拉致問題を見捨てる日刊ゲンダイ

　世の中には言っていいことと悪いことがあると思うの。

安倍のせいで日本だけ取り残される“北朝鮮利権” - 速報　ニュース：@nifty

2008年6月29日(日)10時0分配信　日刊ゲンダイ

　政権放り出しの安倍前首相が、山崎拓元副総裁を批判した「百害あって利権あり」のセリフが独り歩きしている。だが、安倍は北朝鮮の利権や国際政治をどこまで理解しているのか。

「中国やロシアの周辺国ばかりか、いま世界の各国が北朝鮮のウランとレアメタル（希少金属）を狙って、しのぎを削っているのは有名な話。アメリカがテロ支援国家の指定を解除して、北朝鮮と友好関係をつくろうとしているのも、各国との競争に乗り遅れまいという計算です。そんな中で、日本だけが拉致問題でケンカして、北朝鮮利権からハジキ出されている。各国はニンマリですよ」（外務省事情通）

　今回の原油や穀物暴騰による日本経済への悪影響で分かるように、資源がないことは致命的。英米や中国はその点、抜け目がない。

　評論家の河信基氏が言う。

「昨年１０月の南北首脳会談のとき、韓国のシンクタンクがはじき出した北朝鮮のレアメタルの価値は、２３０兆円でした。ウランだけでも、推定埋蔵量は世界の埋蔵量を上回るとされています。北朝鮮は鉱山、鉱脈の宝庫。そのことは、植民地にしていた日本が一番よく知っている。しかし、安倍前首相のような勢力がいるから、日本企業は参戦できない。それをいいことに、欧米やエジプトの企業まで、次々と北朝鮮で大型プロジェクトをまとめ、あとは世銀などの融資解禁を待っている状況です。８月に、米国のテロ支援国家指定と敵国通商法適用が解除され、カネが回り始めたら、すごい争奪戦になりますよ」

　すぐ近くに「宝の山」があるのに、指をくわえて見ているしかない日本。「拉致の安倍」としては自分の存在がなくなる日朝の接近は何としてもジャマしたいんだろうが、これでは「百害がある」のはどっちなのか分かったものじゃない。

【2008年6月26日掲載】

　少なくとも、日刊ヒュンダイは拉致問題をどーでもいいと思っている、ということだけは判りました。そもそも北にそんなに膨大な資源があるのなら、中国がもっと積極的にコミットしてるんと違いますかねぇ。それこそ金王朝を倒して実権を握ることくらい、やっててもいいんでね？　チベットに対してやったことをなぜ北にはやらないの？　半島の南半分や、その後ろにいるアメリカが煩そうだから？

　だいたいが外務省事情通ってどんな立場の人ですか。『高官』とか『関係者』とか『消息筋』とかの表現ではありませんから、外務省とは何の関係もない人って可能性もありますよね。それに記事中でコメントしてる評論家、元は朝鮮新報社の記者で朝鮮大学校の講師やってた人ではないですか。北寄りのコメント出すのは当たり前でしょ。

　それに、普段は政治家が利権にたかる構造をさんざん批判（というか口汚く罵ってるｗ）しているゲンダイが、なぜか北の利権にたかる政治家を擁護し応援すらするわけで。どっちかっつーと後者がゲンダイの本心なのかな。なんたって安倍が邪魔なんだもんな。拉致被害者より利権を取れ、と。

　こういうのはチラシの裏にでも書いててほしいですよ。