2005年を振り返って

　まぁナンです、今年はワタシ的には今までで一番政治に関心を持った年でした。選挙権を得て20年、今年の夏ほど総選挙の結果が楽しみだった時はありませんでした。そして恐らく日本の政治史に残るであらう、あの瞬間に立ち会えたこと、自分のその一員として参加できたことを、誇りに思・・・えるといいなぁ。(^◇^;)

　思い返せば、ワタシは学生時代は「親韓」といっていい立場でした。当時、作品をよく読んでいた豊田有恒氏の影響です（ちなみに今では豊田氏は「親韓」を通り越して「怒韓」になってます(笑)）。そして関川夏夫氏の「ソウルの練習問題」や「海峡を越えたホームラン」などを読んで『韓国って面白そうぢゃん』とか思い、ちょうどその頃始まったNHKの「ハングル講座」のテキストを買って独学でハングルを勉強したりすらしてました。しかしその後社会人になると、日々の忙しさにかまけて韓国のことなど正直どうでもよくなってしまいました(笑)。「親韓」から「無韓」へと変化したわけです。

　そうして月日は流れ、2002年サッカーワールドカップ日韓大会が開催されました。ここで自分の中に眠っていた、韓国に対する興味が甦ってきたのです。しかし、それは違和感を伴っていました。共同開催のはずなのに、韓国人たちの日本に対する対応があまりにも奇妙だったからです。ここでワタシの対韓感情は「無韓」から「疑韓」になりました(笑)。そしてその思いが決定付けられたのは、今年2月の島根県議会による「竹島の日」制定に伴う韓国内での騒動でした。『なんなんだ、あの国のあの反応は・・・』

　もちろんワタシも竹島が日本の領土であり、韓国が不法に占拠しているということは知っていました。まぁそれでも正直言ってそれまでは、そんなに大したことではないのかな、と思っていたのです。なぜなら日本政府が何も対策をしていないように見えたからです。ところが「竹島の日」騒動をきっかけにいろいろ調べてみたら、実状は皆様ご存じの通り。これでワタシの対韓感情は「疑韓」から「怒韓」「嫌韓」へと雪崩を打って変化したのです。(゜∀゜)

　一度関心を持ってしまうと、元々ミリオタで“ニッポンちゃちゃちゃ”的思想を持っているワタシですから、どうにも放っとけません。日本と韓国のことを調べれば当然在日半島人の問題が出てきます。また、ワールドカップの後には北朝鮮拉致被害者の帰国などあり、「とんでもない国だよね北朝鮮って」と韓国とは別に考えていたものが、半島問題としてセットで考えるようになります。そしてこの半島の国の宗主国（表向きは違いますが(笑)）である中華人民共和国のことも考えなければなりません。そうして“極東アジアの中の日本”の現状を知り、日本がそれに対して過去どのような行動を取ってきたかを知れば、自ずとこの先日本はどうするべきか、考えるようになります。そしてそれに対する今の日本の政治を見ると、自ずと先の総選挙では誰に、どこの党に投票するべきか、決まってきたわけです（やっと最初の文と繋がった(笑)）。

　戦後60年、アメリカが作った日本国憲法に縛られ続けた日本が、今年ようやく“護憲の呪縛”から抜け出そうと動き始めました。改憲を党是としてきた自民党が、先の総選挙での圧勝を受けて「時は来たれり」と行動を起こしたわけです。もちろん一気に改憲とはいかないでせう。護憲勢力もまだまだ力を持っています。しかしこの動きは日本がようやく当たり前の独立国になるための第一歩です。この流れを止めてはなりません。これをなし得て初めて、日本は極東三国やアメリカそして世界の他の国々と対等な立場でモノを言えるようになるのだと思います。明日から始まる2006年は、日本が真の独立国となるために変わり始める記念すべき年にしたいものです。

　というわけで、今年の更新はこれでお終いです。では皆様よいお年を。(^o^)/