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くじら街の曲がり角

ふと頭に浮かんだ言葉をここに残そうと思っています。不慣れな部分も多々ありますがご了承ください。無断転載等は禁止です。

わたしのための靴を探して。

2020-09-04 21:38:00 | ポエム

たとえ壮美なドレスがなくても、


あなたの思うわたしに1番似合う色と


あなたの好きな花の名前を


おしえてくれるだけでいいの。




たとえ豪華な食事がなくても、


あなたの好きな紅茶の茶葉と


わたしの好きなベリーのスコーンと


静かな鳥のさえずりさえあればいいの。




たとえ舞踏会や音楽がなくても、


心が踊るような朝の目覚めと


パーティ開く小さな街と


ワルツのような人々の行き交いがあればいいの。




たとえ魔法が解けてしまっても、


あなたがわたしの髪に触れ、


わたしがあなたの髪を撫で、


明日の光を望める夜を


2人だけで祈りながら過ごせればいいの。




でもどうか、おねがい神様、


わたしを灰になんかさせないで。



他には何もいらないから、


わたしを1人にさせないで。



あの童話の少女のように、


ハッピーエンドで笑わせて。



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