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海登り

海登り? なぜ、海に登る?
海の安全を守るため、登らなければ見れない灯台。
そんな灯台を巡っています。

灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 戸馳島灯台

2011年11月20日 | 旅行記

湯島、三角灯台を満喫した後は、同じく明治に初点した「戸馳島灯台」を訪問しました。

この灯台も、たどり着くのが大変な灯台です。

でも、わからないことは地元の方に(丁寧に)聞きましょう。

九州の方は、みなさん親切です。多少は昔話も聞かなければなりませんが...

漁港で、スーパーカブのおじいちゃんに親切に教えて頂きました。

車も、ここへ駐車していても良いとのことでした。

 

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漁港から、10分ほど歩くと、海岸へ出ます。

 

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海岸を歩くこと、約15分で目印の石碑にたどり着きます。

ここからは、「海のぼり」です。

 

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つづら折りのしっかりした道を「海登り」すること、約10分。

 

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到着です。

門は閉まっていたのですが、門の「かんぬき」が掛っておらず鍵もなし。

すみません。少し敷地に入ってしまいました。  

 

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貫録です。

 

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少しでも、青空を入れて撮影。

送電線と、鉄塔が少し邪魔ですが、贅沢は言えません。

 

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お蔭様で初点プレートも、撮影できました。

 

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灯器は、LEDでした。

かなり、小さなものですが、対岸までの距離は、かなり短いです。

由緒ある灯台を訪問することができ、満喫いたしました。

ただ、もう11月なのに、蚊の集中攻撃には参りました~。

今日は、ここで、お仕舞いです。


灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 三角灯台

2011年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

幸せな時間を過ごした後は、近場の三角灯台へ

道のわからない灯台ベスト10に入りそうですが、この時代では諸先輩方が

ネット上で色々と教えて頂けます。

港の端の防止堤を乗り越え、20分ほど「海登り」すると、見えてまいります。

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少しだけ、青空が見えました。

 

 

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独特な形です。

 

 

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お約束の初点プレートです。

 

 

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灯器はLEDです。

 

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入口側を望む(ありゃなんで指が写っているのかな)

 

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少しの愛だけだけ、青空がのぞきました。

灯台の神様が少しだけ微笑んでくれたような、気がしました。


灯台記念日 一般公開 後半戦 北九州 湯島灯台

2011年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム

11月4日の宮崎は、大雨でした。

雨の宮崎を、早朝から車を飛ばし、雨雲を逃げるように熊本県へ。

一路、江樋戸港へ向かい、目指すは「湯島」

ゆっくりと走る保冷車に付き合い、余裕あるつもりが、出発5分前に到着し

連絡船の船内で往復1,200円を支払い、のんびりと出航

島に着くと、見覚えのある作業服の方と、島を時計回りに灯台方向へ。

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見覚えのある作業服(全国規模の同業他者)の方は、途中のNTT施設へ行かれました。

途中、軽トラに抜かれましたが、あとは静かな島です。

港から徒歩15分ほどで、灯台への登り口へ到着しましたが

何やら、行く手に3人の人影が.....

 

ひょっとしてと思いつつ、灯台へ一緒に到着すると、保守管理を委託されている業者

の方と、島で巡回清掃(草刈りなどをされている)を、請負っていらっしゃる島民の方でした。

 

色々と、話をしているうちに「中を見ていかれますか」と大変うれしい、お言葉を頂き

甘えさせていただきました。

灯台の女神(ホンマにおるんかも??)がまた、微笑んでくれました。

 

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まずは、全景から

 

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太陽電池が、そびえます。

 

 

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まずは、初点プレートです。

大正時代の初点です。

 

早速、中を見せて頂くと

何やら、「防波堤灯台」プレートが・・・・

こんな山の上で、昔は防波堤灯台だったの??

それとも、昭和43年に、灯器だけを移設したの????

