kurogenkokuです。
郡山から帰ってきての感想。
「秩父は暑い・・・」
気温は5℃以上違います。
さてさて研修のこと。
パネルディスカッションですが、燕商工会議所の事例が最も響いたかな。
【磨き屋シンジケート】
http://www.migaki.com/
担当のTさんとは以前から面識がありましたが、ここまで(年商10億円)成長させたのはスゴイです。
売れなければ地域ブランドなんて創れないとおっしゃっていましたが同感です。燕はブランド力のある相手とのコラボレーションによって徐々に燕ブランドを確立し成功しました。補助事業で商品開発しても地域ブランドと呼べるほどヒット商品になっている話はあまり耳にしません。そういった点でも燕の事例は参考になると思いました。
その後、基調講演では常磐興産株式会社の斎藤会長の貴重な話を拝聴できました。
3.11の震災時、東京本社にいた斎藤会長(当時社長)。当時のことを赤裸々に話してくださいました。
お客様と従業員の食料3日分の蓄積があることを確認し、斎藤会長はこう言ったそうです。
「お客様と従業員の安全を第1に考えて行動をとりなさい。すべてあなたの判断で意思決定してよい。本部に都度報告しなくてもよい。」
通信回線が混雑しており、現地と東京本部で思うようなコミュニケーションが取れません。逐一社長に判断を仰いでいたのでは到底間に合わない。だから「お客様と従業員の安全を第1に考えること」だけを判断基準とし、すべてを現場に任せた。これもひとつのリーダーシップではないかと思います。
現にその時、ホテルにいた記者がこんな本を書いています。
【フラガール3.11】
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これは読んでみたいです。
震災危機を救ったのは同社の企業風土のおかげとしながらも、このまま仲良し倶楽部になっては企業は長続きしないと、先月の株主総会であえて外部人材を社長に登用。
危機管理もそうですけど、それ以上に企業経営における人や組織の重要性を学べた素晴らしい講演でした。
そんなこんなで非常に充実した2日間。
来年はどうしようかな・・・。