おらと煙は・・・  ~ Diary of  ”Maikuru” ~

高い所が好き。山の頂上で食べるラーメンが大好物。
密かにアクティブ宣言した勘違いオヤジの日記。

月山(弥陀ヶ原)

2020年10月21日 | 山歩き
令和2年10月11日(日)     くもり





 高い山では紅葉も終わりかけていますので、遅い時間からではありますが月山八合目から弥陀ヶ原を歩いてきました。

村山地方は天気がイマイチだったのですが、月山第一トンネルを抜けると晴れています。月山高原牧場から細い道を進みますが下りてくる車が多くすれ違いが恐いです。







高度を上げるとガスがかかってきました。2時に駐車場に到着、ガスの脇から庄内平野が見えます。







後ろの方で下山後のグループがおおーっと声をあげるので何かと思い振り返ると、ガスが飛んで紅葉や遠くの山々が見え始めました。













車備えつけのリュックに途中のコンビニで買ったパンとお茶を入れて歩き始めます。足を慣らすため買ったばかりのトレッキングシューズにも履きかえました。
木道の入口で山に登るんですかとご夫婦に問いかけられますが、マブいトレッキングシューズがそう思わせたのでしょうか?

木道に入ります。




























もうすっかり紅葉しています。草は天気のせいか黄色よりは茶色という感じです。歩き始めてわずか5分、妻がお腹がすいたと言うので最初のベンチに座ってパンを食べました。この景色の中で妻と二人並んで食べる100円のパンはお腹と心に沁みます。

御田ヶ原参籠所も中之宮もすでに閉められて人はいませんが、お参りします。







ウサギが木を背負っています。







よく見ると耳の下に木を当てていました。雪の重さで折れたりするのでしょうか?







左に曲がって湿原に入ります。再びガスが湧いてきました。






























音もなく枯れかけた広大な草原の中に身を置くと、寂しさを強く感じます。少し前まで花が咲き誇り、鳥がさえずり、雪解け水がチョロチョロと音をたてて流れていたこの場所が何もなくなって全く違う景色になっているのです。ガスに包まれた静寂の中に「生」を感じないのです。
なんとなく自分の人生も枯れの段階に入っていると感じ、ちょっとおセンチになってしまいました。

そして巡るように景色を変える自然の中で、人間社会で平々凡々と生きている自分が異質と感じてしまいます。


それでもどんな寂しい場所であれ、夫婦二人で歩き続けていることに安心感を覚えます。

少しガスが晴れ遠くにカメラを構えた人が一人いるのが見えた時、少しホッとしました。



















登山道に合流し、いつものビュースポットまで少し登ります。










しかし、またガスがやってきてしまいました。


あとは駐車場まで木道を下りました。































いい紅葉狩りでした。








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