33 19世紀の70年代まで,ヨーロッパを中心とする世界の「平和」はイギリスの覇権のもとで,列強間の新たな対立をはらみながら,維持された。この時代の国際情勢は「パクス=ブリタニカ(イギリスの平和)」ともよばれるが,これについて述べた次の文①~④のうちから,正しいものを一つ選べ。〔88・本〕
①「パクス=ブリタニカ」のもとで,イギリスは海外で戦争を行わずに,自由貿易による世界貿易を拡大した。
②ヨーロッパの「勢力均衡」を乱したのは,オスマン帝国の衰退に乗じたロシアのバルカン進出であった。
③ドイツ統一後のビスマルクは対外膨張をはかり,国際緊張が高まった。
④アメリカ合衆国がモンロー主義を唱えたため,イギリス資本は中南米に進出できなかった。
正解 2
①この間イギリスは,中国・インドで積極的に戦争を行っている。
②この間ロシアのバルカン進出は,東方問題といわれる緊張をつくり出した。
③ビスマルクは,ベルリン会議を主催するなど平和維持に努力した。
④イギリス外相カニングはモンロー主義を支持して中南米に進出をはかった。
①「パクス=ブリタニカ」のもとで,イギリスは海外で戦争を行わずに,自由貿易による世界貿易を拡大した。
②ヨーロッパの「勢力均衡」を乱したのは,オスマン帝国の衰退に乗じたロシアのバルカン進出であった。
③ドイツ統一後のビスマルクは対外膨張をはかり,国際緊張が高まった。
④アメリカ合衆国がモンロー主義を唱えたため,イギリス資本は中南米に進出できなかった。
正解 2
①この間イギリスは,中国・インドで積極的に戦争を行っている。
②この間ロシアのバルカン進出は,東方問題といわれる緊張をつくり出した。
③ビスマルクは,ベルリン会議を主催するなど平和維持に努力した。
④イギリス外相カニングはモンロー主義を支持して中南米に進出をはかった。