世界中から日々刻一刻と大事件の知らせが届く、米TVの報道専門チャンネル。
その最前線で働くプロフェッショナルたちが、
最新ニュース(どれも実際に起こった事件)をどう捉え、どう伝えるか苦悩し、
悪戦苦闘する姿を活写。濃密かつ洗練された極上のドラマ体験を味わえる。
ニュースの裏にある真実をどう捉え、どう伝えるか。時に激しい議論も辞することなく、
彼らは生放送を通じ、本物のニュース番組を生み出していく。
そんな話題の同番組だが、7月29日に全米で放送された第6話“Bullies” では、日本の原発問題と東京電力が取り上げられた。
あらすじは、急遽ニュース番組の司会者の代役を務めることになったオリヴィア・マン演じるスローンが、
旧知の仲である東京電力の広報担当者ダイスケ・タナカを生放送でインタビューすることになる。
放送前のオフレコのインタビューでは、福島第一原発の状況をレベル7と言っていたタナカだが、
いざ放送が始まるとレベル5としか認めない。そこでスローンがある行動にでる・・・というもの。(ストーリーはフィクション)
このエピソードで、東京電力の広報課長ダイスケ・タナカ役を演じたのは、
アメリカ在住の日本人俳優、松崎悠希(30)。
松崎は、高校卒業後、俳優を目指しニューヨークに渡り、映画「ラストサムライ」
「硫黄島からの手紙」「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」などに出演。
着実にキャリアを積み重ねている注目の若手俳優だ。
今回の出演について、松崎はTVグルーヴの取材に対し、
「アメリカのドラマに登場する東京電力の広報役なので、どうしても悪役かと思ってしまいがちですが、
組織と良心との間で板ばさみになり葛藤する、一人の人間として描かれています。
日本人が見ても、怒りと同情とが沸き起こって来る不思議な役ですので、ぜひご覧になって頂けると嬉しいです」
松崎はこの役を演じるにあたり、出演料を全額「福島県災害対策本部」に寄付したそうです。
犯罪ドラマと医療ドラマの多い中、
報道の舞台裏をテーマに視聴率よりも大切なモノを探るドラマです。
1シーズンが終わり、待ちに待った2シーズンが始まりました。
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