桜雑記

黒塗りの車の上にも満開を過ぎた桜の花片がはらはらと舞い落ちていた。


あまりにも美しい別れだった。


出棺の時間、まるで故人が空から慟哭するように
にわかに春の嵐になった。


うめ　もも　さくら

二人で見上げた花模様。





さくらおとこ　と名付けたよ。
まだ小さいキャンバスでの習作に過ぎないけど。


今年の桜、最後に二人で見上げた桜の近くに越して来たけれど


一人で眺められるかな。