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モトログ ~ある診断士の終わりなき挑戦~

常に挑戦者であることでkurogenkokuは成長を続けるとともに、人の痛みのわかる診断士を目指します。

運営管理(生産計画 part1)

2005-03-24 07:09:10 | Web研修
今回は生産計画について整理します。

【生産計画の内容】
生産計画は大きく基本計画と業務計画に分類できます。
(基本計画)
会社の方針に対応して、製品開発や工場建設、資材調達、外注利用などの計画を行うことです。

(業務計画)
日常の販売計画に対応して品種、数量、納期を決定する計画です。
業務計画は下記の順序で策定されます。
①手順計画
最適な作業の順序や作業方法を決定します。
②工数計画
負荷を工程ごとに決定し、人や機械の保有能力と比較し余力が最小になるように計画します。
なお 工数 =人数×時間 で求められます。
③基準日程
着手から完了までの基準となる所要時間を求めます。
④日程計画
納期や手順計画に基づき、着手日と完了時期を決定します。
なお個別生産方式においては期間山積計画法と時点計画法(ディスパッチング)の2つがあります。

【需要予測】
生産計画の策定にあたっては需要予測が必要になります。
需要予測の方法として代表的なものは以下のとおりです。
①移動平均法
過去のいくつかデータを平均し、その結果を参考に次期のデータを予測する方法です。
これはデータが日々激しく変動するような場合に役に立ちます。
  n期の移動平均 = 過去n期分のデータの合計 / n
②指数平滑法
指数平滑法とは、平滑化係数αを使って「重み」をつける方法です。
現在に近いほど平滑化係数αは大きくなります
たとえば今期の予測データをSe、前期の予測データをSe-1、前期の実データをS-1としたとき今期の予測データは
Se = α・S-1 + (1-α)・Se-1で求められます。

【線形計画法(オペレーションズリサーチ)】
線形計画法とは、1次不等式で表される制約式の範囲内で目的関数の最大値あるいは最小値を求める手法のことを指します。
制約条件下の最大解を求めることに適しており、最適化理論やオペレーションズリサーチから派生しています。
ここでは細かく触れませんが、興味のある方は「日商簿記1級」のテキストなどでご覧いただくとわかりやすいと思います。


次回も生産計画について学習します。

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事例Ⅳのフリーキャッシュフロー

2005-03-23 21:20:40 | 中小企業診断士
ここのところスキーばかり出かけていて、2次試験をめざす方々に水をあけられているかもしません・・・。
そこでちょっと事例Ⅳのフリーキャッシュフローの問題を振り返ってみたいと思います。


事例Ⅳの問題はこちら
http://www.nipponmanpower.co.jp/add/train/cyuushou/answer2004-02/data_files/cyu_2nd_q4_041012.pdf

モトログ振り返り解答はこちら
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/65.html

【参考】そもそも企業価値とははこちら
http://blue.ap.teacup.com/motokuni/142.html


第3問のフリーキャッシュフローを求めさせる問題がありました。
受験校の解答を見ると85百万円か93百万円のどちらかで分かれています。

フリーCF = 営業CF - 投資CF で求めれば85百万円
フリーCF = 営業CF - 維持的投資 で求めれば93百万円

つまり「投資有価証券取得による支出」を含めるかどうかがポイントです。
残念ながら不合格となってしまいましたが私は本試験で93百万円と書きました。

法人税率さえわかっていれば、毎度おなじみの公式
フリーCF = 税引後営業利益 + 減価償却費 - 運転資本増分 - 投資CF
で求めることができます。

法人税率がわかっていない本問では
フリーCF = 営業CF - 投資CF と解釈するのが一般的でしょう。

しかしながら悩ましいのが与件に登場した「維持的投資5千万円」です。
どこのテキストを見ても「営業キャッシュフローから維持的投資を差し引いてフリーキャッシュフローを求める」などとは書いてありません。
にもかかわらず
フリーCF = 営業CF - 維持的投資
で求めたのは本試験中、投資CFから「投資有価証券取得による支出」を差し引くと「5千万円」になり、与件情報とピタリ一致することに気づいたからです。

ここで試験委員の菊井高昭氏の著書「企業ファイナンス入門」で興味深い記事を見つけました。
ちょっとご紹介したいと思います。
************************************************************************************************

フリーキャッシュフローの計算方法については、いまだ確定的なものはないが、日本経済新聞社が採用している公式、つまりキャッシュフロー計算書上の「営業活動によるキャッシュフロー + 投資活動によるキャッシュフロー」という公式がよく使われる。
しかし、投資活動によるキャッシュフローの中には、投資有価証券や子会社株式の取得・売却による収入・支出のように事業活動とは直接かかわりのないものも含まれており、このような収入・支出はフリーキャッシュフローの計算から排除すべきという考え方もある。

************************************************************************************************

まあどちらとも取れるような書き方ですが、わざわざ「投資有価証券や子会社株式の取得・売却による収入・支出のように事業活動とは直接かかわりのないものも含まれており、このような収入・支出はフリーキャッシュフローの計算から排除すべきという考え方」と書いていることから、やはり93百万円が期待された解答のような気がしています。
 

