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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

【485冊目】アンネの日記(増補新訂版) 

2014-02-23 10:54:00 | 読書部

kurogenkokuです。
485冊目は・・・。



アンネの日記(増補新訂版)
アンネ・フランク 著 文春文庫

ここ最近、東京都内で「アンネの日記」を破るといった恥ずべき事件が起こっていますが、今年のお正月番組の中で池上さんが本書のことを紹介していたため興味を持ち読んでいました。
事件後に読み始めたという訳ではありません。

『アンネの日記』には自分用と公開用の2種類があるが、さらに父親が削っていた部分を再現した「完全版」というのもある。今回の(増補新訂版) 新たに発見された五頁を追加したものです。


ドイツのフランクフルトで裕福なドイツ系ユダヤ人家庭に生まるも、ユダヤ人迫害を逃れオランダのアムステルダムに移住。一家は隠れ家生活に入ります。

アンネ・フランクはナチスや社会への痛烈な批判、ときに両親に対しても噛みつきます。
13~15歳に書いた日記です。思春期独特の恋愛感情や性への関心などが描写されていて「女の子らしさ」というのも垣間見られます。

日記は最後にとぎれてしまいます。1944年8月4日、密告により連行されてしまうわけです。

日記はもちろんのこと、そもそも同じ人間なのに迫害されるってどうなのだろうか。
考えさせられる名著です。


【目次】
 はじめての日記帳
 学校生活
 <隠れ家>へ
 ファン・ダーン一家
 <隠れ家>の暮らし
 事件続出
 八人めの住人
 悲惨な外の世界
 みんなと衝突する
 泥棒騒ぎ
 苦しくなった生活
 しつけの問題
 空襲
 <隠れ家>の時間割り
 イタリア降伏
 万年筆の思い出
 悲しい夢
 反省
 ペーターとペーテル
 心の成長
 春のめざめ
 ペーターへの思慕
 おとなへの反発
 自分を見つめて
 腐った野菜
 ペーターと話す
 <隠れ家>の話題
 あこがれ
 息詰まる恐怖の一夜
 はじめてのキス
 父との話し合い
 忙しい毎日
 つのる不安
 上陸作戦開始
 光ほのかに
 ふたりのアンネ

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私的災害復旧支援論

2014-02-22 11:16:00 | 中小企業診断士

ちょっと前からこのブログをご覧になり、どうしても私に会いたいという方がいました。昨晩はその方と食事会を開催しました。
お会いするのは初めてだったのですが、非常に近いところでつながりがあったのがこれまた不思議な縁。とても前向きな話ができ私も元気になりましたよ。


どうもkurogenkokuです。

さて災害復旧のための支援メニューが打ち出されました。
従前からあるものを並べただけじゃないか一生懸命考えていただいた施策なんでしょう。
これではほとんど意味が無い基本的にはこの支援策を活用していく方向になりそうです。


上記の支援策が使える企業であればいいのですが、その支援策に該当しない企業の支援は個別に折衝しなければいけません。
建物損壊で設備資金が必要な方はこれからたくさん出てくるでしょうが、それ以前に危機迫っているのが運転資金の問題です。もともと手元資金が充分とはいえない企業の営業活動がストップし、一時的にでも支払い不能な状況に陥ってしまったらどうなるでしょうか。


財務省関東財務局長と日本銀行金融機構局長から各金融機関宛に送付された「2月14日からの大雪にかかる災害に対する金融上の措置について」によれば、「1.金融機関(銀行、信用金庫、信用組合等)への要請」の中に下記のような記述があります。
*************************
(8)災害の状況、応急資金の需要等を勘案して、融資相談所の開設、融資審査に際して提出書類を必要最小限にする等の手続きの簡便化、融資の迅速化、既存融資にかかる返済猶予等の貸付条件の変更等、災害の影響を受けている顧客の便宜を考慮した適時的確な措置を講ずること。
*************************

