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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

采配の妙

2011-01-31 05:46:00 | お仕事・私生活

kurogenkokuです。
アジアカップが終わり、もの寂しい気がします。
そのアジアカップの話で。

オーストラリア戦の後半、日本が防戦一方になった時、ザッケローニ監督が切ったカードはMFの藤本選手を下げてDF岩政選手の投入。
5バックにして守備固めかと思った人がほとんどだと思います。もちろん自分もそうでした。

ところがDF長友選手が超攻撃的なポジションに。見た目にも良くわかりました。
この采配が決まり、その後はオーストラリアを圧倒・・・。

ハッピーエンドとなりました。


さすがザッケローニ監督といったところ。


で、今朝のニュースを見たら。

長友MF起用は選手案だった 優勝たぐり寄せた“ザック流”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110130-00000567-san-socc


あの起用は選手案だったんですね。
自分としてはあの場面で「選手の意見を尊重」ところに『采配の妙』をみました。


話は変わり「創志学園が史上最速の創部1年で甲子園出場」を決めました。
神村学園(鹿児島)を率いて準優勝した長沢宏行監督がやってきたこと、選手の大半が県外からスカウト(でいいのかな?)という要因もあると思いますが、それを差し引いても創部1年で甲子園出場というのはすごいと思います。

監督の力って本当に大きいと感じました。



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【210冊目】日本経済のウソ

2011-01-30 11:33:00 | 読書部
kurogenkokuです。
210冊目は・・・。



日本経済のウソ
高橋洋一 著  ちくま新書


難解な経済知識は抜きにして(というか自分自身それぼど経済知識がありませんので)簡単に言及すれば、著者は増収論者です。財政難に対しても増税の必要は無く、量的金融緩和政策によりデフレ脱却を図れば、経済成長により日本国家の健全化は実現できるとしています。

先日の日経新聞では日銀がとってきた金融政策について特集が組まれておりました。
本書にもありましたが、「日銀の独自性」がテーマです。
世界的に見ると中央銀行は手段の独自性は認められるが、目標の独自性は有しないというのが常識。にもかかわらず日銀は目標の独自性まで有している。目標は政府または政府と中央銀行が協力して設定すべきなのに、日本にはそれがない。
量的金融緩和が実現できないのはそこにあると、著者は強烈に日銀を非難しています。

診断士の1次試験の経済政策で「流動性のわな」を学習しました。
流動性のわなとは、利子率がゼロ近くまで下落すると投機的需要が無限に大きくなるという現象であり、貨幣供給量を増やしても、投機的需要が増えるだけで、金利水準は低下しない。すなわちこうした状況に陥っているときには、貨幣供給量を増やして金利を下げる金融政策は無効となると勉強しました。

素人的には「いまの日本では金融政策は無効になるじゃん」なんて思ってしまいますが、著者の主張は別です。

経済に影響を与えるのは「名目金利」ではなく、「実質金利」(名目金利-予想インフレ率)であり、名目金利が0でもデフレで予想インフレ率がマイナスのため、実質金利はプラスになり、アメリカと比べても高くなっている。
量的緩和は、予想インフレ率を高める効果があり、実質金利を下げる働きを持つとする。


つまり量的緩和は有効


ちなみに著者は「みんなの党」のブレインですが、そんな観点で本書を読むと政治的にも面白いと思います。




【目次】
はじめに----日本経済のウソと真実を見抜け
第1章 日本はなぜ不況なのか?---デフレ不況の経済学
 1. 日本はなぜデフレなのか?
 2. デフレは誰の責任か?
 3. 正しいデフレ対策とはなにか?
第2章 危機はいかに克服されるか?---危機克服の経済学
 1. これまで、どのようなデフレがあったか?
 2. 歴史からなにを学ぶのか?
 3. いかに金融システムを安定させるのか?
第3章 これからの日本経済はどうなるか?---国家再建の経済学
 1. 日本経済はどうなっていくか?
 2. 日本はなぜ正しい金融政策を行えないのか?
 3. 日本の未来はどうなるか?

