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オレに模型を作る時間をくれぇ~っ!

安倍元首相出演ラジオ番組の文字起こし(5)

2009-02-22 22:36:32 | 政治経済
【続き】

永野:もう1曲このへんで、挟みたいと思います。リクエストをお願いします。
安倍:岡村孝子さんの「夢をあきらめないで」ですね。これは初めて選挙に出たとき、大会をやったときに何の曲をかけようかって、みんなで、後援者と話をした時に、これでいこうと決めた曲なんですね。
田村:それじゃ思い出の曲ですね。

【夢をあきらめないで/岡村孝子】

【ジングル】

永野:今日は元内閣総理大臣で自民党衆議院議員の安倍晋三さんをお招きしてお送りして参りました。
田村:はい。
永野:ちょっと、時間残り少なくなってきましたので、まずですね、今の自民党について、ズバリとお伺いしておきたいんですが。党としてのまとまりを、どう思われますか。
安倍:自民党ってのは結党して50年経つんですがね、まとまりというのはいつもそんなにないんですよ。
田村:へー。
永野:あ、そうなんですか。
安倍:それぞれの、かつては「派閥」とこう言われたんですが、政策グループがありますね、その政策グループがお互いにこう、鎬を削ってきた。ですからやっぱり、この、総裁、総理、どっちかが弱まってると、常に中で戦いはありましたね。そういう意味から言えばですね、今はそんなに激しいとは言えない、と私は思います。むしろ、自民党非常に厳しいんでね、危機意識のほうが強くて、ここではお互いに、中で内輪もめしてるよりもですね、結束していこうという気持ちのほうが大きいのかなぁ、という気がしますね。
田村:あーなるほど。
安倍:まぁむしろしかし、自民党結党して50年経ったからこそね、ある意味新たな意義付けをしないとね、次の選挙は厳しいのかもしれないと思ってます。
田村:あーなるほど、やっぱ次の選挙は厳しいという感覚はあるんですか。
安倍:そりゃもう全員が持ってますね。大変厳しいですね。ちょっと民主党にやらせたほうがいいんじゃないか、っていう人はいますから。今こそなぜ自民党なんだ、ということを我々、国民の皆さんにですね、強くアピールをしていかないと、納得していただかないと厳しいな、と。この大変な不況だからこそね、かつての日本発の金融危機を克服した経験のある、我々自民党でなければならないんだと。
田村:これまた選挙、どの辺りで選挙が始まるのかわかんないんですけど、もう毎回毎回そうなんですけどまた勝負の時がやってくるわけですよね、安倍さんにとっても。
安倍:ま、選挙っていうのはですね、衆議院の場合は、少なくとも4年に1回ですね。国民の審判を受けなければいけません。今年は4月にまた、この同時不況についてどう対応していこうかということで、世界の首脳が集まって協議しますね(注:G20のこと)。そしてまた7月にはサミットがあります(注:イタリア・マッダレーナ島サミット。出席するのはG8)。で、麻生さんは外務大臣としての経験を持ってますし、総理として前回の金融サミットに於いても指導力を発揮をした、この麻生さんと小沢さんを比べてもらいたいと思いますね
田村:なるほど。
永野:あと最後にですね、淳さんが総理大臣になるために、何をしなければいけないかと。漠然としていて申し訳ないんですけど。
田村:今、ですよ。まだ僕は議員にもなってないんですけど(笑)、なるためにはどういうことを勉強していけば、総理大臣になれますか。
安倍:まずね、総理になってこれをやりたいと、そういうものをね、ひとつ見つけないとダメですね。
田村:なるほど、強いモノですね。
安倍:これを、これをやるために総理大臣になろうと。その、淳さんがこれだ、というものに、多くの人たちがね、共感すれば、だんだん芽が出てくるでしょうね。
田村:自ずとこう、道が開けていきますか。
安倍:あの、ただ、淳さんの生まれ故郷はね、私の選挙区だという大問題が・・・。
(スタジオ内爆笑)
永野:そうですよね、被る・・・。
安倍:大問題に・・・。
田村:あれでしたっけ、同じ・・・僕、どこからでも立候補できるんでしたっけ。
安倍:いや、私はね、東京のほうがいいと思いますよ(笑)、淳さんはね。
田村:いや、僕が勝つわけがないですけど(笑)、そうですね、安倍さんがいる以上は僕も下関、山口4区でしたっけ、山口4区から出ることはない、ですね。
永野:いやちょっとほんと、ほかにもお伺いしたいことがいっぱいあったんですが、お時間が来てしまいましたので。
田村:いやでもすごい、いろいろ話聞けましたよ。
永野:でもぜひもう一回きていただければ
安倍:そうですね。
永野:今度はご夫婦揃ってでも。
安倍:はい(笑)。
永野:最後にですね、これ番組のバッチなんですが、その・・・議員バッチの下に、付けてくださいましたよ皆さん!
田村:一度でいいので、それで国会に登場していただけますか。
安倍:まぁ考えときましょう(笑)。
永野:本日のゲスト、安倍晋三さんでした。どうもありがとうございました。
田村:どうもありがとうございました!
安倍:ありがとうございました。

