週刊ジャンプが無料配信を行っている話が話題になっている。
電気がまだ通じてないような地域では、webで見れるのかね?
…って疑問に思ってしまう。
しかし、被災地で電気が通じない地域では、本があるととても助かることは確かだろう。
本は気持ちを紛らわすし、希望も培う。
さらに、漫画は太陽光の下でも目を悪くすることなく読めるので、
できたら、漫画雑誌そのものを被災地に送れないかなぁ~と考えてしまう。
物資を送る支援活動は盛んだが、対象はあくまでも衣類や日常品であって、
本を対象とした活動は見つからない。
本こそ送りたいと思うのは私だけなのだろうか?
(そういった活動をご存じの方は、是非コメントでご教示下さい。)
さて、歴史上の大震災といえば、1923(大正12)年の関東大震災が著名である。
この大震災は、
東京帝都そのものに打撃を与えたので、日本経済に与えた影響は大だった。
そのため、「震災恐慌」と呼ばれる恐慌をもたらす。
震災前から日本は不況(※)だった。
※第一次世界大戦時の好況(「大戦景気」)の反動恐慌(「戦後恐慌」)
震災はそれに追い打ちをかけるものだった。
今より、「日本経済への打撃」という点に限れば、
今回の震災よりずっとインパクトは大きかったのである。
そのため、出版界も不況になった。
この打開策が「円本(えんぽん)」であったことは意外に知られていない。
1926(大正15)年)、当時経営不振にあえいでいた改造社は、
社運をかけて『現代日本文学全集』の刊行を開始した。
一冊わずか一円。これが「円本」の先駆けとなった。
しかし、「一円」といっても当時の一円は大卒初任給の約2%に相当したという。
2010年度の大卒初任給平均は19万7400円。約20万円だ。
その2%といったら、約4000円………ちっとも安くないじゃん
要するに、それ以前の本というものは、すごく高いものだったわけだ。
この社運をかけたプロジェクトは大成功。
「二匹目のドジョウ」を狙って、他社も追従した。
1927(昭和2)年には岩波文庫が創刊される。
これも本の廉売としては同じ流れといえよう。
残念ながら岩波文庫の創刊当初の値段がわからない。
これがわかると、もっと面白いのだが。
現代の感覚に訴える数字は、授業では非常に効果的である。
ご存じの方がいらっしゃるなら、
是非、コメントでご教示願いたい。<(_ _)>
こういうこと聞けるのがブログの良さかもしれない。
電気がまだ通じてないような地域では、webで見れるのかね?
…って疑問に思ってしまう。
しかし、被災地で電気が通じない地域では、本があるととても助かることは確かだろう。
本は気持ちを紛らわすし、希望も培う。
さらに、漫画は太陽光の下でも目を悪くすることなく読めるので、
できたら、漫画雑誌そのものを被災地に送れないかなぁ~と考えてしまう。
物資を送る支援活動は盛んだが、対象はあくまでも衣類や日常品であって、
本を対象とした活動は見つからない。
本こそ送りたいと思うのは私だけなのだろうか?
(そういった活動をご存じの方は、是非コメントでご教示下さい。)
さて、歴史上の大震災といえば、1923(大正12)年の関東大震災が著名である。
この大震災は、
東京帝都そのものに打撃を与えたので、日本経済に与えた影響は大だった。
そのため、「震災恐慌」と呼ばれる恐慌をもたらす。
震災前から日本は不況(※)だった。
※第一次世界大戦時の好況(「大戦景気」)の反動恐慌(「戦後恐慌」)
震災はそれに追い打ちをかけるものだった。
今より、「日本経済への打撃」という点に限れば、
今回の震災よりずっとインパクトは大きかったのである。
そのため、出版界も不況になった。
この打開策が「円本(えんぽん)」であったことは意外に知られていない。
1926(大正15)年)、当時経営不振にあえいでいた改造社は、
社運をかけて『現代日本文学全集』の刊行を開始した。
一冊わずか一円。これが「円本」の先駆けとなった。
しかし、「一円」といっても当時の一円は大卒初任給の約2%に相当したという。
2010年度の大卒初任給平均は19万7400円。約20万円だ。
その2%といったら、約4000円………ちっとも安くないじゃん
要するに、それ以前の本というものは、すごく高いものだったわけだ。
この社運をかけたプロジェクトは大成功。
「二匹目のドジョウ」を狙って、他社も追従した。
1927(昭和2)年には岩波文庫が創刊される。
これも本の廉売としては同じ流れといえよう。
残念ながら岩波文庫の創刊当初の値段がわからない。
これがわかると、もっと面白いのだが。
現代の感覚に訴える数字は、授業では非常に効果的である。
ご存じの方がいらっしゃるなら、
是非、コメントでご教示願いたい。<(_ _)>
こういうこと聞けるのがブログの良さかもしれない。