポピュラーかもしれないのを知らないんだ、私  
サムさん、ありがと。
つい「歴史もの」と思ってしまった…
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Re: (らま)
2007-03-07 06:26:51
~とちさん~
「歴史モノ」と思って見ていましたが、私が普通に生きている時代に亡くなっているのを知って、びっくりでした。
きっと亡くなった時とかも、日本のニュースで取り上げられてたんでしょうね。
>こういうふうにご紹介になって、らまさん、尊敬しますわ~。
いやいや、ありがとうございます。ただ、自分が知りたかっただけなので。で、記事の中に、面白かったリンク、足しておきました~。 

~参鶏湯さん~
検索してたら「流転の王妃」のドラマもでてきて、「こんな人もいたんだ~」って知った始末です。今さらながら、ちょっと見てみたい。本も随分いろいろ出てますね。検索してたら右翼サイトみたいなのもでてきて、改めて「ああ、皇室の話なんだな~」なんて思いました
イグssiの最後、記事みつけたので↑に足しておきました~。
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リンク読みました (とち)
2007-03-07 18:03:01
らまさん、リンク足してくださってコマウォヨ。
私もけっこう検索しちゃいました。
韓友は、日本に連れてかれたから、韓国にロイヤルファミリーなくなったって、単純化して話してました。私もだいたい似たように思ってはいたのですけど…
らまさんのおかげで、戦後のことを含め、いろいろ読んで、さらに難しい話だと思っています。

うちの母親は「五族協和」の額のある教室で勉強(? 遊んだ話しか聞いてないけど)してたわけですから、愛新覚羅溥儀さん、皇弟夫妻の話はときどきしてました。ラストエンペラーのときとかですけど。

今回のソウル旅行で、民俗博物館にも行きました。農耕具とか、村とかは日本と変わらなく見えるし、三韓以前の古代衣装は高松塚と一緒なので、喜んじゃったんですけど、この感覚が曲者なのよね。
でも、韓友とは親戚としか思えない。

そういえば、景福宮の衛兵交代も見ましたよ~。従事官みたいな服装の衛兵に、観光客が遠慮会釈なく近づくんで、ちょっとこわかった。←茶母効果?
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反省 (参鶏湯)
2007-03-08 12:32:06
わ、逆に歴史モノみたいに気楽にコメントしてしまったけど、・・反省。
らまさん、 不適切な箇所があったら本当にごめんなさい。
色々 リンクを貼っていただいて面白かった!!感謝です。

とちさん、景福宮で衛兵交代があるとは知らなかったです。
しかもそんな クラシックな服装で・・・。いつか見てみたいです。
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Re: (らま)
2007-03-09 07:50:47
~とちさん~
>この感覚が曲者なのよね。
なんとなくわかる気が。日本人と同じ顔で、共通な言葉もあり、全然違う文化があり、ってところがものすごく面白くて、韓流にはまってしまったような気もします。
衛兵交代、みたいなあ~。次回はぜひ!

~参鶏湯さん~
いやいや、私も歴史モノの気軽な記事でしたから。しかし、デリケートな部分でもありますね。今だ政治の世界でも引きづってるわけですから・・・。早くすっきりと新しい関係を築いていきたいものですね。
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朝鮮の歴史 (ゆうり)
2013-09-22 21:11:02
朝鮮王朝は、日本が朝鮮の平民の願いを聞いてなくしたと聞いていますが…。日本が潰した訳ではないです。(韓国内でどんな教育されてるかしりませんが…)
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Re: (らま)
2013-09-26 08:34:44
 ゆうりさん  

コメントありがとうございます!
そうなんですね!お隣の国のことなのに、本当に知らないことが多いし、お互い勝手なイメージで理解している歴史的事柄も多いような気がします。

教えてくださってありがとうございました。
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