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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

わからないことは素直に聞くのが一番

2019-02-18 06:15:00 | 中小企業診断士


今週は火曜日~金曜日(土曜日?)までベトナム(ハノイ)にいます。


どうもkurogenkokuです。


2/16(土)22時からのBS1スペシャル「地方には磨けば光る会社がまだある」をご覧いただいていた方もいらっしゃるかと思います。
f-bizの小出宗昭さんほか、全国でbizを所管し地方を元気にしようという弟子たちの特集です。


登場された方の何人かとは直接面識があって、釧路の澄川さんもその一人です。
https://www.kushiro-biz.net/

番組的には面白いストーリーを意識してつくられているところがあるのは容易に想像できるので、どちらかというと「デビュー間もないコンサルタントの悪戦苦闘的イメージ」をつくられてしまった澄川さん。実際に本当にそうかどうかは判断できませんが、そこに助っ人として入られた秋元さんのアプローチに、苦戦を解決するヒントがあったのではないかと思っています。

それは日頃からkurogenkokuも心がけていることです。

*************
わからないことは素直に聞く
*************


秩父の中でもこれまで数百社と支援をしていますが、すべての業界にkurogenkokuが精通しているわけではありません。
知らないものは知らないこととして、「すみません、〇〇業については全く見識がないもので、いろいろと教えていただけませんか」と素直に聞いてみる。その中でビジネスプロセスを理解したり、顧客ニーズに対して、他社との違いが明確になったり、本丸(提案)に持っていくのはそれからでよいと思っています。
最後に決まって言われるのは、「kuroさん、うちの業界に何十年もいらっしゃったと思うくらい詳しいですね」と。「いやいや、わからないことを質問していただけですから」

最初から「いい提案をしてやろう」なんて力んだところでロクなことはありません。ヒアリング力を駆使して相手のことを知り、その中から突破口をひとつでもいいから見つけていく、こんな支援が重要だと思います。相手のことを知るからこそ、実現性の高い提案ができるんです。


〇〇bizの支援スタイルは窓口相談。数多くの相談に効率的に対応するため、そしてよい提案をすればお客様は自然とやってくるからだとか。
「相手の良いところを見つける」というコンサルタントとしての姿勢には同感、ただひとつ違うのは、kurogenkokuは「現場をこの目で確かめたい派」のため、巡回支援が多いということ。経営者との対話の中では気づかないヒントを直接目の当たりにすることもできますし、実は経営者が言葉にしない「欠点(新たな提案を実行するうえで、致命的となる制約条件)」が見つかったりすることもあるからです。

その点でkurogenkokuの支援スタイルは、福山市の池内さん(〇〇bizの中では珍しく現場を歩く)に近かったです。
https://fuku-biz.jp/staff/staff-697/


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【987冊目】こうして店は潰れた 地域土着スーパー「やまと」の教訓

2019-02-17 13:45:00 | 読書部

kurogenkokuです。
987冊目は・・・。


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【kindle版】
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こうして店は潰れた 地域土着スーパー「やまと」の教訓
やまと元社長 小林久 著 商業界


日本全国の商工会議所、商工会に献本されたのではないでしょうか。秩父商工会議所にも届いたので、読んでみました。

やはり倒産した原因はこの社長そのものかな。
先代の成り行き経営を排除するため、原価管理を見直した(特に仕入先)などの対応は経営者として当然のことです。ただ、ご自身が「誰かが喜ぶなら、迷わず即断即行」「頼まれたら、選挙以外は断らない」と書いているように、閉店した他店を買い取って新規出店を繰り返した。「そこに店が無くなったら、生活者はどうするんだ」という社長の想いには共感しますが、社長の想いが先行し、経営判断としてどうだったのか。会社が潰れてしまっては何にもならないと思うんです。
⇒レジ袋有料化、廃棄食品の資源化など取り組んできたことは社会的に称賛されるべきです。敬服しました。

ただこの本を読んで多少の違和感を感じたのは、「やまとの潰れた原因を理解し、教訓としてほしい」と書いておきながら、大半が取り組んできたことの正当化であり、自己反省と思われるところがわずかしかなかったこと。
ご自身が商工会や青年会議所の役員等の要職を務められてきたからでしょうか、ところどころプライドが高い人だなと感じるところもありました。「第8章 生かされている身の上、感謝と恩返しで生きる」、書いてあることは理解できなくもないのですが、例えば、行政マンに対して「2年間で異動してしまう、連帯保証人のハンコもついていない、だから命がけで街づくりなどできるわけはない」と噛みついたところで、仕方ないと思うんです。

読むに値するかどうかということですが、個人的には参考になりました。
自己破産をしてしまったので、復活の道は大変かもしれませんが、社会貢献意欲の高い方です。もう一度、経営者としてご活躍される日が来るのを祈念いたします。


【目次】
はじめに 「負け犬の遠吠え」にこそ宿る真実
第1章 師走商戦の某日、やまと突然の撃沈!
第2章 三代目の若造社長、復活をかけ改革断行
第3章 誰かが喜ぶなら、迷わず即断即行
第4章 頼まれたら、選挙以外は断らない
第5章 夢の街への出店で、見えたもの学んだこと
第6章 正義の味方やまとマン、教育委員長になる
第7章 やまと航海、終わりの始まり
第8章 生かされている身の上、感謝と恩返しで生きる
あとがき これからも、やまとマンは断じて滅びず