【ジングル】

永野:淳さん、安倍さんのお話いかがでしたか?
田村:いやーやっぱり、重い、ひとことひとことが、総理経験者なんで、やっぱり重いですよね。
永野:あとやっぱ、総理大臣の時とは違う、軽妙なトークもありましたよね。
田村:そうですね、あれ、こんなに安倍さんって喋ってくれるんだ、という印象がありましたね。
永野:はい、ちょっとなんか子どもっぽく威張ってみせたりするシーンもありましたし。
田村:あとアーチェリー(笑)、1年で才能ないと思っても4年続けるそのしぶとさがね、そんなイメージないでしょうけどもみたいなことを言ってましたね(笑)。
永野:みたいなことを、はい(笑)。
田村:そんなことないですよって。
永野:(聞き取れず)のアタマの中、辞任のことあったのかなぁ(笑)。
田村:いやーでも、すごかったなやっぱり。初めてなんで、総理経験者の方と喋ったのが。でもやっぱり一人の人間なんだなっていう、その人間味が感じられたんでよかったです。もうホントに、雲の上の存在じゃないですか総理大臣って。でも喋ったら、冗談も言うし、ツライ痛みも背負うしっていう、のが判ったんで。
永野:バッチも付けてくれましたし。
田村:バッチも付けてくれましたねぇ。
永野:あと石破さんと同じこと仰ってましたね。
(注:2009年2月12日OAの第14回放送のゲストが石破茂農水大臣)
田村:言ってましたね。総理になるためには、きちんとした目的を持って、総理を目指さないといけない、と。だから僕、早急に目的探ししないといけないですね(笑)。
永野:そう、そうですよ。
田村:ただ単に「なりたいなりたい」ばっかりだと、今後ね、アドバイスをもらうときに、目的のことばっかり言われると、目的がないと言えないですもんね、オレの目的を考えないといけないですね。
永野:はい。
田村:皆さんのためになるような。
永野:なるような。
田村:僕は、大きくですけども、まだわかんないですけど、みんなが参加してると実感できるような政治にしたいんで、やっぱりみんなの1票1票で選べるような、総理大臣を、みんなの1票で決めれるアメリカみたいに・・・。
永野:直接投票ですもんね。
田村:直接投票。あれをするように動きたいですね。でないと、関心がね、みんながやっぱ、あれって関心持つじゃないですか。単純に。総理大臣を、大統領を選ぶときだけかもしんないけど、それでも、一時的でも政治に興味持つって大事だと思うんで。
永野:そうですね~。
田村:国民、直接、投票、ができるように、総理大臣、でもオレが総理大臣になったあとにその、直接ナントカになっても・・・(笑)。
永野:やっても次の世代とかにね。
田村:次の世代とか、まぁそうなのか。
永野:はい。
田村:うーん、難しいですねなんかね。
永野:じゃあ、具体的にもうちょっと考えといてください。
田村:はい。具体的にもうちょっと考えます。
永野:はい。
田村:はい、田村淳のNewsCLUB、また来週です。
田村:永野:さよなら!

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 安倍さん、相当マスコミに痛めつけられたという思いが強いんですねぇ。麻生首相がプレッシャーに強いというのは見ていて判りますから、昨今のマスコミの波状攻撃をとにかくしのいで、短くても予算成立まで、あわよくば任期満了まで務めていただきたいものです。


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