どなたか、ご存知の方、御教示くださいませ。

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とりあえず、拝見させて頂きます。

1階は、バッテリーだらけ。

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これは、梯子でしょう。3段ありました。

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登って

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登ると
      

そこには、LED灯器が

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こちらが、LED灯器です。日光弁(スイッチ)も本体についています。

Led

 

灯器の照らす海

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背面の少し高台から

畑の中ですが、巡回清掃を請負っていらっしゃる島民の方の、お兄さんの畑だそうで

植物を踏まなければ、写真を撮るために入っても良いとのとでした。

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約1時間ほど、楽しい時間を過ごすことができました。

親切にして頂いた、業者の方はまだまたお仕事中でしたが、お礼を述べて灯台を

後にしました。

改めて、この場をお借りして、お礼申し上げます。

地元の灯台関係の、電気工事会社のHPも教えていただきました。

たいへん、幸運に恵まれた灯台巡りでした。

この後は、近くの三角、戸馳島へと続きます。


灯台記念日 一般公開 後半戦 南九州 都井岬灯台

2011年11月19日 | 日記・エッセイ・コラム

10月31日の月曜日、とある会社、とある部署の上司と部下の会話から

上司:「11月の4日に会議やろうと思てるねんけど」

アホな部下:「休むで。その日」

上司:「あ~(怒) 休暇届出してへんやろがぁ」

アホな部下:「工程表には書いてありますやんか!この時期、前日ならんと休めるか

        判らんのに、休暇届けだけ、先に出せませんやんか!!」

上司:「しゃ~ないなぁ。で、なんで休むん?」

アホな部下:「内緒~」(わかってるくせに....)

 

 

という訳で、無事4連休を勝ち取り、灯台記念日一般公開巡り後半戦はスタート

しました。

11月2日は、別の会議を終えてダッシュで新大阪駅へ

最終の鹿児島中央行の新幹線に乗り込み、そのまま駅前のホテルへ。

翌日3日、朝一番でレンタカーを借り、一路宮崎県は「都井岬灯台へ」。

お天気は、下り気味ながらも、雨は降らなさそうな気配。

駐車場へ到着すると、うっすらと青空が見えました。

「灯台の神様(おるんかい?)からのプレゼントやな~」

やはり、青空が見えると、心ときめきます。

 

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駐車場から見えた都井岬灯台です。

 

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望遠で見てみると、万国旗で着飾っておられます。

一年で一度の晴れ姿ですなぁ。

 

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駐車場から、緩い上り坂を少し登るとそこには、灯台が出迎えてくれました。

 

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お~、うーみん、うみまるも出迎えてくれていました。

 

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友の会の皆さんが、出店をされていましたが、とりあえず灯台へ

結構、来場されており、ひとまずは展望台へ。

 

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やはり白い灯台には、青空が映えます。

 

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落ち着いたところで、再度入口まで降りて、灯台内へ

      

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まずは、恒例の初点プレートでございます。

 

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さすが、参観灯台!!階段が広い。

 

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さらに、もう一回、階段を登ると

 

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まずは、水銀漕がお出迎えしてくれました。

 

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目の前には、普段は登れない灯室への階段が。

そこを登ると。

 

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3等大型レンズか、お出迎えしてくれました。

それも、遮光フード付き。

これだけ大きいフードは、ここだけではないでしょうか?

 

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レンズとフードの全景です。

昼間、太陽の光が、電球や機器に直接当たり壊してしまうため

その保護のためのフードだそうです。

 

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電球も見れました。

赤線が入った方が予備で、切れると自動的に切り替わります。

 

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フレネルレンズの美しさよ。

芸術品です。

 

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アップです。やはり、美しい....

 

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エリザベスカーラーを付けたフレネルレンズも可愛いです。

 

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フレネルレンズ、真正面です。

エリザベスカーラーのおかげで、光軸がしっかりと見れました。

 

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恒例となりました、レンズの照らす海です。

それにしても大きいフードです。

 

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もう一枚。

そのほか、宮崎海上保安部様の皆様の計らいで、旧事務室や通信機器室も

見せていただきましたが、レーダーの予備品が一式あるのは、ビックリでした。

 

約2時間半ほど、灯台とレンズを堪能し、海上保安友の会の出店で携帯クリーナー

を購入し、入口の灯台資料展示室へ。

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灯台の歴史が紹介され、レンズ、回転装置などが展示されていました。

こちらでは、灯台ストラップやピンバッジを購入しました。

また、この日は無料だったのですが、記念に入場券も購入しました。

マニアを優しく迎えてくださった、保安部の皆様にお礼を言うと

「岬の駅で写真を展示していますから、ぜひ寄って行って下さい」

との、お言葉を頂き、帰りに寄ってみました。

 

車で数分の「岬の駅」へ

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全国の灯台の写真が展示してあり、訪問したことのある灯台では

