芸能人で誰が好き?と聞かれたら、とりあえず「ジョーとターくん」と答えます。
オダギリジョーと浅野忠信です。はい。
ということで、ターくん主演・青山真治監督の「エリエリ・レマ・サバクタニ」を見て参りました。
時は2015年。感染すると自殺したくなってしまう“レミング病”が蔓延する中、
人里離れて静かに暮らすミズイ(浅野)とアスハラ(中原昌也)。
実は彼らの奏でる“音”だけが唯一病気の進行を抑制できるのだ。
そんな噂を聞きつけて、ある老富豪(筒井康隆)が彼らの元を訪れる。
レミング病に感染した孫娘(宮崎あおい)を連れて・・・という物語。
台詞も少なく映像と音だけで淡々と進むので、この手の映画をあまり見ない人には重いかもしれない。
また、彼らの奏でる“音”も、いわゆるノイズミュージックと言われるジャンルなので、
決して心地よい音楽というわけではない。
それでも、私の心を捉えて離さなかったのは、
私自身も何を隠そう「音楽に救われて生きている」人間の一人だからである。
中学生の時にある病気になり、成績も落ち、すっかり自信を無くした時に出会ったのが、
ラジオから流れてきた音楽だった。以来、正直何度も自分という人間をやめたくなる日があるけれど、
そんな時にはまず音楽を聴く。音楽は空気を変えてくれる。気持ちを変えてくれる。
そういう意味では、私も一種のレミング病患者なのかもしれない。
そして、この映画を見ていたら、私が数年前から応援している男女ユニット「アツキヨ」のことを思い出した。
女性のkiyoは耳が聴こえない。それでも、アツシのギターの音から発せられる微かな波動を頼りに、歌い踊る。そして、彼らの元には同じように耳の聴こえない人たちが笑顔で集っている(詳しくは、ブックマーク欄のアツキヨ取材記をぜひ)。
いつもこの光景を見ると、胸が締め付けれらるような思いがして、
原点に戻ったような気持ちになる。こちらが元気をもらう。
やっぱり、音楽には不思議な力があると思う。
エリエリ・レマ・サバクタニとは、「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」
というイエスの最期の言葉だという。まさしく、救済の映画である。
北海道の大地で奏でる浅野のギターの轟音は、圧巻。
ぜひ劇場で見て欲しい作品です。
オダギリジョーと浅野忠信です。はい。
ということで、ターくん主演・青山真治監督の「エリエリ・レマ・サバクタニ」を見て参りました。
時は2015年。感染すると自殺したくなってしまう“レミング病”が蔓延する中、
人里離れて静かに暮らすミズイ(浅野)とアスハラ(中原昌也)。
実は彼らの奏でる“音”だけが唯一病気の進行を抑制できるのだ。
そんな噂を聞きつけて、ある老富豪(筒井康隆)が彼らの元を訪れる。
レミング病に感染した孫娘(宮崎あおい)を連れて・・・という物語。
台詞も少なく映像と音だけで淡々と進むので、この手の映画をあまり見ない人には重いかもしれない。
また、彼らの奏でる“音”も、いわゆるノイズミュージックと言われるジャンルなので、
決して心地よい音楽というわけではない。
それでも、私の心を捉えて離さなかったのは、
私自身も何を隠そう「音楽に救われて生きている」人間の一人だからである。
中学生の時にある病気になり、成績も落ち、すっかり自信を無くした時に出会ったのが、
ラジオから流れてきた音楽だった。以来、正直何度も自分という人間をやめたくなる日があるけれど、
そんな時にはまず音楽を聴く。音楽は空気を変えてくれる。気持ちを変えてくれる。
そういう意味では、私も一種のレミング病患者なのかもしれない。
そして、この映画を見ていたら、私が数年前から応援している男女ユニット「アツキヨ」のことを思い出した。
女性のkiyoは耳が聴こえない。それでも、アツシのギターの音から発せられる微かな波動を頼りに、歌い踊る。そして、彼らの元には同じように耳の聴こえない人たちが笑顔で集っている(詳しくは、ブックマーク欄のアツキヨ取材記をぜひ)。
いつもこの光景を見ると、胸が締め付けれらるような思いがして、
原点に戻ったような気持ちになる。こちらが元気をもらう。
やっぱり、音楽には不思議な力があると思う。
エリエリ・レマ・サバクタニとは、「神よ、何ゆえに我を見捨てたもうや」
というイエスの最期の言葉だという。まさしく、救済の映画である。
北海道の大地で奏でる浅野のギターの轟音は、圧巻。
ぜひ劇場で見て欲しい作品です。