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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

持続化補助金の検証で大切なこと

2018-05-16 06:47:00 | 中小企業診断士

早朝から、社長とメールのやり取り。
完全に24時間相談受付体制になってますな。



どうもkurogenkokuです。


持続化補助金の締切も近づき、商工会議所・商工会の皆さまは大忙しと言ったところではないでしょうか。
kurogenkokuは先週、持続化補助金の支援を終え、現在は創業補助金の支援に着手しました。補助金云々抜きにして、かなりの大型案件なので、金融機関との折衝も含め、かなりタイトな仕事です。


さて持続化補助金の話に戻ります。
いつもは他の経営指導員の成長の機会と位置づけ、ほとんど関与することはありませんでしたが、過去の不採択者が再チャレンジした場合だけは、kurogenkokuが計画書のチェックを行うことにしました。


経営指導員も「今度は必ず採択させる」と言わんばかりの意気込みで、その努力は計画書を見るに良く伝わってきます。
一方、一歩離れたところから申請書を読み込むと、「現状分析⇒経営課題の抽出⇒課題解決の内容」に論理的つながりの弱さも感じられました。


持続化補助金は経営計画書なので、以下のとおり対処することが必要です。

■様式2
・現状分析(企業概要、顧客と市場分析、商品サービスの強みの分析、加えて競合の分析も)
・課題の抽出(経営方針、今後の目標設定、今後のプラン)

■様式3
・様式2で導き出された「課題」を補助事業でどう解決するか説明
・補助事業の成果は様式2で設定した経営目標をクリアできるものか説明


こんなイメージです。
「現状分析⇒課題の抽出」が正しくできていないと、「なぜその補助事業にお金が必要なの?」という疑問がついて回ります。


残りわずかの時間になりましたが、この点だけはしっかりと検証してくださいね。


「もっと早く書けよ」とか突っ込まないでください(笑)


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社長には厳しく。でもリスペクトだけは忘れないこと。

2018-05-15 00:17:00 | 中小企業診断士

昨日は全く意味不明な会に誘われました。


どうもkurogenkokuです。


先日の研究会。
kurogenkoku主宰の研究会は診断士が7割。あとの3割は様々な属性の方が参加しています。

うち2名は支援先の社長です。

その社長が懇親会の席でこう言いました。


「kuroさん、めちゃくちゃ厳しいんです」



そうなんです。
社長に対してはめちゃくちゃ厳しいと思います。


支援を依頼するのであればそれなりの覚悟は求めます。


kurogenkokuは自分の時間をすべて犠牲にして仕事をしていますので、社長にも同じことを求めます。
宿題がダメならダメ出しします。ちょっとしたことで浮かれていたら、雷を落とします。


なぜなら・・・。


支援先を潰したらいけないからです。


中小企業の99%は社長の出来で決まります。
現実世界において、中小企業診断士試験で出てくるようなきれいな事例はほとんどありません。


中小企業経営は泥臭いのです。


それがわかっているからこそ、社長を正さなければなりません。



それでも必ず意識していることがあります。

それは・・・。


「社長をリスペクトすること」です。



kurogenkokuはサラリーマンですから、自分の会社がつぶれても、ゼロからスタートすることができます。

でも、中小企業の社長は私財をなげうって、しかも借入に対して連帯保証をしてまで事業を回しているのです。
独立している人ならわかりますが、社員を雇用し、給与を払うのは並大抵なことではありません。


それができるのが社長なのです。

ある社長は言いました。

「社長とは人を幸せにできる唯一の仕事である」


だから社長を潰してはならないし、リスペクトするのです。

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【912冊目】ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件

2018-05-14 06:36:00 | 読書部

kurogenkokuです。
912冊目は・・・。

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【kindle版】
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ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件
楠木 建 著  東洋経済新報社

経営革新計画、ものづくり補助金、持続化補助金等々の支援をしていて、「腑に落ちる計画書」には必ずストーリーがあります。
そのストーリーに関連して、競争優位を階層別に紐解き、解明しているのが本書。知る人ぞ知る良書で、いまさら紹介するものではありませんが、再読してみました。

【参考】競争優位の階層
レベル4(クリティカル・コア)
レベル3(戦略ストーリー)
レベル2(組織能力)(ポジショニング)
レベル1(業界の競争構造)
レベル0(外部環境の追い風)