既存融資にかかる返済猶予等の貸付条件の変更について柔軟に対応していただくのはありがたいのですが、すでに条件変更を行なっている先が営業活動が一時的に停止し追加融資が必要になるケースは結構多いです。
ここに登場する「等」という一文字や、「災害の影響を受けている顧客の便宜を考慮した適時的確な措置」をどう読み解くかが鍵になります。


話は変わり「金融検査マニュアル(別冊)」にはこんなことが書いてあります。




*************************
(検証ポイント)
外部要因による一時的な影響により経営改善計画を下回った場合について
(解説)
1.例えば、売上減少などにより大幅な債務超過が継続している債務者が、経営改善計画等を作成していても、その後の経営改善計画の進捗状況が計画どおり進んでいない場合には、経営破綻に陥る可能性が高いとして、破綻懸念先に相当する場合が多いと考えられる。しかしながら、経営改善計画等の進捗状況の検証を実施するに当たっては、計画の達成率のみをもって判断するのではなく、計画を下回った要因について分析するとともに、今後の経営改善の見通し等を検討する必要がある。
2.本事例の場合、暖冬に加え人工降雪機の故障なども重なったことから、スキー場はほとんど営業することができず、その影響からロッジの経営も計画比3割程度と大幅な未達となったが、1年目、2年目は計画比で9割程度の実績で推移していること、また、来期からスキー場では最新の人工降雪機を導入し、暖冬の際にも対応できる対策をとっていることから、来期以降は、計画比で8割以上の達成が見込まれる状況である。よって、今期は計画比で大幅な未達となり、当初の経営改善計画自体は今期の低迷により、計画期間が2~3年程度延びることになったが、そのことをもって直ちに破綻懸念先とはならず、来期以降、計画に沿って業況が安定的に推移し改善が見込まれるならば要注意先(その他要注意先)に相当する可能性が高いと考えられる。
3.なお、中小・零細企業等の事業計画は、企業の規模、人員等を勘案すると、大企業の場合と同様な精緻な経営改善計画等を策定できない場合がある。債務者区分の判断に当たっては、今後の業況見通しや借入金の返済能力の判断について、事業計画の達成状況や計画期間の延長のみではなく、例えば、本事例のように、事業計画どおり進んでいない原因を分析し、今後の債務者の収支見込等が、現実的なものかを判断する必要がある。
*************************


そんな状況下において、今週は3つの銀行の支店長さんに接触し、今回の雪害への対応を巡りいろいろな話をさせていただきました。


経営改善計画も提出していないし、経営改善に全く取り組もうとしていないような企業について救ってくれとか言うつもりはありません。
例えば条件変更は行なっているが経営改善計画の進捗は順調に推移していた。それが今回のような一時的な影響を受け、計画半ばで追加の資金需要が発生した。こんなケースについては国や県が提示した支援措置云々にかかわらず、本来銀行が発揮すべき社会的使命感をもって取り組んで欲しいと言っているだけです。



支店長さんはみな言葉に詰まりましたが、こういう時こそリスクを恐れず情熱と信念をもって企業支援にあたれる銀行と手を組みたいんですよね・・・。
平成25事務年度中小・地域金融機関向け監督方針にある「(2)成長可能性を重視した金融機関の新規融資の取組みの促進」はまさにここを意味しているんですけど(ぼそ


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このブログもこれでちょうど4,000エントリーです

2014-02-21 06:18:00 | 中小企業診断士
メダルは取れなかったけど、メダリストのように、もしかしてそれ以上に感動を与えてくれた。

浅田真央ちゃんと上村愛子さん。

共通しているのは2人とも最後は笑顔で終わっていること。メダルが取れなかったのは残念ですが、それでも本当に良かった。




どうもkurogenkokuです。


このブログもこのエントリーがちょうど4,000件目。
よくも毎日(1日だけ休みましたが)、9年以上も書いているなと。やっぱ非常識人です(笑)


継続することだけが強みってわけではないですけど、休むと書かなくなってしまうのでどんな小さなことでも記録に残してきました。あとになって「あの出来事、いつのことだろう」と調べるにはほんと便利です。完全に日記ですな。ほかの人からは「生存報告」になっているとかも言われてます。
自分の場合、いい話やいい記事を書こうと思うと続かなくなるので(というよりためになる記事があまりかけないので)、力まずなんでも書いてきましたが、それでも毎日見てくださっている方がいて、いきなりブログの話をされるとちょっとうれしかったりもします。


