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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

問題を引き起こしている原因が会社の中にあれば良いのですが、外にあるとしたらやっかいです。

2013-03-26 06:38:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
問題を引き起こしている原因が会社の中にあれば良いのですが、外にあるとしたらやっかいです。

変な言い回しで始まりましたが、「問題を自分のことと認識していない経営者に対しては助言のしようが無い」と言い換えればしっくりくると思います。

ある経営者の話を聞いていると、業績悪化の原因を、景気のせいにしたり、取引先のせいにしたり、商工会議所のせいにしたり。。。
商工会議所のせいであれば我々が頑張ればどうにかなる話ですが(笑)、それ以外の場合はいわゆる他力本願でしか回復の見通しは立ちません。資金繰りに窮する中で、景気回復や取引先の業績向上を待っているようでは・・・。


一方、会社の中にその問題を認識している経営者。
こちらについてはそれに対する処方箋を提案すればまだまだ自力で解決する可能性があります。


往々にして後者のほうが財務内容が良かったりするのですが。
こういう相談はよくありまして、言うまでもありませんが後者のようなケースが増えてくれるとありがたいです。


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【391冊目】世界の経営学者はいま何を考えているのか

2013-03-25 05:14:00 | 読書部

kurogenkokuです。
391冊目は・・・。



世界の経営学者はいま何を考えているのか
入山章栄 著 英治出版

「アメリカの最前線で活躍するほぼすべての経営学者がドラッカーを読まない」という日本人には信じられないところからはじまります。
理由は「名言であっても科学ではない」から。「世界の経営学者はいま何を考えているのか」のキーワードとして「科学」があげられます。


また現代の経営学者の中ではポーターの競争戦略は通用しなくなってきているとされています。
ポーターの競争戦略は守りの戦略。近年ではハイパーコンペティションが進展し、競争しない戦略では競争優位が持続できない。ゆえに攻めの競争行動が有利になる可能性がある。それをデータに基づき解き明かしていく。

ほんの一部の紹介になりますが、こういう内容の本はこれまで読んだことがなかったので、大変興味深く感じました。



【目次】
PART1 これが世界の経営学
 第1章 経営学についての三つの勘違い
 第2章 経営学は居酒屋トークと何が違うのか
 第3章 なぜ経営学には教科書がないのか
PART2 世界の経営学の知のフロンティア
 第4章 ポーターの戦略だけでは、もう通用しない
 第5章 組織の記憶力を高めるにはどうすればよいのか
 第6章 「見せかけの経営効果」にだまされないためには
 第7章 イノベーションに求められる「両利きの経営」とは
 第8章 経営学の三つの「ソーシャル」とは何か(1)
 第9章 経営学の三つの「ソーシャル」とは何か(2)
 第10章 日本人は本当に集団主義なのか、それはビジネスにはプラスなのか
 第11章 アントレプレナーシップ活動が国際化しつつあるのはなぜか
 第12章 不確実性の時代に事業計画はどう立てるべきか
 第13章 なぜ経営者は買収額を払い過ぎてしまうのか
 第14章 事業会社のベンチャー投資に求められることは何か
 第15章 リソース・ベースト・ビューは経営理論といえるのか
PART3 経営学に未来はあるか
 第16章 経営学は本当に役に立つのか
 第17章 それでも経営学は進化しつづける



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城西支部研究成果発表会に参加してきました

2013-03-24 18:53:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
土曜日は東京都中小企業診断士協会城西支部の研究成果発表会に参加してきました。




kurogenkokuが城西支部の事業に参加するのは3年3ヶ月ぶり。
「城西支会プロコン養成塾(JOPY)」で事例発表して以来でした。
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/2474.html


昨日の研究成果発表会では15名の中小企業診断士が各々が所属する研究会の取り組みについて発表。
⇒会場が2つに分かれていたのですべて拝聴することはできませんでした。

感想は・・・。

正直に言えば、やや「総花的」な内容のプレゼンが多かったかな。どちらかというと教科書的な内容が多く、突っ込んだ支援事例が少なかったのが残念です。。。
ただ「中小企業の採用と人材育成」についてと題して発表された中小企業診断士のO先生の事例は、自身の経験や現在経営する事業会社の内容をもとに、中小企業が新入社員の採用や育成についての考え方や当該企業が抱える課題などをわかりやすく解説してくださり、日頃中小企業支援に使えそうな有意義なものでした。


終了後の懇親会には70名以上の診断士が参加。
久し振りに顔を出しても温かく迎えていただき感謝しています。




2次会はプロコン養成塾のOBで盛り上がりました☆



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人脈は宝

2013-03-23 07:08:00 | お仕事・私生活

kurogenkokuです。
昨日はうちの職場のK君の送別会をやりました。
K君は4月から新しい職場に移りますが、きっと活躍してくれることでしょう。

K君にはわずかではありますが「経営支援」ということについて教えてきました。そしてようやく花が咲きだした。そんな彼が去っていくのはやはり寂しいことですが、彼にとって時間的にラストチャンスだっただろうし、彼が真剣に考えて選んだ道ですから全力で応援したいと思います。
とはいっても彼が働く先は我々と深くつながっているところでもあります。いろいろな機会で顔を合わせることもあるでしょうし、お互い力を貸したり借りたり、そんな関係はこれからも続くでしょう。

ですから彼に「送別」の言葉は贈りませんでした。


人脈は宝。
これからも引き続きよろしくと言いました。






写真は2次会。ちと飲みすぎたか。今日は診断士協会の事業に参加します。もちろん飲み会つきです(笑)

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中小製造業の景況感が芳しくないんです

2013-03-22 05:13:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
アベノミクスで景気上昇気運が高まっていますが実際はどうなんだろう。中小零細企業の生の声を収集すべく現場を歩いていますと・・・。
秩父という田舎に住んでいるのでこれがすべてを表しているとはいいませんが、意外なのは「中小製造業の景況感が芳しくなかった」ということです。

これらは特に下請中小製造業に多く聞かれます。
理由は「材料費の高騰や社会保障費の負担増が予想される中、価格転嫁ができそうにない」から。

親会社と一体となって原価低減活動が行う。この取り組みはもちろん否定するべきではありませんが、仮にこの原価低減目標に原材料費等の上昇分が考慮されていないとしたら中小企業にとっては負担増につながります。多くの下請企業はここを懸念しています。
中小企業の経営努力ではどうにもならない“悲鳴”が聞こえてきます。

脱下請化、技術力の向上、生産の合理化、成長分野へのシフト・・・。
経営努力は当然行なうべきです。
景気対策により受注量が増加するというプラスの面もあります。

ただ社会的要因が及ぼすコストアップ分等については価格転嫁できるような仕組みが無いと厳しいなというのが、現場を歩いた感想です。

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