今日は、唱歌『茶摘』で「夏も近づく八十八夜〜♪」と歌われるように、立春の日から88日目となる八十八夜です。唱歌のとおりだと「あれに見えるは茶摘じゃないか」となりますが、見えたのは茶摘ではなくナツグミ(夏茱萸)とトウグミ(唐茱萸)でした。
このナツグミはグミ(茱萸)の仲間のひとつで、ナツグミの変種がトウグミです。それぞれ花を咲かせているのを見つけたので紹介してみたいと思いますが、原種と変種ということは、両種間で目に見えて何か違いはあるのか、違いがあればどこが違うのかについてもあわせて触れてみたいと思います。
それでは、まずナツグミの花から。

そして、こちらがトウグミの花。

花そのものや、花が咲いている姿を見ただけでは区別がつきにくいのですが、実はちょっとした違いがあります。
ナツグミの花筒は紡錘形を半分に割ったようなかたちで、基部からだんだんと膨らんでいくかたちをしています。それに対してトウグミの花筒は円筒形で、基部から同じ太さでまっすぐ伸びます。また、写真ではわかりにくいのですが、花柄はナツグミのほうが短く、トウグミのほうが長いです。

(ナツグミ)

(トウグミ)
また、花だけでなく葉にも違いがあります。それぞれ葉の表面には白い斑点のようなものが見えますが、ルーペなどで拡大して見てみるとナツグミの葉表には小さなクレーターのような鱗状紋があるのに対して、トウグミでは微毛が放射状に伸びる星状紋です。

(ナツグミ)

(トウグミ)
また葉の大きさもトウグミのほうが若干大きく、葉先が少し尖っているように見えます。

(左:ナツグミ 右:トウグミ)
そして、写真がないので申し訳ありませんが、夏にできる果実の大きさもナツグミよりトウグミのほうが少し大きいようですね。
ナツグミとトウグミを見分ける必要性はあまりないかもしれませんが、庭木として植えられているのをちょこちょこ見かけることもありますので、見つけられたら可能な範囲でナツグミとトウグミのどちらなのかを確かめてみてはいかがでしょうか。
このナツグミはグミ(茱萸)の仲間のひとつで、ナツグミの変種がトウグミです。それぞれ花を咲かせているのを見つけたので紹介してみたいと思いますが、原種と変種ということは、両種間で目に見えて何か違いはあるのか、違いがあればどこが違うのかについてもあわせて触れてみたいと思います。
それでは、まずナツグミの花から。

そして、こちらがトウグミの花。

花そのものや、花が咲いている姿を見ただけでは区別がつきにくいのですが、実はちょっとした違いがあります。
ナツグミの花筒は紡錘形を半分に割ったようなかたちで、基部からだんだんと膨らんでいくかたちをしています。それに対してトウグミの花筒は円筒形で、基部から同じ太さでまっすぐ伸びます。また、写真ではわかりにくいのですが、花柄はナツグミのほうが短く、トウグミのほうが長いです。

(ナツグミ)

(トウグミ)
また、花だけでなく葉にも違いがあります。それぞれ葉の表面には白い斑点のようなものが見えますが、ルーペなどで拡大して見てみるとナツグミの葉表には小さなクレーターのような鱗状紋があるのに対して、トウグミでは微毛が放射状に伸びる星状紋です。

(ナツグミ)

(トウグミ)
また葉の大きさもトウグミのほうが若干大きく、葉先が少し尖っているように見えます。

(左:ナツグミ 右:トウグミ)
そして、写真がないので申し訳ありませんが、夏にできる果実の大きさもナツグミよりトウグミのほうが少し大きいようですね。
ナツグミとトウグミを見分ける必要性はあまりないかもしれませんが、庭木として植えられているのをちょこちょこ見かけることもありますので、見つけられたら可能な範囲でナツグミとトウグミのどちらなのかを確かめてみてはいかがでしょうか。