現在、kurogenkokuが関与している支援先は業績の良い会社が多いのですが、その要因がどこにあるのか、本書をもとに分析してみるのもまた面白いです。


【目次】
第1章 戦略は「ストーリー」
第2章 競争戦略の基本論理
第3章 静止画から動画へ
第4章 始まりはコンセプト
第5章 「キラーパス」を組み込む
第6章 戦略ストーリーを読解する
第7章 戦略ストーリーの「骨法10カ条」
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経営革新計画研究会 2018年5月

2018-05-13 08:41:00 | 中小企業診断士

今度は〇〇を借用して研究会を開催してみたいです。


どうもkurogenkokuです。


昨日もまた都内某所で経営革新研究会を開催。
今回は「官民連携」をテーマに2名の大物講師を招聘しました。いま日本の自治体の中でも、その取り組みが特に注目されている埼玉県横瀬町の首長様です。

■第一講 横瀬町長 富田能成様
 小さな自治体の生きる道として、町長様が考える横瀬町のビジョン、課題、取り組んでいることなどをご講演いただきました。
その中で町の活性化として期待される「よこらぼ」の紹介。また横瀬町をひとつの企業体としてみた場合、リーダーとしてかくあるべきか、非常に参考になる話でした。

■第二講 横瀬町副町長 井上雅国 様
井上副町長様は、金融機関、外資系コンサルタントなど異色の経歴の持ち主です。民間時代に思い出に残る出来事、副町長になった経緯などをお話しいただいた後、民間と行政の違い、これからの行政のあるべき姿など、様々な角度からお話しいただきました。


今回は・・・。
ほんと密度が濃かったです。

質疑応答の時間(20分)もそれぞれあと1時間くらいあってもいいくらい、活性化しました。
放っておいたら本当に消えてしまう小規模自治体。これまでのやり方にとらわれず、新しい仕組みで解決していく。これってまさに経営革新そのものです。



ダメ元で依頼しましたが、快く引き受けていただき、さらに懇親会までご出席いただいた両講師には感謝の言葉しかありません。


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ある社長からのメッセージ ~支援冥利に尽きます~

2018-05-12 08:05:00 | 中小企業診断士

今日は経営革新研究会。
大物ゲストを2名招聘し開催します。お忙しいところ、講師を引き受けていただき、感謝感謝です。


どうもkurogenkokuです。


昨夜、ある社長からメールをいただきました。
持続化補助金の支援先です。社長が考えている計画をたたき台にして、1時間ほどディスカッション。それを持続化補助金の計画書に整理し、メールで送ったところ、このような返事がきました。
⇒企業が特定されないよう、一部だけ取り上げます。

************************
(中略)
素晴らしすぎて、何度も読み直してしまいました。
自分で気づけていない、当社の強みや展望が、先日お話を聞いてもらったところから、全て裏付けられ、整理され、説得力のある言葉へと変わっていることに感動しました。
(中略)
事業を始める前からkurogenkokuさんにはお世話になり、しかし〇〇社のような強いパイプが無かったため、事業が始まってからは勝手に疎遠になった気がしていましたが、資料を読ませていただき、ずっと見守って頂いているのだと嬉しくなりました。
資料に刺激を受けて自分の想いを長々と書かせてください。すみません。
(中略)
ですので、近い将来、海外を見据える事が、〇〇社の秩父を背負った使命と考えるようになりました。
海外へ秩父の〇〇として出ていく時に、日本の中でまだまだ実績の少ない〇〇〇を大きな武器にしたい。
そしてこれは、国内だけでなく海外を見ても、秩父以外ではできないことだと思っています。
(中略)
こんな夢ばかりを見るようになってしまったので、企業としては始められたから良かったではいけなくなってしまいまして。
要するに、kurogenkokuさんのお力を、アドバイスを、これからも頂きたいです。
もっと着実に成長していける企業になりたいです。
頂いた資料で、テンションがあがってしまい、長々と失礼いたしました。
************************


たった一回の面談、そしてメールのやり取りで、社長のモチベーションはここまで変わります。
実はこの会社、創業支援はkurogenkokuがしたものの、たまたま事業所が秩父商工会議所のエリア外になってしまいました。ところが「どうしてもkurogenkokuの支援が受けたい」と秩父商工会議所エリア内に営業所をつくって入会してきたのです。
また某金融機関が全面的な支援を約束していて、面談には支店長も立ち会いました。

これが企業支援です。

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