北海道装甲戦闘車輌模型日記

趣味の戦車模型製作記。自身の模型生活の実体を見つめ直し、その傾向と対策を探る。

【雑記】硝子茶瓶

2010年01月27日 11時11分54秒 | 雑記
まったく模型と関係無いお話です。

先日、苗穂駅の近くにある「メトロノーム」と言うアンティークカフェに行ってまいりました。
カフェと言ってもドリンクのみで、食事は無し。
古い大衆食堂の建物の中には骨董品が所狭しとひしめきあってます。
ご主人によると「基本的に全て売り物」らしく、どっちかと言うとアンティークショップにおまけでカフェがくっついてる感じ。
店内はジャズが流れてとてもいい雰囲気。

江戸川乱歩が大好きなんですが、この店内で珈琲をすすりながら過ごしていると、小説の世界に迷い込んだような、不思議な非日常を感じさせてくれます。

商品はウン十万の大物からお手軽な小物まで様々です。
そんななかで、ひときわ目を引いたのがこの硝子製の茶瓶。汽車に乗りながら駅弁のお供にってゆうあれです。
どうやら戦前の物で、当時はみんな飲み終わった空の瓶を汽車の窓から放り投げてたらしく、数は少ないようです。
「御茶」「?道局(たぶん鉄道局)御用達」「???硝子工場」とエンボス文字がありますが、はじっこの方はすり減ってて判別出来ない文字もあります。
鉄道関係には明るくないのでよく解りませんが、気泡の入った硝子と全体のたたずまいは、何ともいえない味わいがあります。鉄板で作られた持ち手も非常にポイント高いですね。
3,000円そこそこと手頃な値段だったため即買いでした。

当時は誰も見向きもしない捨てて当たり前の物が、今はアンティークとして価値が出るなんて不思議ですね。
安かろう悪かろうの海外製品があふれる現代の日常品の中に、将来価値の出るものなんてあるんでせうか?

T-55A & MAZ-537G後期型(3)

2010年01月26日 13時51分52秒 | 
永らくかかりましたが、ようやく完成したです。

いやー、でかいっすね! ってか長い!
しかもフリウルやレジン製タイヤなんかでとにかく重い。

物差し変わりのフィギュアがちっこく見えます。さぞかし実物は迫力あるでしょうな。

ほとんどの場合、完成後クリアーケースに入れることを前提に作ってますんで今回も…って言っても
当然特大ケースじゃないとおさまりません。
探して入手したのは青島の艦船用大型ディスプレイケースW-700。ケースだけで約1万の出費です。
デフレスパイラルを断ち切るためには、これくらいはしょうがないですな。
ちなみにタイガーIやパンサーなんかはウェーブのT-case L、
キンタなんかの多少デカめのやつは河合商会のコレクションケースを使ってます。

物差しフィギュアはホーネットのメタル製。ちっこいくせに重たいの難点です。
いつものように足の裏に針金ぶっさして、洗濯ハサミを台座にして作業。
油断したら倒れたり転がったりします。

MAZ-537のほうの塗装もT-55とほぼ同じ感じでやってますので省略。
なんか、最後の方は集中力が切れてやっつけっぽくなっちゃいました。
やっぱり心が熱いうちに一気に完成させないとだめっすね…。とにかくデカいもんはしばらくいいやって感じです。
次は軽戦車にしようかしら?

















T-55A & MAZ-537G後期型(2)

2010年01月16日 14時18分59秒 | 
あけましておめでとうございます。

外はすっかり雪で覆いつくされてます。
北海道にいながらウインタースポーツは大嫌い、道路は鏡のように磨かれて車で移動するのも命がけ。
当然出かける機会も減ります。年明けは仕事量も薄いなどの理由で製作が進みます。
しかし、塗装ブースの排気管を窓から出そうとしても凍り付いて開きやしない。開くのは天気のいい日の日中のみ。
窓を開けると当然寒い、寒いとかみさんの機嫌が悪くなる、窓を開けないと塗料臭い、臭いとかみさんの機嫌がもっと悪くなる。
などと要所要所にアクシデントが用意されてます。
それらをくぐり抜けながら完成を目指します。

やっとこさ荷物になるT-55だけ完成。
今回、基本塗装はタミヤの缶スプレー(NATOグリーン)で。
その上から暗めのグリーン、明るめのグリーン(共に調色してスペアボトルにためてあるもの)と2段階にエアーブラシで塗装。
さらに、うすうすのホワイトを吹いてホコリっぽさを。
ここでゴム部分、ワイヤーなどの塗り分け&デカール貼り。
一旦ツヤ消しクリアーでコートして、油彩の焦げ茶色で全体をウォッシング、油彩のより黒に近い色で墨入れ。
鉛筆で剥げチョロを、パステルで雨だれを描いて、金属部分にエナメルのシルバーをドライブラシ。
最後にうすうすのバフで全体を薄くコート&脚廻りのホコリを吹いて完成です。