闘病家族

突然の白血病宣告。 その日からパパとパパを支える家族の闘病記。

もう一年かぁ…

2009-11-30 12:56:00 | 日記
パパが急性骨髄性白血病になり入院してもう後1かっ月で1年になろうとしている。
この一年、季節感覚も曜日感覚もなく毎日、24時間なんかでは足りなくて目まぐるしく日々を過ごしてきた。仕事をしてる私は会社に状況を話しワガママを何度も聞いてもらっている。『ありがとうございます』
2歳と5歳の子どもは私の母が見てくれている。母がいなければ、パパの看病にも行けなかった。母には本当に感謝している。我が家のやんちゃ坊主たちにはばあちゃんは絶対の存在なのだ。
『ありがとう』
パパは入院して辛くてしんどい治療をしている。最愛の子ども達とも会うことできずかなり寂しい思いをしている。なのに私の前では泣き言ひとつ言わず常に私や子どもたちに気を使ってくれている。そんなパパに私は『もっと私に辛い時は何でも言ってほしい』と言った。『自分がわがままや自分本意に気持ちをママに伝えたらママを悲しませるだけ』と言われた。
『…。』言葉が出なく変わりに涙が出た。『ごめんなさい』パパの強くて優しい愛情で包まれてる私はなんて幸せなんだろう。パパと家族になれたことに感謝、感謝。
『ありがとう、パパ』
私にはたくさん『ありがとう』が言える人がいる。『ありがとう』を忘れず毎日恩返しをしよう。

反省中

2009-11-29 11:53:01 | 日記
パパは来週から本格的な移植前処置に入る。
今のうち子供たちと会わせておきたい。なのにチビたちは風邪ぎみ…
世間はインフルエンザが大流行中。
その為、主治医から『外出は今は大事をとって止めておきましょう』と。子供も私も楽しみにしてたのにショック。私は子供をかかりつけの病院へ連れていき、そして、パパの病院へと病院のはしご?!です。その後買い物、子供をお風呂に入れたり遊んだり。時間をおくれ~

子供も今は自我が出て言い出したらとまらない。
2人の子供たちは顔を会わばケンカしてワーワー騒いで挙げ句、泣いてしまう。私もがまんしてたがついにキレて怒鳴り散らしてしまった。
『ママはいつも遊んでくれないやん』
胸にグサっと突き刺さった。パパが病気になって子供たちとの時間がおろそかになってる…。反省、反省、反省。
ごめんね。 ギュッと二人を抱きしめて川の字で寝ました。
明日はバッティングセンターに行こうって約束して寝たので本日は朝から長男坊に思う存分、バットを振らせてきました!

準無菌室

2009-11-27 07:26:46 | 日記
昨日はヒックマン手術に準無菌室に引っ越しでした。
以前いた病院とは全然違い11階から見る景色は都会の景色でしかも我が家があるマンションも見える。室内も広くキレイ。
婦長さんに「お部屋はどうですか?」と聞かれパパは『ホテルのスィートみたいや』って。
婦長さん「そう言ってもらって嬉しいわ」と。

最近のパパは少し気持ちが大きくなったように思う。『上を見てもキリがなし、下を見てもキリがなし。こうやって治療ができてるだけ俺は幸せでありがたい。』
毎日『明日でいっか』と明日が当たり前のようにあると思ってる私と死に直面したパパとは器がちがうわ。自分が恥ずかしい。 日々をもっと全力で生きよう。パパのように、子供たちのように。

決定

2009-11-25 22:05:25 | 日記
末梢血幹細胞移植に決まりました。
放射線治療が出来ないためです。 でも、私的には放射線治療ってすごく怖かったので内心よかったって思ってます。
パパもドナーになってくれるパパ妹さんにもリスクが少なくって、私は勝手に末梢血幹細胞移植になって良かった。条件は全て整ったと思ってるんや。 12月27日は結婚記念日。その日に生まれ変わったパパになってたら奇跡だぁ~

移植のお話

2009-11-24 22:20:09 | 日記
今日は担当看護師と主治医から移植についての話しがあった。
当初の予定では造血幹細胞移植でしたが以前の治療の時に併発した間質性肺炎が気になるということで放射線治療を止め抗がん剤とステロイドで前処置に入り抹消血幹細胞移植になりそうだ。

話しを聞くと『いよいよ来たな』って背筋がピーンとなった。

パパのこと近くで見ていてパパが怖くなってるのがヒシヒシと伝わってくる。でも、私にはパパの生命力がズーンと伝わってきたよ。
大丈夫、大丈夫!