夢の中で逢えたら

来るはずのないメール
何度も確認して
ばかだね

もう嫌いになったのか
興味がなくなったのか
意識してそうしているのか

急にあなたが
空高い雲のように
うすくて消えそうな温度に

また今日もあなたの夢を見る
空想はせつないけど
夢はストーリーがある

あなたとの思い出を
夢の中で作っていく
今はそれが私の楽しみ

さあ眠ろう
楽しい夢なら
もう永遠に覚めなくてもいいよ

あなたを感じる場所へ

元気ですか？

私は抜け殻状態です

少しでもあなたを感じる場所に行きたい

あなたの面影に逢いたくて

逢いたくて・・・

気付いたら本屋にいました

唯一あなたに逢える場所かもしれない

だからしばらく通い続けるかもね

あなたは私を・・・

ごめんね

ずるいおとな

一番ずるいのは自分自身だ
ということに
今気付いたんだ

あなたが読んでいるのを知っているから
ここに残すことを

こんなずるいことを覚えたのは
あなたが教えてくれたんだよ

口では言えないけれど
こんなにも苦しんでいること
想っていることを

それを相手に伝える
そんなずるい方法

パソコンなんてメールなんて
なければいいのに

こんなものがあるから
人は気持ちを伝えるのが下手になるんだ

メールで想いは伝わる？
そんなの嘘だ
そう思いたいだけ

もうこれ以上
するがしこい
大人にはなりたくない

そろそろ

さいごに

よろこびの

なみだを

らぶりーな

しちゅえーしょんで

ようきに

うたおう

幸せを呼ぶくまさん

くまさんが笑うと幸せを運んでくれるんだよ

だから私は絶対幸せになれるんだ

女の子にとっての幸せとはやっぱり

ふわっふわのドレスを着れることで

けして裏切られることのない絆で

おばあちゃんになっても一緒に手をつないで

最期に笑って見送れる

そんな幸せをどうか下さい

傷恋

また一人傷つける
私は幾度繰り返すのだろう

自分の気持ちに正直に
それだけのこと

これ以上はもっと深い傷を
負わせてしまうから


もう本気で恋をすることは
できないのだろうか

あなた以外に

夕日が沈むように

夕日が沈むように
私の心の中にある赤い熱いものを
一緒に沈めよう

毎日陽は昇り
沈むけれど
全く同じものはない

日々変わるのだ
太陽も
人の心も

あなたの心も変わった
私の心も変わった
それは当たり前で

いつまでも
一緒にいることなんて
できないんだ

携帯のストラップを
一つはずすことにした
そんなふうに

少しずつ
あなたと私の鎖を
はずしていこう

信じないよ

もう忘れちゃったかな
私にとっては忘れることのできない記念日なのに

もうどうでもいいのかな
私がまんまと騙されたことに絶望したあの日

私は言葉なんて信じない
信じて裏切られたから

信じない
信じない

もう信じるものか

声のない約束

『い・ち・が・つ・か・ら・ほ・か・の・か・い・に・い・く・の？』

声がでない彼は私を指差し
文字盤で一生懸命伝えようとする


「なんで知ってるの？誰かしゃべったの？」


『ろ・う・か・で・だ・れ・か・しゃ・べ・っ・て・た』

聞こえたんだと身振り手振りで彼はいう


「うん。そうなの。ごめんね。ぎりぎりまで言わないでいようと思って」


『ク・リ・ー・ム・と・チョ・コ・ど・っ・ち・が・す・き・？』


「ん？なんで？ケーキでも買ってくれるの？」


ううん。と彼は首を振る。


『ぼ・く・が・つ・く・る・ん・だ。
ら・い・ね・ん・の・ク・リ・ス・マ・ス・に・つ・く・る・か・ら・さ』


「ありがとう！じゃあチョコレートがいいなー。楽しみに待ってるよ！」

じゃあねっと部屋をでる。泣きそうな顔を見られないように。


嬉しかった。応援してくれる人がこんな近くにいたなんて。
今度のクリスマス。私は今日のことを絶対思い出そう。

来年の今日。彼はこの世にいないだろう。
でも私はあなたの言葉忘れない。

あなたの知らないこと

ねえ知ってる？
1日何回もあなたを意識していること

ねえ知ってる？
誰よりも一番にメールの返事を出していること

ねえ知ってる？
あなたとどうしたら別れられるのか考えていること

ねえ知ってる？
どうしたらあなたとずっと一緒にいられるのか考えていること

知ってる？
どれだけ傷ついて苦しんでいるのか
どれだけ涙を流しているのかを

別れ道

いっそのこと
嫌いになってくれたら
楽なのに

嫌いになってくれますか
もう
君の事好きじゃあなくなったって

巣立ちの時

もうそろそろ
他の場所へ
飛び立っても
いいですか

近くにいないけど
あなたはいつも
私を操っている
見えない糸で

体は自由でも
心はしっかりとにぎりしめ
私を離そうとしない
あなたは無意識だろうけど

もう
巣立ちの時間です
全ては教わった気がします
そろそろ大空に

私を離してください
私はここにいてはだめなんだ
一人で羽ばたいていかないと
あなたなしで

どうぞ私を
見守っていて
時々夕暮れた日は
空を見上げてください

うそつきでごめん

昨日眠ってしまって電話に気付かなかったよ
おまけに充電切れになってたし
ごめんね

そんなうそを考えてる
ちゃんと起きてたけど
出る気にはなれなかった

もう
そろそろ気付いて
私は

心の中はいつも
決まっていて
他は考えられない

ごめんね
ごめんね
ごめんね

そう思いながら
誰かのメールを待つ私は
罪人だね

anniversary

きみをみつけたのは
ちょうど１年前

待ち合わせに急ぐ途中
目があって引き返した

なぜか２つ手にとってしまい
きみを記念の形として渡すことにした

あれからもう１年たったなんて
早いような　長かったような

もしも
あの時にもう一度戻れるなら

きっと私は
終電で帰るだろう

きみを携帯にぶらさげて
ゆらゆらさせながら

からっぽな気持ちで
家路に向かうだろう

何も見えない

言いにくかったこと
よく話してくれたね
ありがとう

どんなことを聞いても
嫌いになったりしないから
これからは教えてほしい

知らないでいるのは怖いこと
でもある意味
幸せなことかもしれない

それでも聞かなければ
何も見えないんだ
あなたが

私の存在が少しでも
あなたの力になるのなら
どうぞ私を削ってください

あなたが元気になるなら
笑顔になるのなら