もうブログなんてやめちゃった人がほとんどだと思いますが、気が滅入らない限りは続けます。
いまは1日100アクセスも無いですが、昔は1日500アクセス以上ありました。


ちなみに一番アクセスの多かった(2800くらい)エントリーはこれです。

「2次筆記試験の結果 ~最後の挑戦~」
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/1222.html


コメント (2)
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42歳の誕生日と41歳最後の日と

2014-02-20 00:19:00 | 中小企業診断士

めでたく?
今日で42歳になりました。

どうもkurogenkokuです。


それにしても追い討ちをかけるようにいろいろなことが起こります。そんなわけで家族揃っての誕生会は土曜日にやることにしました。いまは困っている人のためにできるかぎりのことをやります。




その企業にとって有利なカードを切りたくても、選択肢が少なすぎる。選択肢をなるべく多くつくろうと、昨日はいろいろな部署に電話をかけまくりました。

「今すぐ活用できる支援策は何?」
「こんな支援策をつくって欲しいんだけど、どうしたらできる?」

ただ指をくわえて待っているだけでは何にも始まりません。
無理を承知でお願いしているので「kuroさん、さすがにそれは・・・」と言われましたが、それでも「何とか頑張ってみます」と回答してくださった〇〇さん、その対応に感謝するとともに期待もしています。



夕方、事務所に戻ると、中小企業庁や国会議員からメールやFAXが届いていました。
「これ読んだ人、手続きに必要な様式がどこにあるか調べたか」と尋ねると、すぐにI君が調べていつ相談が来てもいいように準備してくれました。

我々はサービス業であって顧客(会員企業)満足のために最善を尽くさなければなりません。今回のようなひとつひとつの行動の積み重ねによって、我々が企業にとってなくてはならない存在になるんだと、強い信念を持って仕事をしましょう。


42歳は厳しくも明るくいきます。たぶん(笑)


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倒壊した工場の補修や営業困難による資金繰りの相談が出始めました。

2014-02-19 06:03:00 | 中小企業診断士

世の中、???的な出来事が多いですね。事実関係がよくわからないので、個人的なコメントは差し控えますが。


どうもkurogenkokuです。


市内は建設業者の方々、心ある住民の皆様などの努力により、徐々に除雪がすすんできましたが、山間部はまだまだです。道路、情報は寸断、生活に必要な物資もいつ届くかわからない中、不安な生活を送っている知人、友人がいるかと思うと早く何とかしてくれと思うばかりです。昨日、自衛隊が現地入りしたというニュースが入りましたが、どう考えても遅い。プロセスについてどうこう言える立場に無いのでその議論には参加しませんが、困っている人が早く助かりますようを祈念するだけです。



除雪が進むにつれ、倒壊した工場の補修や営業困難による資金繰りの相談が出始めました。これからどんどん増えてくるものと思います。
どの程度の災害指定になるかで、支援メニューは大きく変わってきますが、昨日現在、具体的な動きは決まっておりません。
業種の違いや個々の企業のおかれている状況によって、とるべき解決策は当然異なりますので、その企業にとって最善な策はご提案できるように、他の経営指導員と考えます。

身体は使ったので、今度は頭を使って復旧活動に貢献したいと思います。


【追伸その1】
このような緊急事態ですから、非会員でも一生懸命支援はしますが、支援終了後はちゃっんと入会してもらおう。でもそういう人に限って「あまりお世話にならないから」とかいって入会を断るんだろうな(ぼそ

【追伸その2】
近いうちにお役所様から被害に関わる相談状況を毎日報告してくれとか依頼が来るんだろうな。始まってもいないうちに言うのもおかしいですが、こういうわずらわしい作業が支援現場を一番苦しめるので本当にやめて欲しいです。「相談件数は自分で数えにきてくれ」とSOSをだそうかな。。。


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