仕上げが間に合わない

Ｓさんの送迎で一時間ほど早出しました。

私は快調だったのでお昼までに全体の四分の一を完成させました。

午後からも調子良く、

それで全体の半分が終わりました。

所がSさんは不調で仕上げができません。

全体の６分の１しか出来ませんでした。

結果、三分の一が残っています。

明日中に私が仕上げることになりました。

明日また次の注文がごっそり来るのに。

どうして、

出来ませんが言えないのでしょうか?

結局、遅延して内職先から

怒られないと出来ませんが言えない。

出来ないから減らしてと先に頼めば、内職先も考えてくれるのに、

言い訳して遅延して迷惑かける。

子供でも解ることが出来ないのは、

資格あるサビ管とかのプライドが有るからでしょうか?

実は、Sさんだけてなく、

以前居た作業所でも、

これ以上無理です、

が言えずに気が付かないふりして遅延させたサビ管が居ました。

その時は、

ペナルティとして、一月注文を減らされました。

そのサビ管も

「いいんだ、いいんだ、

注意されるまで遅らせても大丈夫」

と威張って利用者さんに言ったけど

ペナルティ食らって注文減らされて売上落ちて困るのは、

その売上を工賃にしている利用者なのです。

サビ管自身は直接は何も困らない。

ただ売上落ちて、工賃が減ると、

利用者さんはサビ管や所長に文句言うし、最悪その作業所を辞めます。

あぁ、Sさんも、あのサビ管と

同じ事言うんだ。と、

私は心の中で落胆しました。

中盤までの作業は

Ｉくんと、Mちゃん、

それに今日から来た実習生が頑張ってくれました。

職員Kさんは

もう一つの内職が売れて、

それを一人でしていました。

夏に向けて、

２つの内職の注文が増えます。

そうなると職員さんが残業するのが他の作業所なのですが、

うちの所長は残業を嫌うので、

Sさんは残業手当無しで、

ボランティアします。

これだと、

職員も嫌ですよね。

結果、しわ寄せが、

私のところに来るのです。

今、Sさんから

電話が有りました。

明日も一時間ほど早出になりました。

私は一時間早く出たらその分工賃を貰いますが、

その方がＳさんが残業するより安いですから、

弱小作業所はこうして内職作業をすることになります。

私も体調不良なら断るところですが、

土日休んだら元気なので、

一時間ほど増えるだけなら

頑張れます。

大好きな内職が納期を遅れるのは私自身嫌なので、損得勘定は捨てて、

明日も早出します。

最後まで読んで下さりありがとうございました。