最高刑の是非の前に

本日、無期懲役が求刑どおりに言い渡された判決がありました。
遺族は、最高刑（日本においては死刑）を望んでおられたよう
ですが、検察が求刑したのは無期懲役。極刑に対して躊躇した
のが無期懲役を求刑した理由と記憶しています。

死刑については、たびたび議論になりますが、今回はそのこと
ではないです。
死刑を語る以前に、それよりも刑が軽いと位置づけられている
無期懲役という刑について、なぜ議論がされないのかが非常に
気になります。

子供の頃は、無期懲役という言葉を額面どおりに受け取って、
刑務所からは死ぬまで永久に出られない刑だと思っていました。
ところが、無期懲役という刑は、言葉の印象とは裏腹に、天皇
の崩御や即位などのタイミングで恩赦などもあり、思いのほか
簡単に減刑され、出所が可能になる刑です。
司法の刑の定義とは異なるかもしれませんが、現実はそうです。
こんないい加減な刑が、死刑に値するかどうかに躊躇した程の
重大な犯罪を犯した者に対する刑だとは、何か釈然としません。

性犯罪を犯したものの再犯率は非常に高く、半数以上が再犯に
至るという統計がでています。
性犯罪を犯し、犯行の発覚を恐れて絞殺した挙げ句、整形まで
して無人島にまで逃亡していた人間が、そんな簡単に反省した
り、更生するとは考えにくいです。
今は、再犯により新たな被害者が出ないことを望むばかりです。

祇園祭-宵山

物申すのって、どこか怒りの部分で書いているので、書くのも
疲れてしまうのですが、今日は心地よい疲れもありました。

もの凄い人出だとわかっていたものの、祇園祭の宵山に行って
きました。

自分の厄払いもありますが、元々、疫病や災厄で失われた魂を
鎮めるためのお祭りなので、今年はどうしても宵山と山鉾巡行
に行っておきたいと思いました。

きっと、各山鉾の保存会の方々も同じように、日本の特に東北
の方々のためにも、今年はしっかりお祭りをしようと思われて
いたと思います。

私はお祭りの雰囲気を楽しみつつ、人を思いやる気持ちを大切
にしたいなと思いながら、人混みの中を歩きました。そんな中、
カメラのフードを無くしたり、カバンの中でペットボトルの蓋
が開いて水浸しになったりするトラブルがありましたが、これ
が厄落としになればいいなと思って帰ってきました。
なんか、ちっちゃい出来事ですけどね。

東電って、何様のつもり

夕刊を見る前にネットの記事で知ったのですが、東電が原発
事故で被害を被った事業者への損害賠償金の仮払いを拒否し
たらしいです。

読売新聞なんかは、東電が支払い範囲の拡大を検討している
という東電だけの意見を載せて、やたら東電寄りの内容。
読売は東電を擁護するつもりみたいですね。他の新聞報道は
読み比べてないのでわかりませんが、テレビ報道が偏ってる
のは判っていたけど、新聞報道まで偏っているとは思っても
いませんでした。
新聞報道だけは、この辺が間違っているということを辛辣に
指摘するものかと思っていましたが、違うようです。

それで、東電の言い分とは「補償範囲が不明確だから、中小
企業事業者以外は対象外」だそうです。そのため、学校法人
が仮払い請求したのに、拒否する文書を通知したようです。
しかも、その学校法人とは、浪江町という警戒区域内の法人
ということです。

それ見た瞬間、勝手に決めるなよって思いました。私が見た
ネットの記事でも同じことを書いており、法律の下に決めら
れた救済対象は「営業被害などを受けた多数の事業者ら」と
広く定められているそうです。福島第一原発事故が広範囲に
影響を及ぼしているのだから当然ですよね。
だから、東電が勝手に中小企業に限定したことに法的根拠は
なく、それを理由に仮払いを拒否するのは違法行為にあたる
かもしれないのに。

それを平然と、「中小企業事業者に限る」「対象を広げる
検討をする」なんてよく言えたものだと思います。
東電は、あれだけの事故を起こしておきながら、原子力損害
賠償法を軽んじているということがよくわかりました。被害
を受けたのは自分らだと思っているんでしょう。アホです。
あいつら人間失格です。

さらに、余剰電力を関西に回してくれる余裕があるそうで、
本当に救いようの無いドアホ集団です。

京都の夏

とりあえず、梅雨明けが宣言されたということで、京都は夏本番。
京都に限った話ではないですが、とにかく暑いです。

最近は、ビルの屋上を緑化するなど、個別の対策はいろいろある
みたいですが、せっかく屋上や側面のグリーンウォールは人にも
優しい環境を提供してくれるものなので、区画毎にビルの屋上を
大々的に緑化するとか、町並み、町づくりの一環で条例化しても
いいと思います。
今や不揃いとなっていますが、御池通りのビルの高さ規制など、
景観条例がいろいろある京都だからこそ、できる気がします。

京都市が毎日発信している情報や、町づくりの進捗状況を京都市
のＨＰで見ましたが、情報が多すぎて取り組みが既に行われてる
のか、それとも検討段階なのかは把握できていません。
もし、まだ要望をする機会があれば、市民の声として要望したい
ですね。実現すれば、きっと京都の魅力が増すと思います。

今日は祇園界隈から少し涼しげな場所を抜けて、ぶらりと歩いて
みました。
こんな魅力的な場所が、たくさん増えるといいですね。


それと、かづら清老舗でクリームを購入。
馬券おやじなんですが、お肌が気になる今日この頃なんです。
まぼろし～！

原発なんかいらん。徐々に転換しろ。

また、九州電力のアホどもがやりましたね。
公開なんとかって言いながら、やらせで賛成意見の投稿を
関連会社に指示していたらしいです。
しかも、自社からやらずに自宅からやらせる悪質ぶり。

あいつらに原子力発電をやらせるなんて、発射ボタンを
押したがっている狂人に原爆を持たせたのと同じや。
この国は狂っている。
安全基準も作れず、それで再稼働をこんなアホ集団どもに
許可する海江田万里（現・経産大臣）はどアホや。お前が
一番けしからんっちゅうねん。

こんな電力会社が示してる電力需給状況なんて、ぜったい
水増ししてる。はじめから信用してない。
やつらは原発が必要だと見せかけることに必死なのが今回
の騒動でわかった。
広域の人が見る電力需給状況や電力予想やから、逼迫した
状況を見せて、市民の脅迫観念を煽り、原発依存せざるを
得ないと思わせることができたら、電力会社の思惑どおり
に事が進む。今回の騒動から、そういう思惑があると考え
るのが自然な発想や。
そもそも、騒動が起こらんでも、こんなの誰でも思いつく
戦術やけどな。どアホどもが思いつくぐらいやから。

関電のもんじゅはブッ潰れていて、六ヶ所村の再処理施設
は貯蔵能力の限界に近づいているし、核サイクルは破綻が
目に見えているというのに、いったい何が目的やねん。
限界町村の弱みにつけ込んで進める原子力政策はもう終焉
を迎えているのを認識しろよ。頭悪すぎ。終わってる。

それに、いろんな人や動物や自然を危険にさらし、人間の
手に負えない年数を掛けないと処理できない核廃棄物を生
み出すんやから、全然クリーンエネルギーじゃないし。
そんな原発で作った電気なんか買いたくない。そんなもん
売ってくれるな。いらん。