コメント (2)
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ちちぶ乾杯共和国 ~モノからコトへ~

2019-02-16 10:57:00 | 中小企業診断士

ミニクロが下痢で大変な中、今度はムスメが嘔吐。胃腸炎だろうか。
チビクロは気持ち悪いというし、我が家は踏んだり蹴ったりです。


どうもkurogenkokuです。


さて表題の件に関連して。
秩父はもともと「日本酒」の蔵元があります。歴史ある蔵元です。全国の品評会で何度も金賞の栄に輝く名酒です。また、そこでは「焼酎」の製造もおこなっています。
そして知る人ぞ知るイチローズモルト。世界ナンバーワンのシングルモルトを世界のバーテンダーが集まってきます。そんな「ウイスキー」の蒸留所が秩父にはあります。
平成27年には、ワイナリーが完成。kurogenkokuが創業支援に大きくかかわりました。地元産葡萄を使った「ワイン」は大人気です。ワイン表示のルール改正(日本ワイン)の追い風もあって、引き合いが徐々に増えています。
平成29年には、クラフトビール工場の創業支援を行いました。女性にも飲みやすいホップの苦みを感じさせない「ビール」は全国からたくさんの引き合いを受けています。


さてお気づきになったかもわかりませんが、秩父には主要5酒の製造ができる会社が揃っているんです。大手メーカーが存在する地域では、当該メーカーが複数品種の生産を手掛けられるので除きますが、いわゆる中小製造業がつくる地酒でカバーしているのは秩父だけではないでしょうか。
ワイナリーの創業支援を行ったときから、それは意識していて「あとはビールか・・・」などと思ったりしました。そして2年もたたずにグランドスラム達成。その狙いは「モノ」から「コト」への転換です。主要5種類の地酒が揃うことで様々な事業展開が可能になります。


そんな匂いを感じたのか、埼玉県が来年度予算にこんな事業をつけることになりました。別にkurogenkokuがお願いしたわけではありません(笑)

【ちちぶ乾杯共和国】



モノとしての販路拡大と、コトとしての産業振興。両方の視点が入っていますね。埼玉県の力が借りられるのであれば、それはそれで心強いことです。


主要5酒を取り扱う飲食店や宿泊施設を増やすこと。これもひとつ。
別に同じ店舗で品揃えしなくても、例えば「ウイスキー」や「クラフトビール」「ワイン」に特化したバーはあるので、そこに「日本酒バー」「焼酎バー」なんていうこだわりの専門店をつくって、アルコールファンが回遊できる仕組みがあったら面白いなど、構想は膨らむばかりです。


本日は「みやのかわナイトバザール」、明日は「ウイスキー祭り」
民間主導ですが、いずれも大イベント。


秩父の街は「アルコール」で盛り上がっています☆

【みやのかわナイトバザール】
https://www.facebook.com/miyanokawashotengai/posts/1902677929837475

【ウイスキー祭り】
http://home.att.ne.jp/alpha/caskandstill/whisky_matsuri/wm_top.html


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青森県よろず支援拠点コーディネータ等向け研修

2019-02-15 06:26:00 | 中小企業診断士

仕事時間90分、移動時間660分。



どうもkurogenkokuです。




昨日は、青森県よろず支援拠点コーディネータ等向け研修を担当。朝出発して深夜帰ってくるといった強行軍での出張。青森は「雪国」でした。





到着後、わずかな時間をとって駅周辺を散策。


【「ねぶた」の資料館】
初めて見ましたが、すごい迫力でした。






【A-FACTORY】
観光物産館。センスのよさそうな特産品が買えます。よろず支援拠点のコーディネータが支援されたサバ缶などを購入しました。







そして研修。
テーマは「商工会議所等とよろず支援拠点の連携支援について」






よろず支援拠点として、商工会議所等とどのような連携支援を構築することが、地域企業の支援においてより効果があるのか、具体的な事例を交えてお話ししました。


終了後、コーディネータの皆さんとゆっくり懇談したかったのですが、帰りの電車に間に合うかヒヤヒヤ。タクシーも待たせていたので、ごあいさつ程度で帰ることに。
機会があれば宿泊で、ゆっくり参加したいですね。


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一級販売士の更新

2019-02-14 05:23:00 | 1級販売士

今日は青森県で講演。
仕事が忙しいため、日帰り出張という無謀なスケジュール。


どうもkurogenkokuです。


表題の件について、一級販売士は5年に一度、更新手続きが必要になります。

指定した研修を受講するのが一般的。
しかし、更新研修日が都合が悪かったため、一級販売士は資格を流してしまおうか流そうか迷っていました。過去には同様に経営品質協議会のセルフアセッサーを流しています。

そんな話をfacebookに書いたところ、「通信講座にすれば」とアドバイスをいただきました。

通信講座を受講し、確認テストで50%正解すれば更新可能です。迷った結果、通信講座で更新することにしました。


届いたテキストを眺めるとボリュームは160ページと薄いですし、内容的にも平易です。この内容なら勉強しなくても更新は問題なさそうな感じ。
ただ更新費用込みで支払っているし、もったいないのでまじめに勉強してます。


先日はチビクロをロボット教室に預けている間に流し読み。




今日は新幹線の移動中、勉強します。

テキストの内容からしてちょっと割高かなという気もしていますが、都内で更新研修を受講してたら、間違いなく飲んでるので、そこを含めると「通信講座の方が安価」という結論に至りました(笑)


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