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運営管理(時間研究)

2005-03-23 06:57:48 | Web研修
今回は時間研究について整理します。

【標準時間の設定】
標準時間とは以下のように定義されています。
①標準作業方法
決められた作業方法と設備で
②標準作業条件
決められた作業条件のもとで生理的に有害な影響を受けることなしに
③平均熟練度と技能
要求される熟練度と適正を持つ作業者が
その企業で正常と認められる作業で、1単位の作業量をするために必要な時間

【標準時間算定のメリット】
・適正な一日の仕事量を算出できる
・作業の所要人員や所要機械台数が明確化できる
・製品の原価管理が可能になる
・作業者を訓練するときの目標となる

【標準時間の設定方法】
標準時間 = 正味時間 + 余裕時間
    = 正味時間 ×(1+余裕率)
     = 観測時間 × レイティング係数 × (1+余裕率)

*レイティング係数とは「特定条件下の観測時間を標準値に変換するための係数」です。

【作業測定の分析方法】
代表的なものは以下のとおりです。
①経験見積法
工場長などが経験的判断により求める方法です。
主観的になりやすく、見積り者の癖が出るといった特徴があります。

②実績資料法
実績時間を作業日報により算出する方法です。
容易に設定できるので中小・零細企業で多く採用されています。

③ストップウォッチ法
ストップウォッチで要素作業ごとに観測して行う方法です。
実績資料法より精度が上がり、比較的容易に出来るという特徴があります。

④PTS法(Predetermined Time Standard) 
作業を微動作レベルまで分析して、あらかじめ定められた時間値データ表より求める方法です。
詳細な時間見積もりが必要とされる場合に最適で、レイティングの必要もありません。

以上でIEに関する分野は終了です。
次回から生産計画や生産統制について整理します。

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運営管理(稼動分析)

2005-03-22 06:50:33 | Web研修
今回は稼動分析について整理します。

【稼動とは】
作業内容は「稼動」と「非稼動」に分類されます。
(稼動)
稼動・・・主作業をしている状態のこと
(不稼動)
段取り作業・・・稼動を行うために必要な準備作業
作業余裕・・・作業中に行われる機械の手入れや掃除など
職場余裕・・・打ち合わせ、手待ち、不良品の手直しなど
用達余裕・・・トイレやちょっとした休憩など
除外・・・雑談、喫煙など

【稼働率】
稼働率は以下で求められます。

稼働率 = (稼動状態のサンプル数 / 総サンプル数) × 100

なお、稼動分析における稼働率とは「人の稼働率」のことを指します。

【ワークサンプリング】
「瞬間観察法」とも呼ばれています。
あらかじめ設定した時刻に観測対象を瞬時に観測し、不稼動項目の要因分析を行います。
その改善手順は下記のとおりです。
①稼動(主作業)、付随作業、段取り作業、作業余裕、職場余裕、用達余裕、除外に分類
②全体に占める不稼動要因を分析、不稼動要因に大きく影響すると思われる項目を絞り込む
③不稼動因の中で一番多い項目を細項目に展開
④問題点を明らかにし、改善方法を検討する。


次回は時間研究について整理します。

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運営管理(動作研究)

2005-03-21 22:31:32 | Web研修
今回は動作研究について整理します。

【動作研究とは】
作業者の身体の動きを分析し、非効率な動作の排除や組換えを行うことです。
すなわち動作上の「ムリ・ムダ・ムラ」の排除が目的です。

【動作研究の種類】
動作研究の代表的なものとして以下を覚えておきましょう。
(両手作業分析)
文字通り作業者の両手の動きを分析する方法です。
両手の動きを
①作業
②移動
③保持
④手待ち
の4つに分類して両手が有効に活用されているか、疲労がたまったり危険な動作がないかなど分析していきます。
(サーブリック分析)
微動作分析と呼ばれ、ギルブレスによって提唱されました。人間の動作を18種類に分けて分析しています。
ギルブレスは作業を構成する動作を3つのグループに分けました。
①作業をする上で必要な動作(つかむ、使う など)
②第一グループを遅らせる動作(探す、選ぶ など)
③何もしていない動作(保持、休む など)
サーブリック記号で分析することによって、無駄な動き、不安定な動作を見つけだし、より効率的な作業方法を研究する手法です。
(メモモーション分析)
フィルム分析手法の一つです。
長時間にわたって低速で撮影するので、短時間での検討が可能になります。
(VTR分析)
VTRに撮り、作業を繰り返して観察、分析する手法です。

【動作経済の原則】
動作経済の原則とは「最も経済的な作業ができるようにするための法則」です。
①身体使用の原則
②設備及び配置の原則
③機械機器、設計の原則
の3つの原則を、基本動作の数を減らす 、動作を同時に行う、動作の距離を短くする、動作を楽にするという観点から改善していきます。


次回は稼動分析について整理します。

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