彷徨う普代村民

普代村の一村民、
彷徨う村からの貧民の呻き声

議員定数減らすべきか?

2015年05月30日 | Weblog
昨日は久慈広域議会の全員協議会がありました。そろそろ選挙で、なにか落ち着きません。選挙の話から、ある議員と議員定数についての話になりました。

 お互いの選挙区で定数は変わらないという話しから、
その議員が言うには、

『住民はすぐ定数を減らせという話になる。その根拠がどこからくるのかと聞く。

私は減らすのには賛成ではないとはっきりと言って説明している。

減らすことによって、あなた方の意見が反映されにくくなるのですよ?

自分の首を絞めることになるんじゃないですか? と言います。

なぜ減らせといっているかと言うと、働かない議員がいる。だから無駄だと言う。

でもね、その人だって選挙で選ばれて議員になっているんですよ。

定数を減らせばその議員が落選するかと言えば、そうではないでしょ?

あなたが入れなくても、他の人が入れて立派な票で当選してるんです。

確かにその人は発言もしない、一般質問もしない。

でも、議会は多数決の原理で住民の意見を反映されることが多い。

その人も頭数として、議員の役割を果たして、は、いるのです。』

いい話が聞けたなぁ。。。と思いました。


 確かに、「議員定数」の問題と、「議員の質」の問題は混同できません。

別の問題です。 よく混同して、減らせば解決すると思っている人がいます。

しかし、一歩間違えば、選挙になると「働く議員」が落選して定数は減ったが、

「質がもっと落ちた」ということも十分考えられます。

「質を維持」するというのは、多くは有権者側に起因する問題だと思われます。

定数を減らすことによって、「質を維持」することもあり得ないわけではありません。

それはその選挙区の事情にもよります。

選挙と言うシステムを使って、有権者がその人をどんな基準で選ぶかです。

「定数」は選ばれた議員が、有権者を裏切らない仕事の質の維持にはどれぐらいが適正かを住民の立場で判断することです。(理想ですが)

「議員定数」と「議員の質」は別々の問題です。


 わたくしの周りにも「減らすべき」という住民意見が多いです。

議会はというと、その議論をテーブルに載せようとしません。

「議会としての定数の考え方をはっきりさせておくために議論すべき」と何度か提案していますが反応がないので、「減らさないべき」ということだと思っています。

私が「定数削減の議論をしよう」としていると、誤解されているのかも知れません。

私は、はっきりと住民に説明できるための、議会としての態度を確認しておくべきと思います。

その上で、議員の個人的な意見は意見であっていいと思うのです。

 以前から言っていますが、私は、今現在の状態であれば減らしてもそんなに影響ないと思います。 

定数10人ですが、今は9人で3年ぐらい経過しました。

これが8人になっても状況は変わらないと思います。

 ただし、です、いまの議会活動の状況のままであれば、という意味で十分です。

もっと充実させようと思うのであれば、はっきり言って足りないと思っています。

2,3日、時間をかけて議論しなければならない案件もあります。しかしそれは不可能です。

皆さん仕事をしながらの人が多く、専念できない中では十分に動けません。

「住民との意見交換会」も数が減るほど議員の負担が重くなります。

負担が重くなれば回数も減ってきます。

いずれ、少ないと、いろいろな状況で大変です。

 あまり働かない議会でいいのであれば、もっと減らしていいと思います。

減らして、もっと働けと言われても、議会として行動するにも限界があります。

逆に今よりも住民から苦情が出て、もっと減らせ、いなくてもいい、とエスカレートしてくるでしょう。

議員一人ひとりの質だけでない、「議会」としての役割もあります。

「よく働く議員」が1人か2人だとして、行政のチェック機能は愚か、意見交換会はへとへで、とても不可能です。 議会だよりすら無理です。
事務局職員に丸投げでしょう。

「議員」としてはなんとか出来るでしょうが、「議会」として十分に住民のための活動が

出来るかと言えば、いま述べてきたような状態です。

 しかし、この状態も村民が了解すれば減らすこともできると思います。

「議員定数削減」は、ある一面からだけの議論ではむずかしいものがあります。


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