その思い出にふけり、訪問したことのない灯台の写真を

見れば、「いつかは....」と、興味深く見させていただきました。

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この日は、そのまま宮崎に宿泊しましたが、夕方から本格的に雨が降り出し、翌日の

天気は、さらに悪くなる予報。

翌日は、離島の鞍埼をはじめとする宮崎県の灯台を訪問しようと予定していましたが

再訪(鞍埼灯台の定期点検日をお伺いしてから)を心に決めて、あきらめました。

まだ、天気が「まし」な熊本県へ向かう事としました。


灯台記念日 一般公開 前半戦 紀南へ 樫野埼灯台

2011年11月13日 | 旅行記

宿は、遠くに樫野崎灯台の光が見える宿を選びました。

夜にも撮影したのですが、あまりはっきりとは写りませんでした。

ん~精進、精進。あっアルコールのせいか?

 

前日、晩御飯の時結構飲んだにも関わらず、中年になって来ると

朝起きるのも早くなり、5時には目覚めました。

テラスに出で見ると、樫野埼灯台はまだ、仕事中でした。

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このレンズを見れるのかと思うと、興奮してきますが

さすがに、また早すぎます。

1時間ほど、撮影して朝ご飯を頂き、8時過ぎには向かいましたが

30分もあれば到着する距離です。

 

まあ、早めに行くのも良いか~♪

超のんびり走る軽トラとともに、の~んびりと向かいました。

 

駐車場に着き、準備をしていると、隣に1台のバイクが止まりました。

テントや大きな荷物を積んでおり、よく見ると「日本一周中」の文字が。

声をかけてみると、埼玉県から来られたそうです。

頑張ってください。

 

そうこうしているうちに、雨がポツポツと。

予報では午後から雨でしたが、朝から降ってきました。

どうも、最近、雨男っぽいような気が。

上司の雨男パワーが感染してきたのか??上司との席が近くなったから???

ちなみに、去年の樫野崎灯台の一般公開は、台風接近のため中止。

宿まで予約していたのですが、天気には逆らえません。

 

カッパを来て、いざ灯台へ!!

ここは、展望台もあります。左側の螺旋階段です。

登って、景色を見ることもできます。

(灯台好きの仲間内では、不評ですが...)

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入口から

今年、旧官舎を整備して、展示館となっております。

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初点プレートです。

明治期の灯台の貫録です。

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ぐるりと撮影後、一服していると灯台大先輩のご家族が!!

駐車場で見つけて、手を振られていたそうですが、全く気づきませんでした。    

頭の中は、一年越しの「レンズ」との逢瀬で、余裕がありませんでした。

 

 

そうこうしているうちに、保安庁の方が来られ準備開始。

少し早い時間に「入られても良いですよ」と声をかけて頂きました。

早速、内部へ!!

外扉から左に入り、中ドアの向こうには、螺旋階段が。

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この灯台は、階段が2段です。

途中の踊り場です。   

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                                       2段目の螺旋階段です。

                                       この上に、レンズが!!

 

お~ 待ちに待ったレンズが!!水銀漕が!!!  

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何と、重りを利用した旋回装置が健在。

当然、通常はモーターが動力なんですが、中の変速ギアなどが

健在で、現在でも重りでシャフトを回せることができました。

これも感動です。

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最初は、灯室内へは入れなかったのですが、後半は観客(?)が少なかったことや

やさしい保安部の皆様の計らいで、上がることができました。

灯室への階段です。

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お~

美しいレンズが見れる至極のひと時です。

レンズの色が違う部分は、補修の跡ですね。

これが、34㎞まで光を届けれるレンズです。

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レンズの内部も、パチリ。

芸術品です。

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光軸部分です。

点灯すると、収束された光が最も集まるところです。

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定番となりました。

レンズの見つめる海です。

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田辺海上保安部の皆様の優しい計らいや、灯台に詳しい保安庁OBの方との

話も弾み、瞬く間に4時間経過してしまいました。

その中の話で、この灯台は「最初の石造り」「最初の回転式」の2つの

日本初があるということでした。

またまだ、勉強不足のため後者は知りませんでした。

保安部の方々、OBの方、灯台大先輩、お世話になった皆様

至福のひと時を、ありがとうございました。

 

また、どこかの灯台でお世話になると思いますが、その時は温かい目で

見守ってください。

灯台記念日 一般公開 後半戦は 南九州へ行ってきました。

ポチポチと更新していきます。