長野市役所近くにある、婆さんの教室に自転車を置いて、長野県立図書館を目指します。長野に春の訪れを告げる桜として知られている「魯桃桜(ロトウザクラ)」が目的です。
咲いていました。水仙も咲いていて、黄色い蝶々も飛んできていました。春の雰囲気が一杯といったところです。




善光寺に向かいます。参道の西側に「西方寺」があります。まだ境内に入ったことがなかったので立ち寄りました。
西方寺は善光寺が火災にあった際、善光寺如来の仮本堂となったり、善光寺大本願菩提所でもある等、善光寺と関係の深いお寺です。
また、長野県で生まれ、江戸時代を代表する俳諧師の一人「小林一茶」も訪れていて、「散る花や 月入る方は 西方寺」と句を詠んでいます。
大きな梅の木がありましたが、まだ蕾でした。



善光寺に入りました。仁王門までの参道は、人も少なく静かでした。
仁王門は、今年、再建100年で、それを記念し夜間にライトアップをしているようです。ここに安置されている仁王像は、日本の近代彫刻の第一人者である高村光雲と米原雲海が制作したものです。春の光に照らされた仁王像は、迫力がありました。






仁王門の横に早咲きの桜が咲いていました。



山門に向かいます。この辺から参拝客の姿も多くなります。山門手前の案内所には、「牛にひかれて善光寺」の牛の銅像もあります。昔は、この辺に本物の白い牛がいたような記憶があります。




春の陽射しが一杯の善光寺です。

本堂の右側にある庭園に向かいます。ここは色々な花が咲くのですが、今日は、まだ「紅梅、白梅」だけでした。







本堂を一周してから参道に戻り、西宮神社に向かいます。途中に善光寺の宿坊等が並ぶ小路があります。良い枝ぶりの梅があり、花が咲き始めていました。



西宮神社に立ち寄りました。今年1月の「初えびす」直前に来たところです。今日は静かでした。


帰りは、権堂商店街を抜けてきました。
このアーケード街は、昔は大いに賑わった繁華街ですが、現在は人も少なく、当時を知っている私には寂しい限りです。どこの地方も同じ状況の場所はあると思いますが。

婆さんの教室まで戻り、置いてきた自転車に乗って家に戻りました。
家に入ると、キッチンのカウンター置いてあった「啓翁桜(けいおうざくら)」も開花が進んでいました。ここにも春がありました。


汗ばむほどの散歩になりましたので、結構、疲れを感じた散歩でした。
今日の歩数は、9,947歩。