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スマートフォン・クラウド活用セミナー

2011-01-29 17:03:00 | 中小企業診断士

kurogenkokuです。
昨日はスマートフォン・クラウド活用セミナーを開催しました。

kurogenkokuの所属するインターネット部会メンバーから本セミナーに関する要望があり、ダメもとでGoogleに問い合わせてみたところ今回の開催につながりました。
Googleの担当者にお越しいただくことはできませんでしたが、㈱NTTドコモ様とNECモバイリング㈱様にご講演いただくことができました。

クラウドとスマートフォンの相性は良いので、前半は㈱NTTドコモ様が法人向けスマートフォン活用事例の発表、後半はNECモバイリング㈱様がGoogle Appsを題材にしたクラウド活用事例をご紹介くださいました。


【Google Apps】
http://www.google.com/apps/intl/ja/business/index.html


頭に描いていた以上に活用の幅が広かったというのが感想です。
参加者からも非常に評価の高いセミナーになりました。


p.s
先日「気管支喘息」と診断されましたが、ここ数日は相当に息苦しく辛いです。
急激な寒さが良くないのかも。
とはいえ仕事MAXないまは、気持ちを強く持って乗り切らなければなりません。
コメント (4)
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『経営革新』をテーマとした交流会

2011-01-28 07:03:00 | 中小企業診断士
kurogenkokuです。
何度かブログで紹介していますが、当商工会議所では工業部会が中心となって、年に3回異業種交流会を開催しています。


会員企業の中から2名の講師を選定し、自社の取り組みを紹介していただきます。
開催ごとにテーマを決めます。
これまでは「新分野進出」、「人材育成」、そして今回は「経営革新」がテーマでした。
*テーマに即した企業の選定、講師との折衝、会の運営はkurogenkokuの仕事です。

昨日で6回目の開催になりましたが、82名に参加いただきました。第1回目が40名でしたから2年間で参加者が倍増したことになります。


さて本題に戻りまして、『経営革新』をテーマとした交流会。

1社目は、撚糸業から始まり、電子部品製造業、IC製造業、LED製造業と事業そのものの転換を行い脱下請を図った事例、2社目は自動車の内装部品の製造を行なっている企業がコア技術を背景に、バイオマスプラスチック製品の開発に成功した事例を発表していただきました。

全社レベルか製品レベルか。
対照的な2社の話は非常に参考になりました。



講演終了後は約40分間、グループに分かれて情報交換会を行います。
各テーブルにコーディネータを配置、コーディネータの進行により話し合いを行ないます。
講演を聴いた感想、経営革新に取り組む必要性、自社の取り組み事例などを共有します。また金融機関も参加されているので、経営革新に取り組む企業に対する評価なども質問しました。


経営革新をやってみたいという申し込みがあったのも収穫です。


ちょうど2年前に蒔いたタネが芽を出し、そして花が咲き始めました。来年度以降はその花が満開になるようにしたいです。

コメント (2)
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【209冊目】日本人へ リーダー篇

2011-01-27 06:38:00 | 読書部

kurogenkokuです。
209冊目は・・・。



日本人へ リーダー篇
塩野七生 著  文春新書


塩野七生さんは『ローマ人の物語』『海の都の物語』の著者として有名です。
本書は文藝春秋の連載を新書にしたものです。

ローマ・西洋の歴史に精通している著者が、気持ちいいくらいスパッと切り込んでいます。
歴史は繰り返すといいますが、過去の事実からいまを見つめる視点はとても重要だと思っています。

「戦争は血の流れる政治であり、外交は血の流れない戦争である」
「自己反省は、絶対一人で成されねばならない.決断を下すのは孤独だが、反省もまた孤独な行為なのである。」

名言は多いです。


【目次】

 イラク戦争を見ながら
 アメリカではなくローマだったら
 クールであることの勧め
 イラクで殺されないために
 継続は力なり
 「法律」と「律法」
 組織の「年齢」について
 「戦死者」と「犠牲者」
 戦争の大義について
 送辞
 笑いの勧め
 若き外務官僚に
 文明の衝突

Ⅱ 
 想像力について
 政治オンチの大国という困った存在
 プロとアマのちがいについて
 アマがプロを越えるとき
 なぜこうも、政治にこだわるのか
 どっちもどっち
 気が重い!
 「ハイレベル」提案への感想
 カッサンドラになる覚悟
 倫理と宗教
 成果主義のプラスとマイナス
 絶望的なまでの大国の狭間で
 帰国中に考えたこと

Ⅲ 
 歴史認識の共有、について
 問題の単純化という才能
 拝啓 小泉純一郎様
 知ることと考えること
 紀宮様の御結婚に思う
 自尊心と職業の関係
 文化破壊という蛮行について
 乱世を生きのびるには・・・・・・
 負けたくなければ・・・・・・
 感想・イタリア総選挙
 歴史事実と歴史認識
 国際政治と「時差」
 「免罪符」にならないために

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